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東京マルイ グロック17 GEN4

東京マルイ グロック17 GNE4 カスタム(初速アップ、サイト交換)

以前に東京マルイ グロック17 GEN4の箱出しレビューをしました。

東京マルイ グロック17 GEN4 レビュー(箱出し状態、初期ロット品)

今回はちょっとしたカスタムをしていきます。

基本的に前回のレビューで紹介した通りカスタムの必要性はほとんど無いのですが、個人的にグロックの純正サイトが苦手なのと分解ついでに初速を上げていくことをメインに進めていきます。

ではまずカスタムの方向性と調達部品から紹介していきます。

カスタムの方向性と調達部品

カスタムの方向性は、次の2点になります。

カスタム目標

見やすいサイトに交換

燃費に大きな悪影響が出ない範囲での初速アップ

でいきます。

目標に対して調達した部品が次のようになります。

調達部品

PDIさんのRAVEN インナーバレル グロック17用 97mm 内径6.01mm

宮川ゴムさんのホップパッキン ガスブロ用幅広タイプ EPDMゴム

ガーターさんのスチールナイトサイト グロック17 GEN4用

メイプルリーフさんのI key テンショナー

ストライクアームズさんのフローバルブスプリング ベリーハード

ベルハンマーグリス ゴールドグリース No.0

ベルハンマーグリス ゴールドグリース No.2

です。

基本的にフローバルブスプリングを強めモノに変えて発射側のガス吐出量を増やし、インナーバレル径を絞って初速を上げていきます。

ではカスタムを進めていきます。

スライド側の分解

まずはフィールドストリップ状態から始めていきます。

今回のカスタムに関係ないのですが、参考までにリコイルスプリングを分解していきます。

リコイルスプリング分解

リコイルスプリングの分解はアウターバレルと結合している部分のワッシャーを下げて各部品をとれば分解できます。

後は順に外していきます。

部品数が多くて順番を忘れてしまうことがあるかもしれないので参考にして下さい。

次にアウターバレルを分解してきます。

アウターバレルの分解

まずはアウターバレル全体を見ていきます。

まず、アウターバレルからインナーバレル一式を取り出すために次のネジを外します。

そうするとインナーバレル一式が取り出せます。

次にホップチャンバーを分解します。

ホップ調整ダイヤルの切り欠きをネジの位置に合わせて分解していきます。

これでバレル周り一式が分解できます。

次にブローバックエンジンを分解していきます。

ブローバックエンジンの分解

まずはスライドからフロントサイトを外していきます。

次にリヤサイトとブローバックエンジンを留めているネジを外します。

ここでブローバックエンジンを外していくのですが、スライドと嵌め合いになっていて簡単には外れません。

ここでブローバックエンジンの外し方のコツを紹介します。

次の写真のように排莢ポートを両手の人差し指で掴んで、スライドを広げながらノズルを親指で押していきます。

ノズルを壊さないように少しづつ力を加えて外して下さい。

そうするとブローバックエンジンが出てきます。

裏側

後はそのままノズルを外す事が出来ます。

残ったブリーチ

次にノズルの分解をしていきます。

ノズルはピンでフローバルブが留まっているのでピンを外します。

裏から見たノズル、ピンが見えると思います。

ここで注意点ですが、ピンを抜くときは必ずノズルの反対側に指を入れてフローバルブが飛んで行かないようにしながらピンを抜きましょう。

ピンが抜ければフローバルブが取り外せます。

これでスライド側は、完全に分解できます。

次にフレーム側の分解を紹介しますが、今回は実際に分解していないので簡易版の紹介になります。

もし良かったらガスブロの作動メカニズムの紹介をしているので良かったらみてください。

ガスブローバック式エアソフトガンの作動の仕組み スライド、ボルト編

フレームの分解 簡易版

まずはフレームの前側を外していきます。

外す部品が多いのですがまずトリガーリターンスプリング、ネジ、スライドテイクダウンレバーを外していきます。

次にフロント側の内部部品を留めているピンを抜いていきます。

これでフロントシャーシが取り外せます。

次にハンマー周りを外していきます。

まずハンマーを留めているネジを外します。

次にグリップ根元のピンを抜けばハンマーユニットが取り外せます。

これで分解できます。

もしトリガーやハンマースプリングの交換をしたくなったら、その時に詳しく紹介します(おそらくないと思う)。

ガスブロの作動原理トリガー、ハンマー、マガジン編を書いてみました。興味がある方は是非。

ガスブローバック方式エアソフトガンの作動の仕組み マガジン、トリガー、ハンマー編

気になる部品のチェックとカスタム

まずは個人的に一番、気になっていたブリーチを見ていきます。

軽量アルミブリーチを組み込みたいのですが、まだ、販売されていなくてグロック19 GEN3の軽量ブリーチが組めないのか悩んでいました(手に入れました、次回で組み込んでます)。

比較します。

上側

裏側

結果を先に述べるとブローバックのためのガスを受け止める部分の構造が違っていました。

またガスカットタイミングも異なるようです。

おそらくグロック17とグロック19でスライドの後退量が異なるための対応だと思われます。

これを専用部品にするとは東京マルイさんの本気度が解ります、凄い。

次に目玉の15mmのシリンダ径です。

あんまり燃費はよくないものの強烈なブローバックを生み出している基幹部品になります。

次に組み込むカスタム部品を見ていきます。

まずサイトです。

暗くすると少しだけ光りました。

次にフローバルブスプリングです。

左が純正、右がベリーハード

ストライクアームズさんのベリーハードスプリングは長さも巻き数も純正に比べ大幅アップしているので、発射側のガス吐出量が増加します。

次にインナーバレルです。

まずホップ窓の比較です。

左が純正、右がPDI

意外と純正のが窓部の加工は丁寧な感じがします。この窓部には多くの場合でエッジやバリがあるので、丸棒ヤスリで少し取ってあげましょう。

次にサイドビューです。PDIさんのは刻印がかっこいいですね。

次にバレル先端です。どちらも同じような感じです。

次にホップパッキンの比較です。

純正ホップ

宮川さんのパッキン

宮川さんのは二股タイプの突起になります。

宮川ゴムさんのパッキンの材質がEPDMなので油を吸うことがあるのでグリスの付けすぎ、シリコンスプレーのかけ過ぎに注意してください。

あまり油を与えると吸い込んで太ります。

一方で東京マルイ 純正のパッキンの材質ニトリルゴムは耐候性、耐オゾン、耐油などに強いです。ガソリンエンジンなどの油分が多い環境で使われることが多いゴムです。

最後のパーツのメイプルリーフさんのI-keyです。

かなり小さいパーツですが長掛けホップにしたいので取り付けていきます。

これらの部品を丁寧に組み込んでいきます。

ここで組み込みの注意点ですが、宮川さんのパッキンは純正に比較しゴムの硬度が硬めのため、ホップアームが負けてホップの突起が傾きます。

なのでホップアームを少しだけ曲げて真っ直ぐにホップの突起が降りてくるように調整する必要があります。

マルイさんの片持ちアームだとどうしても剛性が足りなくなることがあるので、社外のパッキンに交換する人はホップの降り方を必ずチェックした方が良いと思います。

調整すると次の写真のように真っ直ぐ降りるようになります。

後はブローバックエンジン内にベルハンマー ゴールドグリス No.0を塗って、それ以外の部分にNo.2グリスを塗って組み込んでお終いになります。

最後に交換したサイトです。

フレーム側にもベルハンマー ゴールドNo.2グリスを塗っていきます。

後は組んでスライドをガシャガシャと手で動かして、グリスを馴染ませてからはみ出た余分なグリスを拭き取れば終わりです。

次に実射性能を確認していきます。

実射性能確認

実射条件は、いつも通りでマガジンのガス満タンで表面温度30℃程度(人肌くらい)。

弾は、S&Tの0.2gバイオ弾でホップは、目盛り0で初速計測です。

ホップ0だとあまり変わりませんね。

おそらくバレルの長さが短いせいでガスの吐出量を上げてもこの辺りが限界になるのでしょう。

このような場合はホップを掛けていくと初速が上がることが多いです。

次にホップ量を目盛りMAXにしたときの初速です。

このまま連続で射撃した4発目の初速です。

純正状態に比較し安定して4m/s以上の上昇が達成できました。

完全に流速になっているので重量弾を使っても初速の落ち込みがかなり減っていると思われます。

初速計のレビューも良かったら覗いて見て下さい。

Xcortech X3200 MK3 クロノグラフ レビュー(説明書より詳しい使い方&特徴)

燃費

次に大切な燃費です。

まずガス満タンでのマガジン重量です。

ワンマガジン25発の射撃を連続で行った後の重量です。

25発で3g消費なので1発当たり0.3gの消費になります。純正の0.33に対して0.03gほど減少しているのがちょっと解せないです。

純正状態での測定が不味かったかグリスによる作動性向上で良くなったのでしょうか?

いずれにせよ一発0.3gだと悪くありませんが、良くもないと言ったところです。

次に作動の動画です。

東京マルイ グロック17 GEN4 カスタム

作動にもほぼ影響なしだと思います。

これでサイト交換ついでに初速アップが達成できました。

初速の測定、弾道確認は見やすさの観点からホワイトがオススメです(黒は見えない)。銘柄ははG&Gがお気に入りなのでお勧めします(東京マルイさんほど精度は良くないがコスパが良いです)。

・G&G バイオ弾 0.2g
安くて精度が良いので性能確認からサバゲーまで広く使っています。日本に入ってきた頃から使ってるお気に入りです(2008年くらい)。バイオの割に日持ちします

・G&G バイオ弾 0.25g
0.25gです。基本は0.25gでサバゲーしています。

まとめ

カスタムの結果、最終仕様は次の部品を組み込みました。

組み込み部品

PDIさんのRAVEN インナーバレル グロック17用 97mm 内径6.01mm
信頼と実績のPDIさんです。ホップ窓の形状が凝ってます。

宮川ゴムさんのホップパッキン ガスブロ用幅狭タイプ V2 シリコンゴム
いつの間にかにパッキンが進化していました。

ガーターさんのスチールナイトサイト グロック17 GEN4用(GEN3用のだと付かないので注意してください)
好みのサイトで一番、安かったです。またスチール製なのが気に入ってます。

メイプルリーフさんのI key テンショナー
これは今回のような場合は必ず必要ではないと思います。プラ板などで代用できます。

ストライクアームズさんのフローバルブスプリング ベリーハード
すいません、直接、お店の通販で購入してください。

ガスブロ用のいろんなバネの荷重違いが販売されているので重宝してます(お店から掲載許可を取りました)。

・ベルハンマー No.0 ゴールドグリス
定番の超優良グリスです。No.0は粘度が低いグリスです。私は基本的に樹脂パーツ同士、樹脂ー金属パーツにはNo.0を塗っています。

・ベルハンマー No.2 ゴールドグリス
定番の超優良グリスです。No.2はNo.0と同じ成分で粘度が硬めになります。私は基本的に金属ー金属パーツに使います。

になります。

このグロック17は純正状態でかなり高い完成度を誇る機種ですが、ちょっと人とは違う個性、少しでも射程距離を伸ばしたい方がいれば参考にして下さい。

念願の軽量アルミブリーチが手に入ったので組み込みと実射性能を紹介しています。

東京マルイ グロック17 GNE4 カスタム その2(作動性向上、ブリーチ交換)

良かったら見てください。

最後にお詫びですが本当は、本記事で製品の製造方法、材料等の紹介もしようと思っていたのですがカスタムだけで分量が多くなってしまったので個別で紹介しますのでよかったらお付き合いください。

東京マルイ グロック17 GEN4 ガスブロ
素晴らしい性能で超おすすめです。

東京マルイ グロック17 共通スペアマガジン
他社に比較しマガジンが安いのが超嬉しいです。

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  • この記事を書いた人

kazubara

輸送機器メーカーでの元エンジン設計者。15年の職務経験から機械設計知識を伝道します。また職歴を活かしてエアソフトガンをエンジニアリング視点で考察して行きます。

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