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自己紹介&登場人物

元内燃機関設計者としての自己紹介(機械設計講座に来て頂いた方へのメッセージ)

自己紹介記事はすでにあるのですが、ありがたいことに機械設計講座に思った以上に訪問して頂いている方が多いので改めて自己紹介させていただきます。

簡単な略歴はこの記事で紹介させていただきますが、もし興味がある方が入れば経歴などnoteに少し詳しく書いたので覗いてみてください。

ブログにおける機械設計講座の目的

機械設計講座を始めた理由は若輩者ですが多少の技術、知識、テクニックを学び実践してきたので、世の中に少しでも役立てるようになるだけオープンソースで配信し、最低でも私程度以上のエンジニアがたくさん育っていくことを目標としています。

講座の内容自体は後輩に教えているつもりで書いているので口調が丁寧語ではありませんがご了承ください。

もう一つの動機として昨今、プログラムやAIなどのソフトウェアがかなり流行していますが、プログラムもAIも確実に動く機械(アウトプット先)があることが前提で指示通りに機械が動くのであってポンコツ機械では、どんな素晴らしいソフトウェア(プログラム)、AIでも命令通りには全く動きません。

このことを最近時のマスメディア及び政府は忘れているのではないかと思い工業、産業の土台になると考える立派な機械技術者、設計者が増えることを期待して活動しています。

またインターネットの世界に機械設計者や私の専門のエンジン設計者にとって開かれた技術フォーラムが少ないような気がしているので本ブログが機械エンジニアの皆様のコミニケーションの場やフォーラムになれば良いかなと思っています。

目標の達成のための施策

これは単純に私の中にある知識、経験、テクニックを系統立てで全部、紹介することです。

現段階ではまだ数少ないのですが、予定では基礎的な4大力学はもちろんでCAE、CFDの理論〜実践、製造、コスト算出、試作など様々です。

機械設計講座が一段落したら専門のエンジン、内燃機関の設計ができるレベルまで説明するつもりです。

また現役時代のエピソードを教訓入りで紹介したいと思っています。

著者の略歴

1980年前後生まれ

MARCHクラスの理工学部精密機械工学科 卒業

某大手輸送機器メーカーへ就職
エンジン設計として配属

最初の修行時代

市販レーサー、ワークスレーサーのエンジンの開発を5〜6年ほど従事。

商品の開発サイクルが短いため毎年新機種開発。

また幸運なことに新規エンジンの開発を2件ほど経験した。

ここでエンジニアの基礎と設計の基礎を学ぶ。

ようやく一人前の頃

量産車(売れ筋商品)のエンジン開発を3年ほど従事。

ここでは大きな開発はないものの、コストの考え方や海外を含めたスタッフ、関連企業さんとのお付き合いを学ぶ。

また同時に品質問題を開発業務中に兼任しリコール等の品質問題の解決方を学ぶ。

開発をリードする立場の頃

スポーツタイプ車両のエンジン開発を3年ほど従事。

この時期に職場へ3DCADが本格的に入り始めたので設計者もCAEを実施すること可能な状態になり、個人テーマとしてCAEを使った設計手法を推進。

この期間の最終業務として運が良いことにV型多気筒のエンジンの新規設計を経験できた(最近ではかなり珍しい)。

CAEに詳しくなると更なるデジタルワールドのMBD開発、Vプロセスなどに興味が出てきて業務の傍ら学び始める(ワークショップ等への参加)。

ここで上層部への社内改革の説得を行い、新しい部署が立ち上がり新たな設計、開発手法の研究を開始。

将来の設計開発手法の研究、戦略を考えていた頃

社内で立ち上がった社長直轄プロジェクトとして新部署が立ち上がり戦略企画として設計開発改革の研究、手法の構築を行なった。期間は3年ほど従事。

目玉としてシステムズエンジニアリングの考え方を土台にした設計開発手法を研究する。

研究の結果、MBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング) をベースとした新たな設計開発手法の構築を達成。

また設計開発をサポートするPLM,PDMの研究を行なった。一例としてBOMから部番-レイアウト-図面の連携などの支援分野の基本システムを開発し運用テストを行い構築した。

開発手法の研究に関連してPM(プロジェクトマネジメント)を学び新たな設計開発手法にエッセンスを取り入れる。

新たな設計開発手法の現場への落とし込み

新たな設計開発手法を現場に落とし込むため設計職に復帰。 期間は1年ほど従事。

いくつか新たな設計開発手法による成果が開発現場で得られ始める。

その後、都合により退職。 トータルで15〜16年間勤務した。

現在に至る。

開発、設計、研究の環境

開発設計時代で使用していた主なツール

・ダッソー社 CATIA V4,CATIA V5 2D,3D作図ツール

・ダッソー社 CATIA V5 ANALYSIS ,SIMULIA 構造解析、応答解析、熱伝導解析

・ANSYS社 FUENT、FLUENT for CATIA 流体解析、定常解析、非定常解析

開発手法で使っていたソフト

・PTC社 WINDCILL(PLMソフト)

・PTC社 Intigrity family

・Intigrity Modeler(sysmlに基づいたモデリングソフト),Intigrity Life cycle Manager(要件管理ソフト)

その他に数式処理ソフトのMaplesoft社 Maple(カナダ政府の産業推進で推している分野)などを使って現実の物理現象から数式モデルに置き換えるテーマを推進していた(モデルベース開発:MBD、HILS、MILS)。

これまでの自分の経験から製造を含むメカ設計のご相談から機械設計、開発を支援するソフトの有効な使い方、運用法などでお困りでしたら個人、団体、法人でも気軽に問い合わせからご相談ください。

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  • この記事を書いた人

kazubara

輸送機器メーカーでの元エンジン設計者。15年の職務経験から機械設計知識を伝道します。また職歴を活かしてエアソフトガンをエンジニアリング視点で考察して行きます。

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