今回のレビューは大人気かつ傑作ガスブロハンドガン 東京マルイ グロック17 GEN4のレビューをします。
今更ながらなのですが執筆時点で丁度、再生産され市場に出てきているので購入を検討している人の参考になればと思いレビューしていきます。
レビュー品は2020年6月に購入したモノなので初期ロット品になります(在庫がなかったので展示品でした)。買ったのを忘れてて寝かしておいたモノで箱出し状態なので参考にしてみてください。
ではレビューを始めていきましょう。
外観レビュー
いつも通りのサイドビューから紹介します。
反対側
普通のグロック17です。ただし以前から販売されている同社のグロック17 GEN3に比較すると成型、塗装技術が良くなって質感は確実に良くなっています。
ホールドオープン状態。
ホップ調整はこの状態で廃莢ポート内にダイヤルがあります。
ここから各部の詳細を見ていきましょう。
詳細チェック
目立つ刻印です。
ここはいつも通りの刻印で正規ライセンスが取れないのでしょうがないポイントです。噂ですけどグロック社のライセンスは取りにくいようです。
嫌な人は社外フレームに組み替えるしかありません。個人的な経験で99%擦り合わせが必要な気がして面倒で嫌な思い出があります。
エキストラクターは別部品になっておりかなり頑張っています。
次に反対側を見ていきます。
本物に似せている刻印が入っています。かなり上手なデフォルメだと思います。
次にGEN3からの大きな変更点の一つのマガジンリリースボタンです。
かなり大型化されていてとても使いやすいです。特に誤作動とかもありません。
次にグリップ下についている刻印です。
かなり上手に刻印がデフォルメされていると思います。またグリップのシボ加工がGEN3から変わっています。
マガジンなしの重量を測ります。
外観の最後にサイトピクチャーです。
いつものコの字型のサイトで私は苦手です。
次回のカスタム編でサイトは変えちゃいます。
次に付属品と本機種の目玉である変更可能なグリップパネルを見ていきましょう。
付属品とグリップパネル
外箱と付属品の全容です。
かなり豪華です。私は最近では海外製品の購入が多いので豪華さに驚いてしまいます。
細かく見ていきましょう。
いつもの弾に加えグリップパネル変更用のポンチとピンが付属しいます。
工具を持ってない人でもグリップパネルを変更できるように工具が付属しているのはかなり良い配慮だと思います。ただ噂によると付属工具だと苦戦するらしいので、素直にピンポンチを用意した方が良いと思います。
次に目玉のグリップパネルを見ていきます。
4種類付属していて本体のグリップに被せていくタイプです。つまりどんどん太くなります。
全体的に過剰と思えるくらいの丁寧な梱包に感じますが定価を16800円に抑えているのが流石です。
次にグリップパネルを変えて握り心地を確認してみます。
グリップパネル変更
何もつけてない状態での握りです。
私の体格は身長175cmの体重70kgの極標準的な日本人で手の大きさも普通ですが。グロック17のグリップは非常に握りやすいです。
ちなみに同社のグロック19 GEN3ですと少し窮屈になります(小指が辛い)。
次にグリップパネルを取り付けていきますが、全部を試すのは面倒なので一番大きくなるラージを取り付けていきます。
写真のピンを外していきます。
付属の工具でもピンが抜けるのでしょうが、めんどくさいので私はピンポンチを使いました。
次にグリップパネルを本体のグリップ下端部の爪に嵌め込みます。
グリップパネルを押し込んで爪をロックさせます。
後はピンを再び打ち込めば交換終了です。写真ではめんどくさいのでピンを入れていません。
握ってみます。
かなり太くなります。ビーバーテールが着くのは良いのですが、いくらなんでも太すぎるので私は箱出し状態で使うことにしました。
次にフィールドストリップ分解とマガジンを見ていきます。
フィールドストリップ分解とマガジン
ではスライドを外していきます。まず一回コッキングをして内部ハンマーを倒してから外します。
フレーム側から見ていきましょう。
内部ハンマー部です。フリクション低下のためにローラーハンマーの採用、トリガーフィール向上のためにトリガーバーの板厚がかなり上がっています。
次に前側です。トリガーリターンスプリングの巻き数がかなり増えてます。
これらの改良でトリガーフィーリング、作動性はおそらく最高水準になっていると感じます。
次にスライド側を見ていきます。
リコイルスプリングを見ていきます。実銃同様にダブルスプリングになっています。
スライドの動き始めは弱スプリンングだけが作用します。
スライドが加速し終わったあたりから強スプリングが作用します。
かなり合理的にできています。
スライドが戻る時に戻り始めの加速区間で強スプリングが作用し、戻り切る頃には弱スプリングだけが作用し、素早く余計な負荷をスライドにかける事なく動く仕組みです。
特許モノだと思いますがどうなんでしょうか?
次にバレルを見ていきます。
成型時の押しピン跡が少し残念です(組み付け状態では、見えない)けど外から見える部分にガンメタル色の塗装がされています。
これはグロック19で採用されたバレル周りと同じです。この機構でショートリコイルの動きが確実になりました。
バレルのティルドアップとティルドダウンを確実に作動させるためにアップ側、ダウン側に専用のカムが有って命中率アップにかなり寄与してそうです。
ただし分解が面倒です。
次にブローバックエンジンを見ていきましょう。
ノズルを引っ張ってみます。
これが自慢の15mmシリンダーになります。他社だとKSCさんのシステム7と同じ径になります。
15mmもあれば重量250g以上の長モノのボルトを動かせるくらいなので、この製品だとかなり動きが機敏です。
ここで折角なのでブローバックに大きく影響するスライド一式の重量を測ります。
ほどほどの重さです。動きがいいと言われている同社のM4シリーズのボルト重量がおよそ200gなので、この製品はそれより軽いので動きが良さそうです。
次にマガジンを見ていきます。
マガジンはマガジンリリースボタンの左右入れ替え可能化に伴ってマグキャッチが両側についています。
リップ、バルブ周りを見ていきます。
ガス放出口は曲線になっていて本体との密着性が高まっています。
ただ私が以前から所持しているグロック17 GEN3のマガジンも同じだったのでいつから変更されたのかはわかりません。
最後に弾もガスも入っていない状態で重量を測定します。
次に実射性能を見ていきましょう。
実射性能
ようやく実射していきます。
条件はHFC-134aガスを満タンにしてホップの目盛り0で弾はS&Tの0.2gバイオです。
気温がおよそ25℃でマガジン表面温度が28℃です。
初速です。
なかなかの初速です。
撃ち続けて行ってもあまり変化しなかったので安定性がかなり高いです。装弾数25発を連射しても最後の初速が70m/s付近だったので超優秀です。
初速計のレビューも良かったら覗いて見て下さい。
燃費
次に燃費です。
空とガス満タンのマガジン重量です。
1マガジン25発ほど撃った後のマガジン重量です。
つまり8gで25発なので一発当たりおよそ0.33g程度の消費です。そんなに燃費は良くないですね(悪くもない)。
空のマガジンが284gなので14.5gのガスが入るので、単純計算では2マガジン撃てないことになりますが実際は2マガジンと13発くらいまで動きました。
測り方がおかしいかもしれないのであくまで参考にしてください。
旧マガジンでの作動
次に旧マガジンでの初速を計測してみます。
旧マガジンです(それほど古くもないです、3年前くらいに購入)。
同じ条件での初速です。
いくら条件を合わせていると考えても、付属のマガジンに比較して0.06m/sしか違いがないのが恐ろしいくらい性能が高いです。
つまり旧マガジンでも全く問題ないです。
最後にブローバックの動画です。本体付属マガジンでの作動です。
気温が暑くなってきたといえかなり動きがいいです。
最後にまとめていきます。
・G&G バイオ弾 0.2g
安くて精度が良いので性能確認からサバゲーまで広く使っています。日本に入ってきた頃から使ってるお気に入りです(2008年くらい)。バイオの割に日持ちします
・G&G バイオ弾 0.25g
0.25gです。基本は0.25gでサバゲーしています。
まとめ
まとめとしては外観良し、実射性能は超良しのお勧めの一丁です。
東京マルイさんの中でも性能はピカイチだと思います(そんなに多くは持っていませんが、いくつか持っている中で)。
特に初速の安定感とブローバックのキレは最高峰だと思います。
東京マルイさんの中でも特別な位置付けになるモデルなのかもしれませんね。
前作のグロック17 GEN3以上に業界のスタンダードになると思います。
これから発売のグロック19 GEN4もかなり期待できそうです。
最後に我が家のグロック たちを並べてみました。
この製品は全く持ってカスタムする必要がないのですが、私の実験のためにカスタムしていきます。
目標はお手軽な手段で出来る最高の初速アップを目指していきます。
また東京マルイ グロック17 GEN4のブログ記事は山ほど他にあるのでオリジナリティを出すための製品の製造方法、材料などに触れながら進めていきます。
良かったらお付き合いください。
・東京マルイ グロック17 GEN4 ガスブロ
素晴らしい性能で超おすすめです。
・東京マルイ グロック17 共通スペアマガジン
他社に比較しマガジンが安いのが超嬉しいです。
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