今回はG&G CM16 LMG ETUのデザートカラー(DST)のレビューです。
これは2021年のエアソフト97さんの新春福袋で手に入れたモノの一つです。
ちなみに2021年のエアソフト97さんの新春福袋の内容を紹介した記事があるので興味があれば覗いて見て下さい。
詳細は記事を覗いて頂ければ分かりますが全部で5丁、入っていて内4丁がG&GさんだったのでG&G狙いの方にはお勧めできます。
本題に戻りCM16のレビューを進めていきます。
箱と内容物
まずは外箱です。
G&Gの汎用タイプの箱です。化粧箱のデザインに関しては各々の好みがあるかと思いますが、個人的には汎用性のある箱はコストダウンに積極的に取り組んでいるように見えて好印象です(本体が適正価格なことが大前提)。
勿論、東京マルイさんのような凝った化粧箱も好きです。
次に内容物を示すステッカーを見ていきます。
このステッカーで内容物(バッテリー及び充電器は付属しない)、及び基本的な仕様が一目でわかるのが良いと思います(ETU、MOSFET、電動ガン、2500連マガジン、台湾製)。
箱を開けてみます。
本体は袋に入れられていなくそのまま入って居ます。
本体以外の内容物を取り出して並べてみます。
・2500連ボックスマガジン
・ダミーカート弾帯
・グリポット
・フロントサイトアジャスター
・メンテナンスロッド
・弾速証明書
・説明書
内容物がかなり豪華です。
海外メーカーにしては珍しくメンテナンス棒が入っているのが流石、G&Gという感じです。
説明書の中身は省略しますが流石のG&Gでしっかりと日本語で書かれているのが素晴らしいと思います。
弾速証明書を見ていきます。
0.2gで初速が85〜86m/sと記載されており必要十分かつ安定度が凄まじいです。
ただし実際にこの性能が出ているのかは後半に確認していきます。
次に本体を見ていきます。
本体外観
まずは、本体のサイドビューです。
反対側です。
全体的なサイズ感としてはM4カービン(14.5インチ)よりはコンパクトな気がします。
ただしMK18などの10.5インチクラスよりは明らかに長いです。
各部の詳細を見ていきます。
マズル周りです。
マズルは特徴がなく強いて言えばM14に似ているような気がします。
可倒式のフロントサイトが付いているので上の写真のボタンを押して起こして見ます。
フロントサイト上から見てみます。
写真の穴に付属のフロントサイトアジャストツールを入れるとサイトの高さ調整ができます。
ただ最近はアインサイトのみで使うことが少ないと思うので使用頻度は少ないと思います。
フロント周りを前方から見てみます。
レール前方にはLMGっぽくバレル冷却用の穴が空いているように見えますがモールドのダミーで穴っぽく成形しているだけでした。
次にレールを見ていきます。
反対側。
上下がピカニティレールで左右がM-LOKになっています(その他の穴は軽量化のための穴)。
個人的にはトップレールのみピカニティレールで他はM-LOKの方が好みです。
材質は強化樹脂(ナイロン系?)でグラツキ等はなくしっかりとした感じです。
レシーバーを見ていきます。
反対側です。
レシーバーは基本的にAR-15系の形状にG&G独自のデザインを取り入れたモノです(マグキャッチがアンビがポイント)。
個人的な見解ではロアレーシーバーはG&G CM系統共通でアッパーレシーバーのみLMG専用に金型を起こしているように見えます。
アッパーレシーバーの特徴としてはAR-15のボルトフォワードアシストが無い代わりに独自形状、独自にトップカバーが開く、独自のチャージングハンドルです。
ちなみにレシーバーは上下共に強化樹脂(ナイロン系?)です。
チャージングハンドルに着目して見ます。
レバーを起こしてみます(レバーは上下に倒すことができますが下側に倒すと邪魔です)。
これを後に引きます。
ストローク量は短めです。
このまま反対側のレシーバーを見ると廃莢ポートが開いてホップチャンバーにアクセスできます。
ホップチャンバーはドラム式でした。個人的にはホップの掛かり具合、安定度などの機能性からドラム式はありがたいです。
次にトップカバーを開けてみます。
アッパーレシーバー後端の円錐形状のボタンを前方にスライドさせます。
このまま持ち上げるとトップカバーが開きます。
特に機能に関わる形状はありませんが後半で紹介する付属のダミーカートを乗せることができます。
次にリアサイトです。
特に特徴が無いピープサイトです。左右調整機能はありますが高さ調整はなく、距離の調整はピープーの穴の大きさ違い2種類から選択することになります。
光学機器全盛時代なので使用頻度は低いと思うので十分だと思います。
次にグリップに握った感じです。
グリップは独自形状のモノで握り心地はかなり良いと思いました(私は標準的な日本人男性の手の大きさ)。
特に親指と中指で挟む部分がくびれて細め、余計なフィンガーチャンネル(指掛けの突起)が無い、ビーバーテールが長い(グリップ後端部)が良かったです。
感覚的にマグプルのMOEグリップにかなり近い感じがしました。
レシーバー紹介の最後にトップレールの全体です。
LMGタイプのためレシーバーが開くことからフロントレールとレシーバーのレールは繋がっていません(実物のM249 ミニミとかのトップカバーが展開するのは同じ)。
なのでスコープなどのようなハンドガードとレシーバーを跨ぐような光学機器の搭載は難しいかもしれません。
よって高い倍率の光学機器を載せるとしたら以前に紹介したエルカンタイプが適切かもしれません(実際のLMGにエルカンはよくある組み合わせ)。
エルカンでギリギでした。
最もLMGなので正確に狙うようなモノでは無いと考えれがこれで良いのかもしれません。
次にストックを見ていきましょう。
G&Gでよくあるタイプのストックで一昔前にM4についているクレーンストックとマグプルのCTRストックを足して割ったような感じです。
一応、QDホールが付いているのでスリングを付けられます。
ただ個人的なお勧めとしてはストックパイプ根元にスイベルが付いているのでそこにワンポイントのスリングを付けて運用するのが良いと思います。
ストックに戻ります。
このストックは特殊なギミックが有って下の写真の部分のボタンを押すと小物入れが展開されます。
小物入れにはCR123サイズの電池が2〜3本ほど入ります。
通常の電動ガンではあまり意味が無いと思いますが本製品だとボックスマガジンの電源がCR123なのでゲーム中に電池切れの際に交換できるので便利かもしれません。
バットプレートはかなり分厚です。各で好みが分かれるような気がします。
ストックを伸ばしてみます。
ストックは5ポジションで一般的なM4と同じ感覚で長さを選べます。
ストックを外すとETU、ヒューズとバッテリーコネクタが出てきます。
バッテリーの搭載スペースとしてはETUがあるためストックパイプ内にバッテリーを収納するのは難しいと思います。
なのでストックを交換するときにはバッテリースペースがありそうなモノを選択した方が良いと思います。
次に付属品を見ていきます。
ボックスマガジン、ダミーカート、グリポッド
まずは目玉のボックスマガジンです。
ボックスマガジン
ボックスマガジンの全体写真です。
さほど大きく無いものの2500発ほど入るので大容量です。
また純正でカバーが付いているのは嬉しいポイントです。
次に本体との取り付け部です。
取り付け部は謂わゆるスタンダードM4と同じ形状になっています。
試しに自分が持っているスタンダードM4電動ガンのVFC製に付けて見た所、マガジンハウジングに対してマガジンのサイズが大きめで取り付けがかなりキツめです(一応、着く)。
またG&G製の別機種CM16 SRXLはスムーズに装着できました(金型が同じなので当たり前かもしれません)。
もしかしたらG&G製のスタンダードM4系マガジンは少し大きめに作られているかもしれません。
ちなみに本製品ではマガジンボックスだけでなくスタンダード電動ガンのM4マガジン(STANG MAG)が使えます。
次にマガジン横のポーチを開けてみました。
さらに開けると電池を入れられます。
使用電池はCR123サイズが2本ほど必要になります(予備電池は上述のストックに入れとける)。
CR123は高いので可能であれば単4電池4本か単3電池を2本にしてくれると良かったなと思います。
ボックスマガジンの巻き上げスイッチは次の写真の位置です。
スイッチの位置的にマガジンを固定する本体の爪で押すので使用中に外部からコントロールすることはできないようです(装着すると勝手にスイッチオン)。
試しに指でスイッチを押して作動させてみました。
動かした感じでは音感センサーなどは無く取り付けると自動でゼンマイが巻き上げが始まり、巻き上げが終了すると止まるようです。
なのでゼンマイで巻き上げた分のみしか連続射撃できないようです。とは言え巻き上げ分でも予想で300〜400発くらいあると思うので十分だと思います。
再度、弾を巻き上げたい場合はマガジンを一度外して装着し直す必要があるようです。
個人的にはA&Kなどのように音感センサーやトリガー連動、手で押せるスイッチがあるとより良かったなと思います。
ダミーカート
次にダミーカート、弾帯です。
樹脂製ですが塗装が綺麗で質感はとても良いです。
試しに本体に取り付けてみます。
下の写真のようにトップカバーを上げて弾帯を置きます。
これでトップカバーを下げれば装着完了です。
グリップバイポット
次に付属品のグリップバイポットです。
特に普通のグリップバイポットなので展開は下の写真のボタンを押します。
バネでバイポットが展開されます。
触った感じそこまで頑丈そうでは無いので荒めに使うと壊れるような気がします。
そもそもゲーム中にバイポットを使う頻度は多く無いと思うので問題ないと思います(レンジでの射撃で便利)。
ここまでの付属品を装備させると次の写真のような感じになります。
実射性能確認
いつもの実射性能確認です。
条件は室温 22℃、バッテリーがDCI GUNS 7.4V 1000mAh 25〜50Cを保管電圧7.6Vを使用します。
ホップ調整量0でVFCのバイオ弾 0.2gで測定します。
そこそこいい感じです。
ホップを強めに掛けてみます。
しっかり初速が落ちているのでホップが効いてます。
ホップ調整量を0に戻して複数発、撃ってみます。
なかなかの安定性です。
同梱されている証明書ほどではありませんが良い感じです。
次にサイクルです。
サイクルは秒11発で標準的な電動ガンと同じくらいです。
今回の計測ではバッテリーを保管電圧7.6Vなので満充電状態だと秒14〜15発くらいまで行きそうです。
ちなみにボックスマガジンの装弾数が2500発なので理論上では4分近く撃ち続けることができます。サバゲーの1ゲーム時間は10〜15分が多いので1/3~半分の間、弾幕を張れますがよく使われるバッテリー容量1000〜1200mAhだと確実にバッテリーが壊れるので注意が必要です(1500発くらいが安全な限界かな?、モーターも連続はやばいです)。
弾速計の紹介記事
次に作動動画です(レスポンス、トリガーストローク参考にして下さい)。
セミオートです。
3点バーストです。
フルオートです。
作動にモタツキは感じませんがETUならではのキレの良さという宣伝はよくわかりませんがスイッチの接点焼けが無いのは嬉しいです。
音に関してはベベル、モーターピニオンの音が少し気になります。
以前に紹介した同社のFN F2000では鳴りが気にならなかったので意外に感じました。
音はレシーバーなどの形状に大きく影響を受けますが、その影響以上に気になります。価格帯が異なると組み立てラインも違うのでFN2000より量産に適した組み立て工程かも知れません。
ちなみに3点バースト、フルオートの切り替えはセレクターをセミに入れてトリガーを10秒以上、引きっぱなしにすると切り替わります。切り替わった合図(音、光など)は外から分からないのでわかりにくいです。
一応、切り替わった合図として基盤が光っているのですが外から見えないのであまり意味がありません。
動画は編集しているので切り替え時間10秒をカットして短くしています。
・G&G バイオ弾 0.2g
安くて精度が良いので性能確認からサバゲーまで広く使っています。日本に入ってきた頃から使ってるお気に入りです(2008年くらい)。バイオの割に日持ちします
・G&G バイオ弾 0.25g
0.25gです。基本は0.25gでサバゲーしています。
まとめ
以上、長くなりましたがまとめです。
新品のお値段はちょっと高めですが流石のG&G製でしっかりとできており良い製品だと思いました。
特に敢えての樹脂製で大きさの割に軽めだったり重心位置が自然な感じで扱いやすいです。
さらに付属品が充実しているのが嬉しいです。
また発射サイクルがハイサイクルではなく秒11発の普通な感じが弾幕を長く張れるので良いと感じました(ボックスマガジンを最大限活用できる)。
カスタムベースとして考えた場合、メカボがスタンダードなver.2なので汎用性があるので丁寧に組み上げた上でダブルセクターギアで超ハイサイクルでレスポンスを高めてペルン ETU++で発射サイクルを秒15発くらいにカスタムするとかなり面白い気がします(超ハイサイで弾幕を張ると嫌われるかも)。
以上、G&G CM16 LMGのレビューでした。
・G&G CM16 LMG DST(デザートカラー)
撃ちまくりたい方はお勧めです。デザートカラー以外にブラックもあります。
・G&G CM16 LMG ボックスマガジン 2500連
本製品の予備にボックスマガジンを用意する方は少ないと思いますがボックスマガジン単体でも販売されれいるようです。レシーバーとの相性がありますがAR15 ver.2メカボ製品なら流用できそうです。
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