PTS masadaの分解編からだいぶ時間が経ってしまいましたがカスタムをしていきます。
執筆時点では終わっているのですがかなり苦労しました。
もうあまりやりたくないと思ってしまうほどでしたがなんとか完成しました。
今回も普通にハイレスポンス、プチハイサイクル、長掛けホップになります。
なんだかんだでこれが一番、安定していて使いやすい気がします。
カスタム部品の選定と調達
いつも通りのメニューなのでモーター、駆動系部品が中心となります。
・ライラクスさんのBCブライトバレル 318mm PTS masada ACR 11.5in用
・ロネックスのA3ハイスピードモーター ミドル
・ライラクスさんのハードピニオンギヤ
・super shooterさんの16:1ハイスピードベアリングギヤ
・オムロンさんのマイクロスイッチ
・XCORTECさんのXCORTEC XET304μ MOSFET
・ライラクスさんのVer.2用タペットプレート
・ライラクスさんのステンレスハードシリンダ タイプC (バレル301~400mm)
・宮川ゴムさんの宮川ゴム 長掛けミドル 硬度60 ニトリルパッキン
・ライラクスさんの長掛け用の押しゴム ホップテンショナー フラットタイプ
・SHSさんの守護神強化ピストン 全歯金属 14歯タイプ
・DCIさんの側方吸気ピストンヘッド ポリマー仕様
上記に加え1.25sqのテフロン、シリコン配線、ヒューズ設置にベルハンマー、GAWの極圧グリスで全部だと思います(忘れてきた)。
結果的に使わなかったのもあるのですが最後に最終仕様を載せます。お付き合いください。
メカボックスの下準備
メカボックスのガワの加工
まずはいつも通りメカボックスの摺動部の研磨から入ります。赤いところを#1000のペーパーで磨きます。
メカボ前方の窓部に角にRをつけます。リューターで表裏と4隅を削ります。私はさほど硬いスプリングを使わないのでおまじないに近いです。
加工後がこちら
メカボックスの窓の隅。
さらに今回も配線を太くしたりFETをつけるので信号線が増えるため配線逃しの穴を拡大します。
左側の穴は最後には貫通させました。
これで一旦、メカボックスのガワは終わりです。
スイッチの交換と信号線取り付け
まず純正のスイッチとオムロンのスイッチを見比べます。上がオムロン、下が純正。赤いところが不要なので切ります。
端子にカット目がついているのでペンチで挟んでグリグリすればパキッととれます。
次にスイッチと信号線に予備ハンダをつけます。
最後に信号線を端子に乗せてハンダゴテを当てればくっついて完成です。熱収縮チューブもつけました。
これで一先ずスイッチの完成です。
ちなみに配線は細ければなんでも良いです。
メカボックス内部の交換部品を見比べる
メカボックスの内部の交換部品を見比べて使えるか、使えないのか判断していきます。
まずシリンダ。どんな良い部品でも赤線の裏側に必ずバリがあるので丸棒ヤスリを突っ込んでバリを取りましょう。内側を傷つけないように注意です。
・ダイヤモンドヤスリセット
コスパが良いダイヤモンドヤスリです。特に丸棒ヤスリは重宝します。5本組がオススメです。
次にタペットプレートを見てみましょう。上がライラクスさんで下が純正です。タペットは気をつけてチェックしないとノズルの位置が微妙に変わったり羽の形でノズルの後退量、タイミングが変わって最悪、給弾しなくなります。
観た感じ羽の付け根にRがついていていい感じです。先端の直角度も問題なさそうです。ノズルの位置は微妙に変わりそうですけど後でフィッティングすれば問題ないでしょう。
次にピストン廻りを確認します。青いのがSHS製です。メーカーによっては、微妙に幅が異なったりラックの位置が異なるので注意しましょう。
まあ、大丈夫そうです。SHSさんのピストンのラックはロットによって接着有無があるので注意してください。今回は、接着してありました。
ピストンヘッドを仮組みします。DCIさんの側方吸気を組むのですがスラストベアリングが組みにくいのでピストンの先にドライバーを入れてガイド代わりにしてベアリングを入れるとやりやすいです。
ピストン、シリンダ廻りを仮組みして気密のチェックです。
バッチリ気密が取れています。
各ギヤの確認
まずはベベルから。右が純正、左がsuper shooterさん。ラッチが4から6に増えるので良い感じです。スパーと噛み合う歯も断然、super shooterさんのが良いです。
スパーギヤ。今度は右がsuper shooterさんで右が純正です。歯切りの精度が断然、super shooterさんのが良いです。
最後にセクターギヤ。右がsuper shooterさんで左が純正。ここでのポイントはタペットを引くカムとベアリングの位置と形状の比較と裏側のカットオフのタイミングを確認します。仮組みしないとわかりませんが一応、観ときます。
これで交換部品の確認が終わったので仮組みします。
メカボックスの仮組み
とりあえずバネ以外の可動部品を組んでみます。
実はこの時点でライラクスさんのタペットプレートはマイクロスイッチと干渉して使えなかったので純正に戻しています。加工すれば使えるのですがそこまでするメリットもなさそうでした。
ここでギヤを動かしてノズルがしっかり前後に動くのかを確認します。後はタペットの羽の高さとセクターのベアリングの高さが合っているかを確認します。
ノズル最前進
ノズル最後退
ここまで確認できたら使う部品が大体、決まります。このような確認は、面倒なんですけど後のトラブルを減らすためにしっかりやります。
次はモーターとセクターの加工です。
モーターとセクターギヤの加工
今回、使用するギヤは、16:1でモーターはスペックによると37000rpmくらい廻るらしいのでセクターカットをします。16:1のギヤ比なので予想として秒25発はいかないと思うのでセクターを2枚カットします。
カット位置はセミオートのオーバーランが怖いので引き側を2枚カットします。引き側をカットするとレスポンスが落ちるのですがギヤ比とモーター交換でハイレスポンスになるので大丈夫です。
もしモーターがトルクタイプでしたら引き1枚、掛かり終わり1枚で良いかもしれません。
そして間違えないようにインクをつけます。
次にモーターの加工の準備をします。PTS masadaのモーターはショートタイプなのですが買ったモーターはミドルタイプなのでピニオンを抜いてシャフトを切ります。(ミドルのロネックスA3が半額だったので買いました。面倒なので普通はショートを買ったほうが良いです)
どっちみちロネックスさんのピニオンは高確率で鳴くので交換はほぼ必須だと思います。比較的、どの機種もライラクスさんのピニオンは調子が良いです。
まずピニオンを抜きます。いつものイーグル模型さんのピニオンリムーバーを使います。ロネックスのピニオンの圧入はめちゃくちゃ硬いのでリムーバーのハンドルに工具のエクステンションバーを引っ掛けてゆっくり廻します。
もっと安いピニオンリムーバーもあるのですが壊れそうなんでイーグルフォース製をお勧めします。
・イーグル模型 ピニオンリムーバー
もっと安い製品もあるのですが、このような工具は剛性が命なので頑丈そうなこれを使っています。安い製品に+千円くらいで4000円程度なのでお勧めです。
ピニオンが外れたらモーターの長さを純正と比較します。大体、6mmのカットです。
モーターに印をつけて切り粉が入らないようにマスキングします。
後はリューターにダイヤモンドカッターを付けてセクターとモーターを一気に加工します。モーターの軸は、かなり硬い鋼なので時間が掛かりますが焦らずカットします。
・ダイヤモンドカッター シャンク径2.35mm
ギヤなどの鉄系部品の加工で重宝します。できれば硬いダイヤモンドががお勧めです。
加工が終わりました。カッターでカットしたらタングステンの超硬ビットで形を整えて最後に#1000のサンドペーパーで磨きます。
・リューター用タングステンビット シャンク径2.35mm
ダイヤモンドの次に硬いタングステンが価格を考えるとお勧めです。ゴリゴリ削れます。
次にライラクスさんのピニオンをモーターに取り付けます。
純正モーターと長さの確認をします。
いい感じです。ロネックスのモーターはエンドベルが分解できるのでバラしてエンドベル奥にいるベアリングにグリスを塗ります。
元通りに組み直して終わりです。
ここまでで3000字オーバーになってしまったので一旦、区切ります。
次回に続きます。できたらお付き合いください。
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