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東京マルイ CQBR BLOCK1 GBB

東京マルイ CQBR BLOCK1 GBBのMK18 mod.1化カスタム品 分解&カスタム ロアレシーバー(Zシステム)組立〜完成編(M4 MWS、M4A1)

前回はボルト、ロアレシーバーからハンマーメカユニット(Zシステム)の分解&カスタムを紹介しました。

東京マルイ CQBR BLOCK1 GBBのMK18 mod.1化カスタム品 分解&カスタム ボルト、ロアレシーバー編(M4 MWS、M4A1)

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今回は完成、実射性能確認まで紹介して行きます。

1まずはハンマーメカユニットから組み立てて行きます。

ハンマーメカユニット(Zシステム)の組み立て

前回で分解したハンマーメカユニット(Zシステム)です。

部品を見るとカスタムしたくなるトリガーはここまで分解して組まないと交換できないようです。

ここから作業開始です。

組み立てる前にメッキされていない摺動部品の研磨を行って行きます。

まずはインナーフレームの内側を研磨して行きます。

研磨工具はいつものドレメルのリューターでバフを掛けていきます。

・ドレメル ハイスピードロータリー4000
いつも使っているオススメリューターです。これがあるとDIY加工の幅が拡がります。人気機種で3000と4000がありますがツールもセットになってパワーがある4000がオススメです。

研磨料の目安としては0.01~0.02mmくらいにします。数字にすると難しいのですが感覚的には塗装が少し禿げるくらいの量です。

研磨箇所

こんな感じでメッキされていない摺動部品を研磨します。

下準備が出来たので組んで行きます。

組む際にはベルハンマー ゴールドグリス No.2を塗布しながら組み上げます。

・ベルハンマー No.2 ゴールドグリス
定番の超優良グリスです。No.2はNo.0と同じ成分で粘度が硬めになります。私は基本的に金属ー金属パーツに使います。

まずはハンマーを見て行きます。

ピンを抜いてローラーを外します。

このローラーは作動性に大きく影響するのでしっかりグリスを塗って組み立てます。

組み立てたローラーです。

このローラーとハンマースプリングをインナーボックスに組んで行きます。

組み付け後はハンマースプリングの掛かり位置に注意します。

次にシアー、シアースプリングを組みます。

組み込みの際にシアースプリングを折らないように注意が必要です。

次にトリガーバーを組み込みます。

内側から見ると次の写真のようになります。

穴位置に注意しながらトリガーユニットを組んで行きます(社外製トリガーを組む場合はここで交換)。

次にセミオートシアーを組んで行きます。

スプリングを飛ばして失くさないように注意です。

次にフルオートシアーを組んで行きます。

ここもスプリングを失くさないように注意です。

これでハンマーメカユニットの内部の完成なのでインナーボックスを閉じます。

トリガーユニットの穴部にリングが付くので忘れないように注意です。

最後にインナボックスをネジ3本で締結します。

次にボルトストップリリースレバーを組みます。

ここでもスプリングに注意です。

次にスリットカバーを組みます。

最後にボルトキャッチB(Zシステムの目玉)を組んで完了です。

ここまでトリガーユニットの分解&カスタムを紹介しましたが予算に都合がつく方は社外製のトリガーユニットを導入するのもアリだと思います。特にトリガーのデザインを変えたい方で分解、組み立てが面倒な方は好みのトリガーが付いているトリガーボックスに交換するのも手だと思います。

・G&P  CNC アジャスタブル  トリガーボックス
かなり高価ですが社外製トリガーボックスの最高峰だと思います。トリガーの引き代が調整できるようです

・GUNS MODIFY スチールCNC アジャスタブル タクティカルトリガー(ストレートタイプ)
ストレートタイプトリガーでアジャスタブルです。記事を参考にして頂ければ組めると思います。

トリガー以外の他にもほぼ全ての部品が社外から販売されているのでお好みで選択して組むとより楽しめると思います。

ロアレシーバー組み立て

ここまでで組んだハンマーメカユニット(Zシステム)をロアレシーバーに組んで行きます。

ハンマーメカユニットは軽圧入なので軽くプラハンで叩きながら丁寧に組みます。

組んだ状態です。

ハンマーメカユニットを固定するためにピンを入れます。

ハンマーメカユニットの後端のネジを締めます。

次にマガジンキャッチを取り付けて行きます。

トリガーガードを閉じます。

次にグリップを取り付けて行きます。

グリップ取り付けはグリップ固定用のナットを設置してからグリップを付けてネジで固定します。

ここで好みのグリップに変更するのも手だと思います。私は好みのPTS EPGグリップに変更しています。

・PTS EPG グリップ ガスブロ用
タンカラーが欲しかったのですが自分が購入するタイミングではブラックしかありませんでした。アマゾンに飛べばブラック、タンカラーが選べます。

最後にセレクターを組んで行きます。もしセレクターの交換を検討している方は交換方法は以下と同じになります。

セレクターをセミのポジションで半分くらい押し込みます。

この状態で反対側から穴を覗くとプランジャー(ピン)によってセレクターの軸が奥まで入らないようになっています。

プランジャー(ピン)をマイナスドライバーで押し込みながらセレクターを入れれば完了です。

私はガッツリ右利きでスイッチもほとんどしないのでセレクターのアンビ化をしていないのですがもし交換される方は参考にして頂けると幸いです。

・GUNS MODIFY スチールCNC アンビセレクター
右利きでアンビ化の検討をされている場合、右側のセレクターは抉れてるタイプがオススメです。リンク先はノーマル、抉れている両方のセレクターが同梱されています。

これでロアレシーバーの完成です(ストックを付けてます)。

・ノーブランド マグプル CTR ストック
AEG、ガスブロ用問わずM4系のほとんどのストックが付くと思います。

ここまで紹介してきたカスタム以外にもロアレシーバー自体の変更、マグキャッチ、トリガーガードなどほとんどの部品が販売されているのでお好みで選んで組むと面白いと思います。

完成

ボルト、アッパーレシーバーを組めば完成です。

組み方は以下の記事を参考にして下さい。

東京マルイ CQBR BLOCK1 GBBのMK18 mod.1化カスタム品 分解&カスタム ハンドガード、バレル、ホップチャンバー編(M4 MWS、M4A1)

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実際に私がサバゲーで使う時はショートスコープ、フラッシュライト、PEQレプリカ、サイレンサーを付けています。

ガスブロなのでサイレンサーはただの飾りになります。またほとんどのフィールドさんでPEQ、フラッシュライトの使用は禁止されていることが多いので飾りになります。

結局のところ機能しているのはスコープだけになりますが雰囲気重視で使っています。

実射性能確認

実射性能を確認していきます。

条件はいつも通りでマガジンにHFC-134aを満タンに入れて表面温度27.2℃(人肌レベル)にし気温は28℃くらいです。

弾はVFCのバイオ弾の0.2gでホップはおおよそ適量だと思われる量にしています。

10発程度、撃った初速です。

発射サイクルです。

サイクルは調子が良いと毎秒14.7発まで行きました。

初速とサイクルはスタンダード電動ガンとおおよそ同じくらいになりました。

初速の推移としては気温28℃、0.2g弾で最初は90m/sくらいから徐々に下がって1マグ35発撃ち切りでは85m/sくらいになります。

ガスブロは気温上昇と共に初速が上がる傾向があるのでこの辺りが落とし所だと思います。

初速計のレビュー。

Xcortech X3200 MK3 クロノグラフ レビュー(説明書より詳しい使い方&特徴)

燃費

次に燃費です。

まずマガジンにガスが入っていない時の重量です。

次にガスを満タンに入れた時の重量です。

おおよそ27gほどガスが入ります。

最後に1マガジン35発ほど発射したマガジンの重量です。

消費量が8.5gで35発発射したので1発当たり0.24gの消費で長モノとしては燃費が良い方だと思います。

ガス満タンでおおよそ3マガジンほど撃てる計算になりますが条件によってかなり変化するので2マガジン+半分が確実なところだと思います。

次に作動の動画です。条件は気温25℃、ガス量半分くらい

東京マルイ CQBR ブロック1 ガスブロカスタム セミフル ボルトストップ動画

なかなかのキレが出たと思います。

弾道確認

サバゲーに行ったので弾道を確認してきました。

場所はヤネックスさんです。

レンジの感じです。

条件は気温30℃くらいでした。

弾道イメージです。

0.25g弾、適正ホップで初速が81m/sと普通の電動ガン並みの性能が出てくれたのでそこそこ良い弾道でした。

スコープで正確に狙うと高い確率で40m先の直径30cmのフライパンに当てられます。ただしガスブロなので電動ほど弾道は安定しないので100%の命中は厳しいです。

ホップは0.25gでホップ調整量は全開の半分以下で適正になっているのでもっと重い弾にも対応できそうです。

初速の測定、弾道確認は見やすさの観点からホワイトがオススメです(黒は見えない)。銘柄ははG&Gがお気に入りなのでお勧めします(東京マルイさんほど精度は良くないがコスパが良いです)。

・G&G バイオ弾 0.2g
安くて精度が良いので性能確認からサバゲーまで広く使っています。日本に入ってきた頃から使ってるお気に入りです(2008年くらい)。バイオの割に日持ちします

・G&G バイオ弾 0.25g
0.25gです。基本は0.25gでサバゲーしています。

まとめ

まとめとしては流石の東京マルイさんで作動性、性能はかなり良くで耐久性に関しても3年ほど使っていますが故障はありません。外観もセラコートでかなり綺麗で頑丈です。

私的な大きな推しポイントはマガジンの安さと入手性です。他社さんでかなり苦労した経験があるので助かります(5本で運用)。

唯一の課題はかなり抑えられている初速ですが記事を参考にして頂ければ調整できるので問題無しです。

さらに社外品も数多く出ていて自分好みの一丁に仕上げることができるのが非常に良いです(多少面倒です)。しかもMk18に場合に出来上がったのが欲しい人用にはMK18 mod.1がありますしカスタムベースなら素のM4A1もあるのが非常に良いです。

流行りのピストルキャリバーカービンやURG-I風に変更しても楽しめると思います。

むしろ社外品だけで完成させられるくらいのパーツの豊富さで悩めるレベルです。

私の記事では東京マルイ ガスブローバックマシンガンシリーズ CQBR  ブロック1をMk18 mod.1化の紹介ですが他のスタイルも同じ要領で変更可能だと思います。

カスタム難易度は高くないはないと思うのですが工具が揃っていないと面倒かもしれません。工具、部品が揃っていればここまでの工程にかかる時間はおおよそ4〜5時間くらいだと思います。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

・東京マルイ ガスブローバックマシンガンシリーズ CQBR ブロック1
本記事で紹介させて頂いたベースモデルです。そのまま使っても良し、10.3インチ系のショートモデルのカスタムベース(ショートなURG-Iなど)に良いと思います。

・東京マルイ ガスブローバックマシンガンシリーズ M4A1 MWS
基本になるM4 MWSです。これはレールをカスタムするのは持ったないくらい良い感じなのでそのまま使うユーザー向けな気がします。グリップ、ストックなどを好みにすると楽しいと思います。

・東京マルイ ガスブローバックマシンガンシリーズ M4A1 カービン
このモデルが同シリーズ最安値なのでカスタム前提ならベストな選択だと思います(そのままでも十分楽しめる)。レールは勿論のことバレル長さまで変えてSR25に似た仕様に変えるなどなんでもできる気がします。

・東京マルイ ガスブローバックマシンガンシリーズ Mk18 mod.1
完全に出来上がったモデルです。私も購入前に発表されていたらこれを購入しました。

・東京マルイ M4A1 MWS用スペアマガジン(シリーズ共通)
通常の35連マガジンです。私は本体付属の1本に4本加えて合計5本で運用しています。5本あると余裕が出てくるので4本追加がオススメですが予算の都合によっては2本追加の合計3本でも楽しくゲームができると思います。

・東京マルイ ガスM4A1シリーズ用20連ショートマガジン(シリーズ共通)
35連マガジンだと伏せた時に地面と接触する事がたまにあるので伏せることが多いマークスマン、スナイパーみたいに使う方には良いと思います。

  • この記事を書いた人

kazubara

輸送機器メーカーでの元エンジン設計者。15年の職務経験から機械設計知識を伝道します。また職歴を活かしてエアソフトガンをエンジニアリング視点で考察して行きます。

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