今回はKSCさんの傑作ガスブロライフルのAK74Mを紹介します。
東京マルイさんがAKMのガスブロの発売が近い今だからこそ、もし迷っている方がいたら参考にして頂くためにもKSCさんのAK74を紹介します。
しかも執筆時点でガスブロに持ってこいの夏直前なので、もしガスブロの長物の購入を検討している方が居たら参考にしてください。
手に入れた時期はかなり前で執筆時点の5年以上前だった気がします。
何気に私にとって初のガスブロライフルで思い出深い製品かつ所持期間が長く汚れていたりヤレ感があるのですがご了承ください。
なので長い期間、使用するとどうなるかの参考にしてください。
外観
まず外観ですが全体のサイドビューを紹介します。

反対側

全体としてかなり良くできていて見た目はかなり良いです。
次に前側から見たサイドビューです。

反対側

基本的に材質は樹脂とアルミになります(LCTのような鉄ではありません)。
特にアルミ部品は板金で製作されている部品が多くておそらく5000番台のアルミ合金だと思われます(熱処理はわからない、T-4あたりかな?)。ハイダーやアウターバレルは鋳物なのでおそらく入手性からADC6あたりだと思います。
総合的な質感は鉄とは違った独特の感じがあります。また樹脂部品もあまりテカリがなく良い感じです。
次に各部詳細を見ていきましょう。
AK74シリーズの特徴的なマズル周りを紹介します。

上側

フロントサイト

ハイダー、フロントサイト周りは鋳物でできていて本物はおそらく鉄の削り出しなので少し雰囲気が異なります。しかし鋳物だかと言って造形の甘さはさほど感じません。KSCさんは鋳物が上手なのかもしれません。
次にガスチューブ周りです。

かなり本物に近い気がします。特にバレルから取り込むガスポートの角度がAK47と違うのがはっきりわかります。ちなみにガスを入れて撃つとガスチューブ内のロッドがちゃんと動きます。
次にハンドガード周りです。

反対側

おそらくABS材の射出成形品です(機械加工はなし)。
これは流石のKSCさんでかなり製造が上手です。ひけや造形の甘さなどが一切なくてかなり綺麗です。おそらく本物よりよくできていて良い意味でリアルじゃないかもしれません。
次にレシーバー周りです。

おそらくレシバーはアルミ合金の板金です。質感はかなり良くリベットの雰囲気も悪くないです(リベットはダミー)。
ここでKSCさんのAKの唯一の残念な点が塗装が弱いです。写真でわかるようにコッキングハンドルの先端とかの塗装がはげてしまいました。でも本物の写真をみると塗装が剥げているモノが数多く見られるのでこれでも良いのかもしれません。
次にコッキングハンドルを引いてみます。

残念ながらフルストロークではありません。
作動性とかを考えるとしょうがないところではあります。ちょっとの加工でフルストロークにできないこともないのですが破損の恐れやガスの燃費、発射サイクルの低下を招くので私は実施していません(詳細は実射性能編で紹介します)
セレクターですが全く硬さがなくスルスルと動きますが、勝手に動いたりズレたりすることはありません。
反対側の写真です。

AK74Mの大きな特徴のサイドマウントが付いています。これも本物はリベットで固定されていると思うのですが、この製品ではダミーのリベットになっています。裏側の小さな六角ボルト2本で固定されています。
次にマガジン挿入部を見ていきます。

マガジンはAK系の前を引っ掛けて差し込むタイプですが、この製品はかなりマガジンの交換が楽です。LCTや東京マルイさんの電動ガンですと少しコツがいるのですがこの製品はかなりやり易いです。またトリガーガードの固定が本物はリベットらしいのですが六角ボルトで固定されています。
次にグリップとトリガー周りを見ていきます。

グリップは流石のガスブロでかなりスリムです。
私は手のひらはあまり大きくないのですが指が少し長めなので若干ですが窮屈な感じすらします。

次にリヤサイトとトップカバー周りを見ていきます。
リヤサイトはAK定番の可変式のタンジェントサイトになります。

トップカバーはかなり薄い肉厚のアルミの板金で製作されていて凄い製造技術です。

アルミの薄肉の板金はかなり難しくてアルミ合金は鉄に比較し強度、延性が低いので薄肉で板金すると破けてしまったりしてかなり難しい技術が要します。なのでこのトップカバーに私は感動してしまいました。ただし本物はおそらく鉄製の板金でリブが無いタイプが多く見られるのでリアルさで言えば少し他社製に劣るのかもしれません。
次にストック周りを見ていきます。
普通の樹脂製の折り畳みストックです。樹脂製でも特にガタなどなく頑丈な感じがします。次に写真のレシーバーのボタンを押すと折り畳めます。

折り畳むと次の写真のようにコンパクトになります(バックに入りそう)。

一応、この状態でも撃つことができます。
折りたたみ解除ボタンはストック後端にあります。

さらに本物ならばクリーニングキットが入る穴があります。

これがワンウェイの蓋になっています。
ストック内部に小さなレンチやドライバーを入れることができますが蓋に引っかかると取り出せなくなるので注意してください。もし中にモノが詰まったらストック後端のマイナスボルトを2本外せば蓋が取り外せます。
最後にサイトピクチャーです。

普通のタンジェントサイトです。私はタンジェントサイトで狙いをつけるのが苦手なのでドットサイトなどの光学機器を取り付けて運用しています。
重量はマガジンなしで2.5kg以内くらいで長さの割に軽いです(材質がアルミと樹脂のため)。重心がグリップ付近にあるので見た目よりかなり軽く感じます。
マガジンの外観
マガジンは42発装填可能なモノになります。

マガジンリップ、ガス放出口は次の写真のような感じ。

マガジンへの弾の入れ方は付属のローダーがありますが普及している東京マルイさんのBBローダーでも普通に弾が込められます。
ガス注入口は次のような感じ。

このマガジンの大きな特徴として空撃ちモードが備わっています。マガジンの底の蓋をズラすと空撃ちモード切り替え工具が出てきます。

これをマガジンの横にある切り替えボタンに差し込んで切り替えます。


BがブランクのBで空撃ちモードに入ります。
このマガジンの欠点を紹介すると値段が高い、市場にあまりない、かなり重いになります。
特に重さは半端じゃなくてなんとガス、弾無しで800gくらいでフル装備のブローバックハンドガンとほとんど同じ重さです。

値段が高いのはしょうがないとしても5年くらい前は生産がほとんど掛からなくて市場で見つけたら即、買わないと手に入らない物だったのですが最近ではそこそこ再生産されるようなので入手製が良くなりました。
本体と共にかなりのレア品でしたがその後にAK74U、KTR-03などのシリーズが発売されてからかなり供給されているので昔ほどレアじゃなくなりました。
ここまでで外観レビューを終わりにして次回からフィールドストリップ分解と実射性能を紹介します。

・KSC AK74M ガスブローバック システム7 two
最近のKSCさんはかなり元気で再販が掛かりました。お勧めです。
・KSC AK74シリーズマガジン
よく市場から在庫が消えるのであるうちに確保することをお勧めします。
・KSC AKS74U ガスブローバック システム7two
本記事のKSC AK74と性能、構造がほぼ同じのショートモデルです。いわゆるクリンコフです。
・KSC KTR-03 ガスブローバック システム7two
KSC AK74タクティカルモデルです。構造、性能はAK74mと同じだと思います。
個人的なお勧めで私はエアソフト本体やパーツ関連の多くをアマゾンのプライム会員に入って購入しています。
意外と本体、パーツ共にラインナップが充実していて最安値では無いもののそこそこの低価格で安定的に購入できるので重宝しています(小物だと買いに行くのがめんどくさいので重宝)。
多くの商品が配送料無料、お急ぎ便無料になり速ければ次の日に到着します。さらに会員になると映画、アニメ、音楽、書籍なども多くの作品がフリーで見れます。
月間プランだと月600円からで年間プランだと年で5900円でかなりのお得で会員は対象商品購入(エアソフト関連も大抵、対象になっている)でポイントが還元されます。
まずは無料体験からお勧めします。
コメント