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Kazubara
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自動車メーカーの元エンジン設計者。15年の職務経験から機械設計の技術を伝授します。仕事などのご依頼は下のお問い合わせボタンからご連絡下さい。

KSC Cz75 2nd HW システム7 レビュー

今回は、だいぶ前に購入したKSC Cz75 2nd HW(ヘヴィーウェイト)をレビューしていきます。

皆さんがご存知の通りCz75は1975年にチェコ(当時は共産国のチェコスロバキア)が産み出した伝説級のハンドガンです。

あまりにも有名な逸話としてコンバットシューティングの開祖的人物のジェフ・クーパー氏が”Cz75が45ACPだったら最高のコンバットオートである“とのことです(個人的には優れた命中精度に加え操作系がM1911とほぼ同じだったのが理由だと思います)。

また北朝鮮の将軍(総書記)がかなりCz75が好きなようで白頭山拳銃と名付けて物凄いエングレーピングエングレーピング(装飾)されたモデルをニュースで見ました。

漫画、アニメでは、ガンスミスキャッツが有名だと思います(Cz75 ファーストモデル、ショートレール)。自分の世代的には原作 工藤かずや 作画 浦沢直樹のパイナップルアーミーのジェド豪士(エルサルバドルのランチャー使い)が東欧の護衛ミッションで使用していたイメージが大きいです(作画では2ndだった気がします)。

同じ浦沢氏が書いた漫画のMONSTERの主人公 天馬医師が使っていたような気がします。

それはさておきレビューする製品は確か発売されてすぐに購入したものだったと思います(2014年末くらい?)。

本当は伝説に近い存在のファーストバージョンを買おうと思っていたのですが、自分の怪しい記憶だとCz75のヘヴィーウェイトは2ndモデルが最初のモデルだったので購入しました(後にファーストバージョンもHWで販売される)。

では箱出し風にレビューして行きます。

目次

外箱と内容物の確認

まずは外箱です。

KSC定番の青箱です。余談ですが確かKSCのM9はデザインはほぼ同じで茶色、STIは黒色のモザイク、HK系は黒色でした。

箱の後側です。

箱の後側はKSC定番のデザインで的になっています。ただ外箱を的に使う人がいるのかは、かなり疑問です(もったいない)。

箱のサイドです。

サイド面にモデル名を含め細かい情報が載せられています。なので中古で購入される方は外箱がある場合はサイド面をよく見て仕様を確認すると間違いが無いと思います(システム7、HWとかの仕様の確認、残念ながらホップパッキンの仕様は分かりません)。

ちなみに値札が20,460円と今の感覚(2023年)から見るとかなりお得に購入できたようです(赤羽フロンティアさんで購入した記憶です)。

箱を開けていきます。

箱の中は東京マルイさんみたく凝った内装ではなくかなりシンプルです。また東京マルイさんではありえないことですがマガジンは本体に装着された状態です。

付属物の一覧です。

説明書、キャンペーン葉書、部品番号追加のお知らせ、弾少々にホップ調整レバーが付属してきます。

内容物

・マズルキャップ(警告札付き)

・取扱説明書

・キャンペーンハガキ、部品番号改定のお知らせ

・ホップアジャスター

・弾が少々

になります。

自分の個体は内容物に過不足が無さそうなのでもし不安な方は参考にして下さい。

ここで注目したいのがKSCの説明書です(写真の赤枠部)。

内容がかなり充実していて読み応えがあります。また最後の項目の実銃の頁は見開きで2ページも書かれておりかなり興味深い内容になっています(内容はかなり深い)。

自分的にはタミヤのプラモデル(スケールモデル)の組み立て説明書に実機の解説が記載されているのに似ていると思いました。自分が子供の頃は当然ながらネットはなく田舎だったこともありミリタリー系の情報を手に入れるのはかなり難しかったのでタミヤのプラモデルの解説はかなり重要な情報源でした。

KSCの説明書はそんな懐かしさを思い出す内容の説明書になっています。

次に本体を見ていきます。

外観の全体レビュー

まずは全体のサイドビューを見ていきます。

反対側

KSCのHWモデルで何かと話題になる湯ジワですが、この個体は綺麗に整形されているようです(おそらく初期ロット)。ちなみに長期保管していたので埃等の汚れが付いたままで撮影していますのでご了承下さい。

次回以降ですが外観のリフレッシュをしていきます。

次にホールドオープン状態

反対側

Czの特徴であるフレームがスライドを包み込む構造のためスライドの高さが異常に低いのでかなりコンパクト、スリムに纏まっている印象です(他の要素もたくさんある)。

実物についてですが装填数15+1発(9mmパラベラム)のダブルアクション仕様でコンパクトなCz75の登場は当時、かなり凄かったのだと思います(1975年)。

西側のモノでスペックが近いモノで比較すると1970年代では9mmで同レベルのスペックを持つモノは思い当たりませんでした(近いのはブローニング ハイパワーで13発のシングルアクションオンリーかな)。

西側で同じようなスペック(15+1発、ダブルアクション)のモノは1990年代に登場したベレッタ M92、シグ P226辺りになると思います。

後に出たモデルであるベレッタ M92、シグ P226と比較してもCz75のがコンパクトに見えます(写真のM9もKSC)。

ただしベレッタ、シグのどちらもデコッキング機能が付いていますがCz 75はデコッキング機能がないので全く同一の比較はできません。

KSC M9のレビュー

最後にマガジンなしでの重量です。

563gとサイズの割に重めです。ヘビーウェイトらしさが出ていると思います。

次に各部詳細を見ていきます。

外観の詳細レビュー

個人的に気になった詳細部を見ていきます。

スライド

マズルを見ていきます。

ライフリングはしっかりと刻まれています。

ここでのCz75の大きな特徴としてはスライドの前面が平らなことだと思います。多くのモノはスライド前面にリコイルスプリングを支えるガイド、もしくはM1911のようなプラグがありますがCz75ではそれらの部品が存在しないので平らにできます。

ガイド、プラグを省ける理由はリコイルスプリングに特殊なバネを使っている、スライドの機械加工に手間を掛けているからだと思います(詳細は分解編で書きます)。

この辺が流石、工業立国チェコ製だと思わされる部位の一つです。

アウターバレル

アウターバレルは樹脂製ですがかなり綺麗なメッキが施されています。

フロントサイト

光の反射防止用の溝(セレーション)が刻まれています。本製品のフロントサイトは樹脂製です。

スライド前方

この部分はCz75の2nd以降のモデルの大きな特徴の一つでスライドのレール部分が長くなっています(ファーストに比較して1インチ、25.4mmほど長いらしい)。

スライド前方の反対側

スライド、フレームの製造ナンバーが刻まれています。

ロットナンバーは21047と刻まれていて説明書の解説によると2ndモデルの最初期の生産ロットを再現しているようです。

一般的にCz75のファースト、セカンドモデルの違いは次の点が代表的だと思われます。

・ファーストモデルはフレーム、スライド共に全行程で鋼の鍛造ブロックから削り出しで製作されている、外見の特徴はショートレール。

・2ndモデルはスライドはファースト同様に鋼の鍛造ブロックからの削り出し、フレームは精密鋳造と機械加工で製作されている、外見の特徴はレールの部分を1インチ延長。

解説書を読み込むとロットナンバー21000番台だとファーストからセカンドへの移行期でスライド、フレームのどちらも鋼の鍛造ブロック削り出しでレールが延長されているモノのモデルアップのようです(幻のロットか?、ロマンを感じるモデルアップです)。

スライド中央部

CZ社のマーク、モデル75、9mm口径の刻印がスライドに刻まれフレーム側にはメイドインチェコスロバキアと刻まれています。チェコスロバキアという国名に冷戦時代を感じます(1993年にチェコ、スロバキアがそれぞれ独立)。

チェコの工業国としてのイメージ、Cz社のイメージは分解編で記載します。

スライド中央部、反対側(チャンバー)

チャンバーはメッキされていてロットナンバーとニトロプルーフマーク(スライドにも)が刻まれています。ニトロプルーフマークとは誤解を恐れずに言うと“無煙火薬の強度試験をクリアした印“です。試験内容は適当なモノではなく何かしらの規格で決まっていると思ういます(日本でのJISのような)。

スライドのエキストラクターはスライドと一体成形ですが、上手にできていてかなり立体感があります。

スライド後端部

狭いスライドにスライドを弾きやすくするためにセレーションが設けられています。エアガンだとリコイルスプリングの荷重が低いのでスライドを引くのに大きな力が入らないので不便さは感じませんが本物だと荷重が大きいので大変そうです。

ちなみに東京マルイさんのエアコキ Cz 75はスライドの狭さがモロに効いてスライドを引くのが大変です(コツがある)。

ハンマーは小型のスパータイプです。

リヤサイト

リヤサイトは金属製です。ただし調整機構等は付いていません。

ファイアリングピン

ハンマーをコックするとダミーのファイアリングピンが見えます。ピンは押すと少しだけ動きます。

最後にスライドの重量を見ていきます(分解の詳細は次回)。

フレーム

フレーム全体です。

反対側

操作系は全て右側に付いており全くアンビ化されていません。左側は共産圏のデザインの典型な感じで真っ平です。

今でこそアンビ化されているモノが多いですが1975年ではこれが普通だと思います。

細かく見ていきます。

トリガー、トリガーガードです。

トリガーは綺麗なメッキで仕上げられています。トリガーガードの形状はファーストモデルに比べて拡大されています。一般的には手袋をして操作しやすくするために拡大したと言われています。

トリガーガードを下から見てみます。

トリガーガード前方にエアガンのJASGとロットマークが刻まれています。

グリップ

独特のデザインのグリップです。このグリップが薄くて握りやすくかなり扱いやすいです。またグリップの固定がネジ一本で済ませていることから優れた設計センス、実用性を感じます。

グリップの前後部の形状も複雑なRで構成されていてかなり握りやすいです。

グリップ正面

グリップ背面

グリップの幅はダブルカラムの割にかなり薄いです。

マガジン挿入口

マガジン挿入口から見えてくるフレームの肉の薄さ、グリップの薄さがよくわかります。この薄さがCz75の握りやすさの大きな要因の一つだと思います。

最後にフレームの操作系です。

操作系に関しては配置が絶妙に良くて実際にグリップを握って操作しようとすると各レバーに親指一本でアクセスできます。

ただし私の手ではスライドストップは少し遠い感じです(握りを変えれば親指で届きます)。

この辺の操作系がM1911 に近い感覚なのでジェフ・クーパー氏を含めアメリカ人にウケたと思います。

フレームの重量です。

次に各部の動きを見ていきます。

可動部の動き

可動部の動きを見ていきます。

ホップ調整

まずはホップ調整です。

スライドを引いてホールドオープン状態にしてからチャンバーを覗くとホップ調整ダイヤルが見えます。

ホップチャンバーのギザギザに付属のレンチを使って調整します。

本体とホップのギザギザを当てて調整します。

クリック感があってかなり調整しやすいダイヤルです。

基本的には付属のレンチを使うのですが頑張れば指の爪を引っ掛けて調整することもできるのでレンチが無くてもなんとかなります(アウターバレルを取り外すとなお調整しやすい)。

セーフティの動き

次にセーフティの動きです。

まずセーフティオン。

ハンマーがコック状態でしか動きません。

次にセーフティ解除

所謂、コックアンドコックになっています。このコンセプトが当時のアメリカ人に受け入れられた大きな要素だと思います。

ちなみにこの製品のセーフティの動きはかなりスムーズでいい感じです。

トリガー、ハンマーの動き

次にハンマーの動き、トリガーの位置関係です。

通常状態

ハーフコック状態

フルコック状態

ハンマーが動く時のトリガー位置

この製品のトリガーフィールはかなり滑らかで個人的に最高のフィーリングだと思います。詳細なメカニズムは分解編で述べますが凝ったトリガーメカに加えトリガーバーの板厚が大きいことが影響していると思います。

ただし人によっては滑らかすぎてシアーが切れる位置が分かりにくく好みではない人もいるかもしれません。

マガジン

マガジンの外観です。

サイドビュー

亜鉛の鋳物です。

実物ではサイドに穴が3つほど空いており弾薬の装填数の目安になるようです(本製品ではモールド、気になる人は金色で塗っても良いかも)。

マガジンのエンドプレートは鉄板でピンで固定されています。

バックビュー

Cz75のマガジン背面は真っ平です。

最近のグロックなどのオートだと背面に装填数確認用の穴が空いていることが多いです。

正面

エアソフトだと装填数23発になります(実物だと15発)。

フォロワーを押し下げると固定されます(KSCの特有のメカ)。

個人的にこの機能は装填時にかなり便利で重宝しています。ただし注意点として本体に挿入前にロック解除を忘れると給弾されません。また弾を入れていない状態でロック解除をするとフォロワーが壊れることがあるので注意です(バネの勢いで粉砕される)。

次にマガジンリップ、ガスルートパッキン、バルブです。

マガジンリップはKSCありがちな給弾時に弾に対して狭すぎることはなくスムーズでした。マガジンのガスルートパッキンの成形もかなり綺麗です(酷いメーカーもある)。

総じて各部品共に品質の高い部品だと思います。

マガジン重量です(弾。ガス無し)。

271.5gと中々の重量です。

最後にマガジン付きの本体重量です。

フル装填の実物だと1kg近い重量らしいのですが残念ながら834gと及びません。しかしながら流石にHWなので良い感じの重量感です。

実射性能確認

次に実射性能を確認して行きます。

条件はHFC-134aを満タンに補充してマガジン表面温度26.2℃、室温24℃で23発装填(G&G バイオ弾0.2g)です。

本体の条件はホップ調整量0状態で初速を測定します。

もう少し撃ってみます。

撃ち初めはおおよそ76m/sくらいで連続して撃つ度に少しづつ下がってマガジン撃ち終わりのころは72m/sくらいになりました。

性能的には平均的なハンドガンよりやや上な感じだと思います。

この個体の弾道は確認していませんがKSCさんの2股形状のパッキンになってからはかなり良い弾道性能になっています(同社のM9で確認済み)。

弾速計の紹介記事

燃費

次に燃費です。

まずマガジンにガスが満タン状態での重量です。

1マガジン23発を撃ち切った状態のマガジン重量です。

4.5gの消費で23発なのでおよそ1発当たり0.2gで燃費が良い方だと思います(HWにしてはびっくりの良さ)。

ガス満タンでどのくらい撃てるか計算しているとまず空のマガジン重量が271.5gで満タン時が279.5gなのでガスの量は8gです。1発当たりの消費は0.2gなので理論上は40発なのでマガジン2本分(46発)に少し足りないようです。

使用条件で大きく変わるので計算通りにはいきませんが自分の感覚的にマガジン2本分で超ギリかなって感じです。

最後に作動の動画です(1マガジン撃ち切り後の状態)。

KSC Cz75 2nd HW ノーマル 作動動画

HWの割にはかなりシャープに動きます。当然ながらHWなのでリコイルショックもしっかりしています。

初速の測定、弾道確認は見やすさの観点からホワイトがオススメです(黒は見えない)。銘柄ははG&Gがお気に入りなのでお勧めします(東京マルイさんほど精度は良くないがコスパが良いです)。

・G&G バイオ弾 0.2g
安くて精度が良いので性能確認からサバゲーまで広く使っています。日本に入ってきた頃から使ってるお気に入りです(2008年くらい)。バイオの割に日持ちします

・G&G バイオ弾 0.25g
0.25gです。基本は0.25gでサバゲーしています。

まとめ

まとめるとKSCのCz75 HWは眺めて良し、撃って良しのかなり良い製品だと思います。

外観に関しては喪tから定評のあるKSCなだけあってしっかりしていて作動性能も今となっては標準のシステム7、2股パッキンで高性能です。

またCz 75のブローバックモデルだとマルゼンのカート式くらいなのでサバゲーで遊ぶならKSCかなと思います。CO2モデルだとカーボネイトから発売されていますがマガジンのエンドプレートが分厚いのが個人的に受け付けず手が出ませんでした(製品としては素晴らしいと思います)。

なのでCz75のガスブロとしては決定版だと思います。

欠点は特に思い当たらないのですがスライドが割れやすい?らしいのでもしかしたら今後、対策を考えるかもしれません(HWだと大丈夫かも)。

今後の方針として私の個体は古いのでグリスがカラカラなのでグリスアップ、擦り合わせをしていこうと思います。

また本物のCz75は素材が鋼のブルーフィニッシュに対してこの製品だとマッドブラックみたいな色になっているのでブルーイングを施していこうと思います(初めてのブルーイングです)。

なので次回は分解編になります。

以上、長くなりましたがKSC Cz75 2nd HWのレビューでした。

・KSC Cz75 2nd HW(ヘヴィーウェイト)システム7
本ページで紹介したモノです。ロットによっては湯ジワが目立つらしいです。執筆時点(2023年3月)では市場在庫が少なく定価以上になっているようですがメーカーが出荷すれば適正価格になると思います。

・KSC Cz75 1st HW(ヘヴィーウェイト)システム7
伝説のファーストモデルです。ブルーイングに失敗したら買います。

・KSC  Cz 75シリーズ 23連 純正マガジン
以前はKSCのマガジンは市場に無くてかなり困りました。最近はそうでもないのかな?

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