今回は友人からカスタムを頼まれたWE製のガスブローバックライフル ドラグノフ SVDのアルミレシーバー、樹脂ストックバージョンを紹介します。
これから梅雨に入り外遊びの機会が減るかと思いますが梅雨が明ければガスブロシーズンの到来ということで依頼品の中でも今はガスブロを優先して作業しています。
この機種は箱だしでブローバックの迫力はピカイチで実射性能はかなり低いとの噂なのでこの個体がどうなのか確認していきましょう。ちなみに持ち主に購入の経緯を聞くと箱なしの中古を購入したようですが本体の状態を見るとかなり綺麗なので生産ロットはおそらく新目のモノだと推測されます。
まずは外観から見ていきます。
外観レビュー
まずはいつも通りに外観全体のサイドビューを見ていきましょう。
反対側
かなり長いです。しかしアルミレシーバーに加え長いアウターバレルがアルミ製なので軽く感じます。
カタログスペックで3kg程度と記載されていますが重心位置がグリップ付近にあるのと重心から離れた位置に重量物がないので取り回しは見た目ほど辛くないです。
各部詳細を見ていきましょう。
アウターバレル周り
先端についているハイダー周りを見ていきましょう。
反対側
ロシアのライフルは、ハイダーにかなり凝っているものが多いと思いますがSVDはかなりシンプルです。面白いのがしっかりと着剣ラグがついています。マークスマンでも銃剣戦闘を行うのでしょうか?
フロントサイトはフード付きの一般的なものです。上から治具で高さ調整ができそうです。
ちなみにアウターバレルはアルミ製でハイダーは鉄の鋳物です。
次にガスルートーガスピストンを見ていきましょう。外からじゃ隠れて見えないのですがなかなか良くできていそうです。
反対側
次はハンドガードを見ていきましょう。
反対側
見た感じより細くできていて握りやすいです。また外観の品質もかなり高く樹脂に艶消しブラックの塗装がしっかりしています。かなり綺麗なハンドガードです。
ちなみに工作精度も良くて左右のハンドカードの合わせは、見事です。
次にサイトですがロシアのいつものタンジェントサイトですね。
タンジェントサイトは可変式でさらに倒し込むと板バネが出てきて取れます。
次にレシーバー周りを見ていきます。
レシーバー周り
まずはレシーバーを両サイドから見ていきましょう。
反対側
私のエンジニア経験からの推測ですがレシーバーはアルミの鋳物ベースに加工して製作しているモノと思われます。
黒の塗装もかなりしっかりしています。流石にサイドレールの金属同士が当たるところは禿げていますがしょうがないです。
次に上のレシーバーを少し紹介するとご存知だと思いますがセレクターは下に動かすとセミオートになります。セレクターの後ろは遠ぷカバーのテイクダウンラッチになります。
次にボルトを引いてみます。
HFC-134aで動くのかと疑問に思うほどの重さです(押さえているだけで指がプルプルしてきます)。
残念ながらフルストロークではないようです。
ホップ調整機構は廃莢口内のアウターバレル付け根にありドラム式でクリック感があります。
押さえている指が疲れたので空マガジンのホールドオープンの力を借りました。
次にトリガーガードを見ていきましょう。
ここは鉄製の板金モノでレシーバーにリベット留めなのでかなりリアルな構造だと思います。
次にマガジン挿入口を見ていきましょう。
海外製だからと言って変わった構造ではなく一般的な負圧式のガスブロなのが分かります。
次にグリップやトリガー周りを見ていきましょう。
トリガー周りです。
普通な感じですね。
グリップ、トリガーを握った感じを紹介します。私は身長175cm 70kgの普通の日本人サイズで手も普通で指が多少長いだけです。
ちょっとグリップが太い感じです。トリガーの遠さは私は問題ないのですが妻の身長150cm未満の体格の手ではかなり遠いみたいです。サムホールストックだとしょうがないですね。
次にトップカバーです。何故か板厚2〜2.5mmの鉄製のプレスでできています。
KSCのAK74Mで少しだけ紹介しましたがアルミの薄板でプレスでこの形状はかなり製造が難しいので鉄で作ったのだと思います(延性が鉄より劣る)。
なのでWEでは大物部品ではここだけが鉄製になります。
もしKSCに興味が出たら覗いてみて下さい。
次が最後のストック周りです。
ストック周り
まずはストック全体をサイドビューで見てみましょう。
反対側
ドラグノフと言ったらこのストックですが私の体格だとピッタリでサイトが狙いやすいです。しかもハンドガードと同様に樹脂の品質がかなり高いです。艶消しブラックがかっこいいです。
Tシャツで構えてみたのですがストック後端がアルミの板でできているので痛いです。なんか工夫しても良いかもしれません。
次にチークパッドです。
これが素顔だとかなりジャストな感じですがゴーグルを付けていると外した方が良いかもしれません。ちなみに写真では右利き用に取り付けていますが簡単に左利き用にもできます。
最後にサイトピクチャーといつもなら紹介するのですが目とタンジェントサイト、フロントサイトが遠すぎてうまく写真で撮れなかったので諦めます。私の目(視力0.8)のレベルだとサイトが遠くて実際に辛いです。
カスタム後に光学機器を乗せたときに紹介します。
マガジンを含めた付属品
まずマガジンです。これの外側は、鉄の板金でできています。
二十発入るようです。
次にガス放出バルブです。普通な感じです。
次にマガジンのトップ側です。給弾口と空撃ちモード(ブランクモード)の切り替えレバーがついています。
ガス注入口はいつもの海外仕様で非常にガスが入れにくいです。
最後に重量です。ガスも弾も入っていません。
重いですけどガスブロの長モノだと平均的な重さだと思います。
残りの付属品がローダーとリコイルスプリングと謎のジグがついています。
大抵のガスガンのマガジンでも一般に販売されているローダーで弾を込められますがこのSVDはスプリングが強すぎて付属ローダーを使わないと厳しいです。
次に実射性能を見ていきましょう。
実射性能
初速
実射性能確認の条件はHFC-134aをマガジン満タンに入れてマガジンの表面温度を27〜28℃程度にします。
弾はS&Tさんのバイオ弾の0.2gでホップの目盛り0で測定します。室温はおよそ23℃くらい
初速
これが一発目で少し低いけど使えそうかなと思って一秒程度の感覚で撃っていくと
およそ十発目が
最後の二十発目付近は
噂に来ていた通りの初速の変動幅です。
そのまま少し休ませて2マガジン目でホップを掛けながら撃つと初速がホップの効いた分下がっただけでバラツキは変わりませんでした。
これは要対策ポイントですね。
初速計のレビューも良かったら覗いて見て下さい。
燃費
次に燃費です。
マガジンの空状態と弾、ガスが満タンに入っている状態です。
1マガジン二十発を一秒ごとに撃ち切った重さです。
二十発で10gの消費なので0.5g/発で少し燃費が悪そうです。
ガスが57g程度ほど入るので単純計算で5マガジンほどいける事になりますが実際はガス圧が弱まるので4マガジン行けるかな?と言ったところだと思います。
実際に弾を入れて3マガジンほど発射してブランクモードで続けて撃ちましたが4マガジンにギリ行けたくらいでした。
次にブローバックの様子です。動画なので音に注意して下さい。ちなみに3マガジン分撃った後の動きです。
リコイルはかなり大きくて凄いです。セミ連射でも狙いがブレます。
ここまでで1チャージで4マガジンほど撃てても装弾数二十発でガスをおよそ60gをたった80発で消費するのはあまりにも燃費が少し悪いので対策を考えます。
・G&G バイオ弾 0.2g
安くて精度が良いので性能確認からサバゲーまで広く使っています。日本に入ってきた頃から使ってるお気に入りです(2008年くらい)。バイオの割に日持ちします
・G&G バイオ弾 0.25g
0.25gです。基本は0.25gでサバゲーしています。
トリガープル
最後にトリガープルを紹介します。
安全に配慮して実施していますのでトリガーに指を掛けていきます。
コッキングをしたトリガーの位置です。隣の写真が発射した時のトリガー位置です。
わずかに遊びが有ってすぐに荷重を感じので更に引くとハンマーが倒れます。結構、分かりやすくて良いフィーリングだと思います。
これで手を入れる前の状態がわかったので目標決めを含めて次回からカスタムをしていきます。
よかったらお付き合い下さい。
色々と良くない点も書きましたが基本的に良いものなのでお勧めです、サバゲーで使うなら調整必須だと思います。
・WE-tech SVD ドラグノフ アルミフレーム 樹脂ストック、ハンドガード
この記事で紹介したドラグノフです。
・WE-tech SVD ドラグノフ アルミフレーム フィクウッドストック、ハンドガード
この記事で紹介したドラグノフのフェイクウッド版です。
・WE-tech SVD ドラグノフ マガジン
予備マガジンです。
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