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VECTOROPTICS-マスタング-GENⅡ

VECTOR OPTICS マスタング 1-4X30 GENⅡ SCOC-29(スコープ)2021年最新 第2世代

今回は借り物ですがVECTOR OPTICSの隠れた名器マスタング 1-4X30 GENⅡ SCOC-29の2021年の最新のモノをレビューします。

今回のレビュー品は2021年6月に秋葉原の41PXさんで友人が購入したものを貸していただけました。

定価は19000円ですが購入価格は15000~16000円(15800円だったかな?)でした。

前回のスコープの紹介編では比較基準で東京マルイさんのNEW イルミネーテッド・ショートスコープにしていましたが、私の調査ですとほとんど市場に出回っていないことがわかりした。

よって今回から比較対象の基準としては大人気スコープのVECTOR OPTICSのフォレスター GENⅡを基準にしていきます。

もし興味がある方はこちらで同社の人気商品フォレスターの紹介をしていますので覗いてみてください。

VECTOR OPTICS フォレスター 1-5X24 GENⅡ SCOC-03Ⅱ (ショートスコープ)2021年 最新 第2世代

それでは、マスタング GENⅡを見ていきましょう。

箱と内容物、外観

まずは外箱から見ていきます。

箱と内容物

まずは外箱ですがVECTOR OPTICS共通のデザインになっています。

外箱の横にはモデル名とレティクルの模様が記載されています。

次に外箱の裏側です。スペックの一覧表が記載されています。

ではやっと箱を開けていきます。

本体は既にマウントが付いておりビニール袋に包まれて入っていました。同社のフォレスターより少しだけ簡易な梱包になっています。

次に内容物の全体を見ていきます。

内容物

・クリーニングクロス

・取扱説明書

・ショップの証明書

・マウントリング用の六角レンチが2本

・レール付きスコープマウント(スコープに装着済み)

・バトラーキャップ(スコープに装着済み)

・イルミネーション点灯用電池(スコープに装着済み)

同社のフォレスターではマウントリングは付属するものの装着されておらず電池も同梱されていないので、即、実戦投入できるのはマスタングの方になります。

では次に本体の外観を見ていきましょう。

外観

外観を見ていきます。同社のフォレスターと比較するとゴツい感じがします。

マウントリングとバトラーキャップが付いるのはお得な感じがします。マウントは驚きの12点締めでガッチリと固定されています。

次にサイドビューです。

各操作系が付いています。

同社のフォレスターに比較しレンズ径が大きので全体的に太いです。ちなみに付属のスコープマウントの高さはいわゆるミドルくらいです。さらにレールがたくさんついています。

次に反対側のサイドビューです。

ざっと外観はこんな感じです。

次に同社のフォレスターと外観の比較をしていきます。

流石に本製品のマスタングはレンズ径が大きいのでフォレスターに比較し一回り太いです。

使い勝手

使い勝手を見ていきます。

まずは倍率調整部分を見ていきます。最近では定番の調整用の棒が付いています。

調整には少し力が入りますが、その代わりに勝手にズレることはなさそうです。

倍率は、1倍、1.5倍、2倍、2.5倍、3倍、4倍の6種類です。

ちなみに焦点距離調整距離機能もついていますがバトラーキャップに隠れていて直接、触れることができません。

しかしながら見え方で紹介しますが、このモデルの素晴らしさで倍率を変えていっても像がほぼ歪まないので調整する必要がほとんどありません。

この倍率調整ノブはネジで取り外しができます。ゲーム中に外れて失くさないように注意しましょう。できればネジロックなどで接着すことをお勧めします。

次にイルミネーションのスイッチを見ていきます。サイドのVEマークのついたダイヤルを回すと点灯します。また電池もVEマークの蓋を取れば入っています。

本製品は始めから電池CR2032が入っていました。

ちなみに回す感触は、かなり固いです。

次にエレベーション調整ダイヤル(上下方向の調整)を見ていきます。

スコープ上部のダイヤルで調整できます。調整するためには調整ノブを少しだけ(5mmくらい)浮かすと動かせます。

持ち上がった状態

調整幅はノブに書いてあるとおりですが、ワンクリックで$ \frac{1}{2} $MOAほど動きます。

調整幅は十分にあるので、ゼロインで困ることはほとんどないと思います。

ただしスコープの多くは、ワンクリックで$ \frac{1}{4}$MOA刻みが多いと思います。まあ、エアガンでの飛距離では十分な刻み幅なのであまり影響はないと思います。

また調整ノブの感触はわかりやすいクリック感があり非常に良い感じです。

ちなみに1MOAとは角度を表す数字で、日本語で言うと角度1分で度数に直すと$ \frac{1}{60}$°で0.017°くらいです。つまり本製品だとワンクリックで$ \frac{1}{2}$MOAほどレクティルが動くのでおおよそ0.0085°ほど動きます。

まあ、弾道を見ながら調整するのであんまり関係ありませんね。

ヴィンテージ調整ダイヤル(左右調整)も同じ機構でサイドに付いています。

操作系のまとめ写真です。

最後に重さを測定します。

流石に少し重いです。

フォレスターの操作系と重さ

次に比較対象のフォレスターを見てみると操作系はほとんど同じです。

写真には、写っていませんが手前側(接眼レンズ付近)に焦点調整機能がついています。

重さです。

流石にレンズ径が小さいフォレスターのが200gくらい軽いです。

次に重要な見え方を紹介していきます。

見え方

スコープの見え方を倍率別に紹介します。

ただし写真を撮るのが私には難しかったのとI-PHONE Xsのカメラなのでどこまで参考になるのかわかりません。カメラの焦点を合わせるのが難しいです。あくまで参考です。

条件は距離2.5mの冷蔵庫にくっついているカピパラさんを見ています。

VECTOR OPTICS マスタングの見え方

まずは1倍から見ていきます。

かなり歪みが少ない綺麗な見え方です。アイリリーフは25cmくらいで、目と接眼レンズとの距離の自由度がかなり高いです。レティクルは中央からした方向に目盛りがあるタイプです。同社のフォレスターはシンプルな十字なのでマスタングは少し凝ったレティクルになります。さらに対眼レンズが30mm(フォレスタ24mm、マルイ32mm)なので非常に見やすく視野角が大きく感じます。

次に1.5倍です。

アイリリーフは25cmくらいで目と接眼レンズとの距離の自由度がかなり高いです

次に2倍です。

アイリリーフは25cmくらいで目と接眼レンズとの距離の自由度がかなり高いです。

次に2.5倍です。

ここからアイリリーフは少し距離が縮まり22cmくらいですが、目と接眼レンズとの距離の自由度は高いです。

次に3倍です。

アイリリーフは2.5倍とあまり変わりません。

次が最大倍率の4倍です。

アイリリーフはおおよそ20cmくらいで目と接眼レンズとの距離感が少しシビアになり、距離を意識して覗かないと像が見えません。

最後にイルミネーションを点灯して3倍で見てみます。

フォレスターと同様にイルミネーションが暗めなので、明るさは最大レベルでなんとか普通に使えるレベルになります。

次に比較のために同社のフォレスタを見ていきます。

参考のVECTOR OPTICS フォレスターの見え方

まずはイルミネーションが点灯した状態での1倍です。

ここでのアイリリーフは25cmくらいで目と接眼レンズとの距離の自由度はかなり高いです。少しだけ像が歪んでいます。

次に2倍です。

この倍率ではアイリリーフは22cmくらいで目と接眼レンズとの距離の自由度は高いです。

次に3倍です。

この倍率ではアイリリーフが20cmくらいで、目と接眼レンズとの距離の自由度は高いです。

次に4倍です。

この倍率から急激に像が歪んでいき、焦点の調整をしないとかなり厳しい状態になります。またアイリリーフも急激に近くなりおおよそ15cmくらいでレンズと目の距離感がシビアになってきます。

最後に最大倍率の5倍です。

写真ではたまたま上手く像が撮れていますが、実際に使うとなるとレンズと目の距離感がかなりシビアになってきます。

見え方のまとめ

今回紹介しているマスタングのレンズは相当に優秀なもので、像の歪みがほぼなく非常に綺麗に見えます。

特筆すべきは難しいとされている1倍(等倍)での像の歪みがほぼありません。

アイリリーフの距離もほとんどの倍率で25cm程度で、目と接眼レンズとの距離の自由度もかなり高くパッと覗いても像が見えます。

さらに対物レンズが30mm、接眼レンズが35mmとフォレスタより大きいので覗きやすいです。

フォレスターと比較すると最大倍率が小さいですが、レンズ径が大きくて見やすいのと倍率の幅が1-4と範囲が少ないため、倍率変更を含めて全体的な像の歪みは確実に少ないです。

倍率幅が1~4倍と小さいため、焦点距離を調整することなく全倍率が使用できる点が魅力です(4倍はほんの少しだけ焦点距離を調整しないとぼやける)。

接眼レンズの比較写真

個人的な見解ですがレンズでの像の歪みはマスタングのが小さいと思います。

逆にフォレスターの有利な点としては軽量コンパクトであること、倍率の幅が大きいこと、レンズの縁が非常に薄いことです。

とは言えフォレスターでも4倍、5倍となると焦点の調整をしないと像がぼやけ流ので4倍、5倍は実用的ではありません。

何にせよ非常に高性能なスコープでどちらも甲乙つけづらいの性能です。

取り付け例

取り付け例としてユーザーが多い電動ガンM4系列のVFC MK18 mod.1に乗せてみました。

なかなかゴツい感じにはなりますが、全体的なバランスのおかげか極端な重さは感じません。

次にサイトピクチャーです。

ストックに頬づけしたときに自然に目線が向く位置に乗せられます。

ただし、厚めのフェイスガードを装備する場合だと少しマウントの高さを上げる必要があるかも知れません。

まとめ

全体的に値段を考えると非常に高性能、高品質なスコープと言えます。

私の印象ではVEVTOR OPTICSのフォレスターが注目を浴びがちだと思いますが、このマスタングもかなり高性能なスコープだと思います。

単純にレンズの歪みだけで言えばマスタングのが確実に小さいと思います。

また倍率が1-4倍までと割り切っているので、どの倍率でも歪みが少なくアイリリーフの自由度も大きめです。

さらに対物レンズ、接眼レンズが大きいため視界が広いのが特徴です。

人気のフォレスターは倍率が1-5と広いのですが、レンズ径が小さいので4倍、5倍の高倍率を使うとなると焦点距離の調整やアイリリーフのシビアさが出てきますし(1~3.5倍までは、アイリリーフの自由度が高く焦点距離の調整もいらない)、いくら縁が薄くてもレンズ径がマスタングより小さいので視界は比べると少しだけ狭いです。

何にせよ、どちらの商品も非常にコストパフォーマンスが高く非常に良い製品だと言えます。

ほとんど同価格なのでデザイン、重さとレティクルの好みで選んで間違い無いと思います。性能的な違いは倍率とフォレスターのが縁が狭いことと重さだけだと思います。

もし購入を検討していて悩んでいる方の参考になれば幸いです。

ちなみに最近、発売された同社のS6スコープも気になるので手に入れる機会があれば比較したいと思います(少しだけ価格が高い)。

もし良かったらフォレスターの記事も覗いてみてください。

VECTOR OPTICS フォレスター 1-5X24 GENⅡ SCOC-03Ⅱ (ショートスコープ)2021年 最新 第2世代

・VECTOR OPTICS マスタング 1-4X30 GENⅡ SCOC-29
有名な41ミリタリー(41PX)さんへの直リンクもあります。

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  • この記事を書いた人

kazubara

輸送機器メーカーでの元エンジン設計者。15年の職務経験から機械設計知識を伝道します。また職歴を活かしてエアソフトガンをエンジニアリング視点で考察して行きます。

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