最近はSBDを取り付けるのが当たり前になって来ました。私が知る限りでは最も簡単な電動ガンのスイッチ焼け軽減の対策方法だと思います。
ここでSBDを自分で取り付ける場合のやり方をご紹介したいと思います。
準備する道具
作業にあたってあると便利な道具の紹介です。
以下の写真の道具を使います。

左からラヂヲペンチ、ドライバーセット、マスキングテープと当たり前ですがSBDです。
ラヂヲペンチは、モーターの端子やモーター自体の取り出しに使います。
マスキングテープはモーターに異物が入らないように隙間に貼って事故を防止します。
私は何回かモーター内にネジ等が入ってしまいダメにしたことがります。海外製モーターにはバラシやすいものもありますが、東京マルイのモーターはバラシづらいので気を付けてください。
・ドライバーセット
安いモノでも良いのですが手頃で高品質なものだとハゼット、トネ、KTC、ベッセル辺りが良いと思います。
・タミヤ マスキングテープ
今回のような使い方以外にもインナーバレルのブレ留めなどいろんなことに利用できるので重宝しています。
実作業
モーターをグリップから取り外す
まずはモーターをグリップから外すためにモーターのカバーを取ります(あらかじめバッテリーは外しておきます)。

写真の上下にあるプラスネジを外せば蓋が外れます。注意して欲しいのが真ん中の黄色で囲んだネジは外さないで下さい。
これはモーターの位置決めに使っているネジなので今回は関係ありません(ピニオンギアの位置調整用)。
蓋が開くと写真のようになります。写真にはついてないのですがモーター中央の円形部のところにモーター位置きめ用のワッシャーが入っているので無くさないようにして下さい。

端子はペンチで優しく取り外してください。力を入れるとすぐに端子が折れます。
モーター側端子を破壊するとめんどくさいです。
+-端子は通電してないのでどちらから外しても問題ありません。
モーターを取り外す
次にモーターを取り外します。

モーターの端子は赤い方が+、黒い方がーになります。
次に事故防止のためにマスキングテープを貼ります。


次はSBDを+、ーに気をつけながらモーターのボルトに取り付けます。
まずモーターにSBDを取り付ける前にSBDの電極を確認します。

SBDの電極(+、ー)とモーターの電極(+、ー)を間違えないように気をつけて取り付けます。

電極を間違えて反対につけるとSBDがパンクして一瞬で死にます。バッテリーが燃えるとか銃が暴走するとかはありませんがSBDを用意し直す必要があるので気をつけましょう。
組み立てる(シムを忘れずに)
取り外した順に組んでいきます。
まずSBDを装着したモーターを電動ガンに装着する前に忘れがちなモーターのシムを見て行きましょう。

上の円盤みたいなものがモーターシムで組み忘れると面倒なことになるので注意しましょう。またシムを組む際にモーターから脱落しやすいのでシムに薄くシリコングリスを塗って粘着力でモーターにくっつくようにしています。

最後に蓋をして終わりです。

長ネジが銃身側で短いネジがストック側になります。
まとめ
実際にやってみると少し気をつけることはあるのですが簡単です。時間も大体15分くらいでできます。
これで電動ガンのスイッチ焼けがかなり低減されるのでオススメのカスタムです。
道具も揃いやすいものばかりですし何より安く済みます。SBDも安いものだと八百円くらいであります。
以上、お付き合いありがとうございました。
次はSBDの作動メカニズムとモーターの逆起電力についてちょっと考察しSBDの選び方を考えてみます。

・イーグル模型 SSBスーパースパークバスター
イーグル模型さんのSBDです。サマコバレベルのモーターでも大丈夫です。
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