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KRYTAC KRISS VECTOR(クライタック クリスベクター)

KRYTAC KRISS VECTOR クライタック クリスベクター 内部カスタム その2

前回のカスタムで不満のあった点を詰めていきます。

KRYTAC KRISS VECTOR クライタック クリスベクター 内部カスタム

いまいち改善しきれなかった不満点のレスポンスの改善とサイクルアップを狙っていきます。

それらを基に部品の選定をしていきます。

部品の選定

ギヤはそのまま使いたいのでモーター変更でレスポンス、サイクルの向上を狙っていきます。

選定したモーターはロネックスのA1モーターにしました。奮発しました。

エンドベルとピニオンはこんな感じ

前回、投入したエアソフト97さんのイナズマモーターとピニオンを見比べます。

比較結果、なんとも言えないのところなので、とりあえずそのまま使ってみます。

さらにブラシの耐久性アップのためにシルバーブラシを買いました。

モーター用シルバーブラシ
寿命が上がるらしいです。自分で広告をはりながらも、ぶっちゃけるとショップさんで探したりラジコン用だと安いです、九百円くらい。

サクッと組んじゃいます。

カスタム

モーターの準備ができたので組み込みます。

ロネックスA1モーターは回転数とトルクがかなり上がると思うので念のためセクターギヤのカットを1歯だけします。

今回は解放側を1歯カットします。

引き側カットはレスポンスの悪化を招く可能性があります。

解放側の歯をカットしてもピストン解放タイミングは加速ポート内なので影響が少なそうと考えて決めました。

カット面の様子です。

ピニオンが変わるのでめんどくさいのですがシム調整をやります。

ロネックスのモーターはモーターホルダーとの間に隙間がありカタカタしていたのでマスキングテープを貼り付けて隙間を無くしました。

折角、メカボックスを開けたので少し気になっていたつまづきホップ解消のためにノズルを加工します。

ノズルをリューターに取り付けて旋盤みたいにしてヤスリとサンドペーパーで削ります。

チャンバーに差し込んでつまづき量を確認します。

後にここに落とし穴があるのですがこの時は気が付かず調子に乗ってガンガン削ってました。

後は組み立てて試射をしていきます。

試射

バッテリーを繋いで空撃ちします。

ギャー ギャー

ピニオンのギヤ鳴りです。

かなり萎えました。

やっぱり他の方達が言われている通りロネックスのピニオンギヤはかなり鳴きます。

萎えながらも気力を振り絞って弾速計で初速を計測します。計測条件はいつもと一緒です。

0.2gノンホップで80m/s・・・

サイクルを測る気力も湧きません。

原因はすぐわかりました。ノズルの削りすぎによるチャンバー部の気密漏れです。簡単な絵にすると次のようになります。

調子に乗ってノズル先端を削りすぎてしまいました。しかもよく観察してみるとクリスベクター特有の問題がありました。

まずシリンダーとノズルの向きが鋭角になっているためタペとプレートが2分割されています。

2分割したタペットプレートを写真のようなリンクを介して作動させているので、部品同士のクリアランスが必要になり穴の端までタペットが動いていませんでした。

つまりタペットの前進量は稼働する部品の全てを組んでみないとわからないということがわかりました。

クリスベクターは特有のVスタイル再現のためノズルとタペットがくの字に曲がっています。

タペットはリンクプレートを使って角度を変えています。

複数の部品を使ってタペットを構成しているためリンクプレートを外した状態でのタペット最前身位置とプレートをつけたときの前進位置が異なります。これは精度が悪いわけではなく部品公差吸収のため仕方がない設計です。

このためプレート無し状態でノズルの位置を調整していたためノズルの先端がホップパッキンの口元まで届かずエア漏れしていました。

これら(ピニオンギヤ鳴り、ノズルのエア漏れ)を踏まえてまたカスタムします。続きます。

KRYTAC KRISS VECTOR (クライタック クリスベクター)内部カスタム 完成

・KRYTAC クリスベクター ブラック
箱だしで使うのはちょっと厳しいかもしれません。

・KRYTAC クリスベクター FDE
色違いです。

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  • この記事を書いた人

kazubara

輸送機器メーカーでの元エンジン設計者。15年の職務経験から機械設計知識を伝道します。また職歴を活かしてエアソフトガンをエンジニアリング視点で考察して行きます。

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