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UMAREX/VFC GLOCK19X

UMAREX/VFC GLOCK19X JP version 分解&カスタム (グロック19X)

前回はUMAREX/VFC GLOCK19Xのほぼ箱だしのレビューをしました。

UMAREX/VFC GLOCK19X JP version 分解&カスタム (グロック19X)

かなり良い製品であるモノの欠点がいくつかあるので、今回は欠点を潰すのを目的としてカスタムしていきます。

おさらいですが欠点は

改善目標

ハンマースプリングが強すぎてハンマー、シアーが壊れるかもしれない

ホップの掛かりが少し弱い

ガスが入れにくい

少し初速を上げたい

です。

この辺をブラッシュアップしていきます。

スライドの分解とカスタム

まずはスライドを外します。スライドを外す前にスライドを引いてハンマーをダウンにさせます。

そしてスライドストップレバーの前方にあるレバー下げながらスライドを前方に引くと取れます、ちなみにレバーは、かなり硬いです。

スライドです。

リコイルスプリングアッシーとアウターバレルアッシーはただ嵌っているだけなので外します。

リコイルスプリングアッシーの前方に衝撃吸収用の樹脂パーツが付いていました。

バレルアッシーです。

ブローバックエンジン

次はガスブローバックエンジンを外していきます。

スライド後端のネジ一本で固定されています。

ネジを外すと簡単にブローバックエンジンが取れます。

横から見たブローバックエンジン。

G18CV2と刻印があります。

おそらく共用パーツなのでしょうね。

ここでスプリングの引っ掛けを取ると樹脂の部分(ノズル)が取れます。

そうするとブローバックのガス圧を受け止める部品(ピストンカップ)、弾の発射とブローバックを切り替える部品(フローバルブ)とエキストラクター、後ろのプレートが揃います。

ガス圧を受け止める部品(ピストンカップ)

弾の発射とブローバック切り替える部品(フローバルブとバルブスプリングなど)

エキストラクター

バックプレートと呼ぶかな?

ガス圧を受け止めるゴム部品(ピストンカップ)が凄い形をしています。

かなり面積が大きいのでブローバックが良さそうですね。

ノズルを見ていきます。

なんか電動ガンのデンデンムシみたいな形で良さそうです。

ここで上の写真の発射ーブローバックを切り替える部品をバラします。

横からピンが刺さっているので抜きます。

ピンを抜くとフローバルブとスプリングが出てきます。

これが切り替えを制御しています。

画像ではカスタムスプリングが写っています。フローバルブは回転防止形状になっていて安定したガスの切り替えができる良い形状です。

元々のスプリングが次の写真の上です。

このスプリングを強くすると燃費が悪くなる代わりに初速が上がります。

ただしスプリングが強すぎるとガスルートの切り替えができずブローバックが発生しません。

また初速調整もガスは温度によって変わるので注意が必要です。

荷重違いのスプリングはストライクアームズさんで手に入りますが、変更する場合はバランスを考えながら注意して変えないと失敗します(元に戻せばいいだけですが)。

またホームセンターで似た寸法のバネがあればそれでもいけます。

もしスプリングを変える場合は非接触式の温度計などでマガジン温度を測りながら調整して、大気温度35℃で0.98Jを絶対に超えないようにしましょう。

非接触式温度計
ガスガンカスタムには必須です。

後はシリコンスプレーを使ってシリコンオイルを各部品に塗布して組み直せば終わりです。

ガス圧を受けるゴム部品の外周にだけシリコングリスを塗っています。

ちなみにシリコンスプレーはKSCさんのサプライ品が大きくて安くてお勧めです。ガスガンいじりでは必須です。

KSC シリコンオイルスプレー
安くて量が多いです。

シリコングリスは鉄板のAZ社製のグリスをお勧めします。

AZ社製シリコングリス
シリコングリスの決定版です。

 

基本的にガスブローバックであればこのスプリングとフローバルブの形状を変えれば初速調整ができます。

初速が高すぎる場合は弱いスプリングに変えて、逆は強いスプリングです。

N-PASなんかもこの応用になります。

これでブローバックエンジンは終了です。

もし良かったらガスブロの作動メカニズムの紹介をしているので良かったらみてください。

ガスブローバック式エアソフトガンの作動の仕組み スライド、ボルト編

バレル、ホップチャンバー

次にアウターバレルからホップチャンバーをこじりながら引くとチャンバーが取れます。

ネジなどでは止まっていなくて知恵の輪みたいで難しいです。

写真はすでにバレルを変えています。(メイプルリーフさんのクレイジージェットバレル)

2本のネジを外すと、ホップパッキンとホップ調整機構が出てきます。

シーソーみたいな銀色のバーツが口の形をしたワッカを動かすことによってホップを調整しています。

かなりのナイスアイデアですね。

ちなみに写真の黒いバレルが純正品です。

それぞれパーツを見ていくとまずパッキン。フラットな長掛けタイプで良さそうです。

パッキンを押すパーツ。

マルイさんの方持ちアームではなく両持ちなので強くホップを掛けても傾かなくて良い形状です。

ではバレルを変えます。

純正、アフターのどちらもホップ窓は多少のバリがあるので取り除くとパッキンが痛まないのでお勧めです。

手が切れそうなくらいエッジが立っていることもあるので丸めましょう。

加工前

加工後。

丸棒のダイヤモンドヤスリで軽く擦るだけで十分だと思います。

・ダイヤモンドヤスリセット
ダイヤモンドの割に安くて良いです、丸棒はかなり重宝します。

私が好むインナーバレルはメイプルリーフさんのクレイジージェットバレルです。

グロック19Xは長さが84mmになります。

この製品のジェット効果とかいうのは信じていませんが、品質が良さそうなので選んでいます。

ガスガンの場合はバレル内径変更が初速に大きく影響するので、バレル内径変更だけで初速アップが十分なことがあります。

ブローバックエンジンをバラさないで済みますし、燃費も変わりません。

お勧めです。

メイプリーフクレイジージェットバレル 84mm
ガスブロに使うことが多いです。特別に良いとは思いますが、普通に良いと思います。

これにいつもなら同社のホップパッキンを組むのですが、私の個体ではチャンバーにパッキンが大きすぎて入らなかったので純正を使うことにしました。

最後にホップパッキンを押すパーツに細工をします。ホップ量が少なめなのでパッキを押す部分を傘増しします。

今回はマルイさんのホップパッキンの切れ端を接着剤でつけました。

これは他メーカさんの場合でもホップ量を調整したり長掛け化するのに利用します。

マルイさんの純正の場合だと熱収縮チューブを被せたりします。

後は電動と同じでバレルにマルイ高粘土グリスを塗ってパッキンを取り付けます。

ホップの突起状態を確認してアウターバレルに嵌めて終わりです。いい感じです。

最後にスライドに部品を組み込む前にスライドの摺動部を#1000のサンドペーパーで軽く磨いて部品を組み付けて完成です。

反対側

ハンマー,シアー周り

次にハンマー周りの対策をします。

私は高圧ガスなど使いませんのでハンマー、シアー、ノッカーは国内の代替フロン(HFC-134a)の圧力が叩ければいいので、マルイ純正相当のハンマスプリング、ノッカースプリング他に変更します。

パーツがあれば鉄の削り出しハンマーとかに変えてもいいのですが、別に高圧ガスを使わないのでコスト面から採用しません。

またハンマースプリング、ノッカースプリング交換ですと気温が上がってガスが高圧になるとノッカーがバルブを叩けないので、初速が上がりすぎる心配も減ります。

お勧めは、マルイ純正相当荷重のスプリングセットになります。

AIP. インナースプリングセット
 メーカーに拘りがありません。東京マルイさんの荷重相当品だったらなんでも良いと思ってます。

ではハンマーアッシーを本体から外します。

写真のピンを抜きます。

ちなみに私はこの作業が大嫌いです。

他のモデルでもやったことがあるのですが、スプリングが硬くてやりにくいしパーツは飛ぶし最悪です(できればやりたくない)。

方向は写真のように左から右です。

次にトリガーバーとシアーがつながっているので外します。簡単に取れます。

そうするとハンマーアッシーが上に抜けます。ノッカーを戻すスプリングも取れますので失くさないように注意します。

ハンマーアッシーはこんな感じです。

ここでハンマー廻りの組み立てを言葉で説明するのが難しいので、もしトライされる方がいるなら必ずバラす前に写真を撮っておくことをお勧めします。

一応、このサイトでも組み込めるように必要な写真は載せておきます。

背面と上から写真を撮っています。

背面

上からの写真

ここでいきなりバラすとスプリングが飛んで面倒なことになるのでピンポンチを入れながら軸を外します。

裏から見た写真

ピンポンチをずらしながら部品をバラバラにしないようにスプリングを組みます。

交換後です。明らかにスプリングの直径が違います。

感覚的に50%くらい荷重が下がった感じです。

純正は強すぎです。たぶんですけど空撃ちでもハンマー周りが逝きそうです。これはむしろお座敷の方にお勧めです(ほぼ必須)。

最後に可動部品にベルハンマーのNo2グリスを塗って本体に組み込んで終了です。

ここでグリスは埃が付くのが嫌いな人は、シリコンスプレーでも良いかもしれません。

私は、作動重視なのでベルハンマーを塗っちゃいます。ちなみにスライドとフレームの摺動部にもこれを塗ります。

ちなみにハンマーユニットの分解を含む、全体の分解の仕方はこちらのが詳しく書いたので良かったら見て下さい。同社のG45ですが基本的に同じです。

UMAREX/VFC G45(グロック45) GEN.5 分解編   カスタム依頼品

・ベルハンマー ゴールドグリス No.2
お高いのですが最強のグリスだと思います。

 

このわかりにくいハンマー、トリガー、マガジンの作動原理を書いてみました。興味があれば是非。

ガスブローバック方式エアソフトガンの作動の仕組み マガジン、トリガー、ハンマー編

実射確認

なるだけレビュー時と同じ条件をつくります。

マガジンのガスはほぼ満タンで表面温度が27℃程度にして、弾は東京マルイ バイオの0.2gを使ってフル装填22発を秒2発ペースで測定します。

ホップの目盛りは0の状態です。

初弾に近い時の初速

ほぼ撃ち終わりの初速

おおよそ4m/sくらいの初速アップができました。

まあバレル長84mmなので、この辺が限界だと思います。

後はバレルを伸ばすしかないのですがコンパクトモデルの意味がなくなるのでやりません。

またバレル長に対しガス吐出量が多めなのでホップをかけると初速は上がります。

0.2g適正ホップくらいで75m/sくらいなので、このサイズのガスブロとしては上々だと思います。

実射動画(弾は入ってません)

VFC GLOCK 19X カスタム 音に注意

数値で比較できないのでわかりせんが気持ちよくなったかな?

やっと完成です。

完成

外観は何も変わっていないので私の自己満足項目です。

東京マルイさんのグロック19とグロック17 GEN4と並べてみました(レビューでやれよ、という内容です)。

ちなみに手持ちのS&Tのライトは付きませんでした。マルイさんも同じです。でも長モノのレールには付いたのでグロック独特の寸法なのかな?

最後に9mmのダミーカートとマガジン達と一緒の写真

マガジン買い過ぎました。純正+2本でよかったな。

まとめ

本ブログで本格的なガスブロの紹介は初登場ということで細かく説明してきたつもりです。

これで私のガスブロカスタムの内容はほとんどフルコースに近いです(ガス注入口の交換紹介を忘れてた。簡単だからまあいいや)。

他はショートリコイルキャンセルとマガジンのバルブの穴の拡大、位置の調整くらいです(バルブ穴径を変えただけでは初速は変わりません。ブローバックは気持ちよくなるかな程度です)。

もし要望があればマガジンのカスタムも紹介します。

まあ、ガスブロのハンドガンの場合ですと手を入れても外気温による変化のが大きいし、そもそもメインウェポンにならないのでここまでやるかという話もありますが、気持ちの問題です(長モノは別です)。

でも確実にやらないよりはよくなります。

もしやろうかなと思う人の参考になれば幸いです(耐久性向上系はやっても良いと思う)。

簡単ですしね。

以上、UMAREX/VFC GLOCK19Xの紹介を終わります。結構、お勧め商品ですがハンマースプリングは変えた方が良いと思います。

その後に弾道確認してきました。詳細はこちらをどうぞ→UMAREX/VFC GLOCK19X JP version 弾道確認と最終調整 (グロック19X)

UMAREX/VFC GLOCK19X JP version 弾道確認と最終調整 (グロック19X)

UMAREX/VFC GLOCK19X GBB
かなりお勧めです、箱出しで行けます。さらに値段が国産同等以下なのが凄いです。

スペアマガジン
マガジンは国産に比較しちょっと高いです。

国内ガス用注入バルブ
お勧めです(必ずO-リングは純正品を使ってください)。

個人的なお勧めですが、私はエアソフト本体やパーツ関連の多くをアマゾンのプレアイム会員で購入しています。

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  • この記事を書いた人

kazubara

輸送機器メーカーでの元エンジン設計者。15年の職務経験から機械設計知識を伝道します。また職歴を活かしてエアソフトガンをエンジニアリング視点で考えてみる。

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