今回はUMAREX/VFC GLOCK19X ガスブロのレビューとカスタムを紹介します。
発売から時間が経っていて今更感がありますが執筆時点では一番のお気に入りなので紹介します。
実は本サイトでまともにガスガンを紹介するのは始めてだったりします。
丁度、投稿が60記事目だったので丁度いい記念になりそうです(このサイトでこの記事執筆時点で最大手の東京マルイ製品はまだ一個しかない)。
ガスガンは電動と異なってパワーソースの観点からできるだけ国産メーカー品を購入するのですがどうしてもこの機種が欲しいという場合だけ海外メーカー品を買うことがあります(基本的に私はKSCをかなり好んで購入しています)。
その中の一つでお気に入りがこのUMAREX/VFC GLOCK19Xです。
箱と外観
箱から出した雰囲気で始めます。
外箱
まず箱からです。正規ライセンス、日本バージョンを証明するステッカーが貼ってあります。
横に何が書いてあるのか見てみました。
結構、しっかり説明されています。裏側には確かCO2は絶対ダメと書いてあった気がします。
では箱から出します。
国内メーカーとは異なってかなり簡素な箱で本体はビニール袋に入っています。
シリコンオイル?がびちょびちょについています。
粘度はかなりさらさらで、布かなんかで拭けば簡単に取れます。
本体外観
本体をざっくり見ていきます。
スライドのサイズがグロック19でグリップサイズがグロック17なのでコンパクトな割にかなり握りやすいです。私は普通の手の大きさでグロック19だと少し窮屈なのでこれは丁度良いです。
軍用モデルなのでグリップ底にランヤードリングが付いています。
逆
スライドの刻印を見てみます。正規刻印になっています。私は特にそこまでのこだわりはありませんが、フェイクよりは正規刻印のが所有感は感じます。
次にマガジンリリースボタンを見てみます。
これが他のグロックに比べ大型化されていて見た感じよりもかなり扱いやすくなっています。地味にかなり良い改良点です。また左右の付け替えが可能です(ガチの右利きなので変えないと思います)。
次にエキストラクター廻りを見て行きます。
何気に別パーツになっていてコストが掛かっています。ただここまでやるならエキストラクターのレディの赤を塗ってもいいんじゃないかと思います(自分で塗れば良いだけですが)。
ちなみにスライドリリースレバーはアンビです。
次にスライドストップ時の外観です。
バレルはあんまりショートリコイルの動きはしないようです。
次にホップ調整方法です。リコイルスプリングガイドの先端に六角の穴が有ってそれを時計周りに廻すとホップが掛かります。また工具がなくてもスライドストップを掛けてスプリングガイドの軸を手で廻せるので調整できます、これはかなり良いです。
次にサイトピクチャーです。
ここはかなりのお気に入りポイントです。
グロックの凹サイトが私は苦手なのですが、グロック19Xは最初から3ドットタイプで助かりました。また樹脂製ではなくアルミ製なのも良いです。樹脂だとぶつけると変形するんですよね。これも自分で交換すれば良いのですが純正で金属だと余計な出費が無くて嬉しいです。
地味にグロック刻印とサイトのモデル名MH3の刻印がモールドで再現されています。
フレームにはガッツリとパーティングラインが残っています。その辺は国産メーカーのが気を使っている感じがします。本物を見たことはありませんが所詮、工業製品なので本物もガッツリとパーティングが入っていると思います(筆者のエンジニア経験より)。
何かの記念モデルやカスタム品等でない限り、本物もこれに限らず金型成形品ならばパーティングは残っていると思います。軍用なら尚更だと思います(量産性、コスト重視ですからね)。
他に気になるポイントは東京マルイさんのような安全装置はついません。トリガーセーフティだけです。
バックストラップはおそらく追加で付けられるのでしょうけど付属していません。東京マルイとの互換性は今度、確かめてみます(グロック17 GEN4を持っているのでその時に紹介します)。
最後に本体重量です。
約380g(マガジンなし)でかなり軽いです。HW樹脂のが断然、重いです。私は作動性重視なので軽さについてはあまり気にしません。
マガジン
マガジンです。
材質はたぶんアルミだと思いますが比重の感じに違和感を感じるのでガワがアルミで中に亜鉛製の部品が入っているのかもしれません。
大切なマガジンリップは硬めの樹脂製で形状は東京マルイとほぼ同じなのでマガジン原因での給弾不良は少なそうです。
マグリリースボタンのアンビ対応でマガジンのキャッチへ引っかかる切り欠きが左右にあります。
ちなみにマガジンと本体を繋ぐガスルートのゴムパッキンは湾曲していてブローバックエンジンからのガス漏れを減らす工夫までしています。細かいところに気を遣っているのがよくわかります。
何気に背面が結構、おしゃれな感じでかっこいいです。
マガジンのバルブサイズは東京マルイとほぼ同じです。少し形が異なりますがほぼ同等品でしょう。おそらくネジサイズが同じなので互換製がある可能性が高いです。
マガジンフォロワーはそのまま下がるだけです。欲を出すならKSCさんみたいにフォロワーが下でロックされる機構がついていると最高なんですけどね。
次にガス注入口です。弾を保持するスプリングを上方向に押しながらバンパーをずらすと注入口が出てきます。
このバンパーをズラしてガスを入れる仕組みは好き嫌いがあるかと思いますが個人的には好きな仕様です。一般的なガス注入口はバンパーに穴が空いていることが多くその穴にBB弾が入って詰まることがありました。それがまたなかなか取れなくてガスが入れられなくて困ったっことがあります。なので隠してくれると助かります。
ガス注入口は残念がら海外ガス仕様の入れにくいバルブです。私は持っているマガジン全て国内ガス対応品に交換しています。写真も交換済み。
最後にガス無し(完全ではない)弾無しでのマガジン重量です。261gで普通です。
実射性能
実射性能を見て行きましょう。
マガジンのガスを満タン近く入れます。
279gで先程の重量から引くとガスは18gほど入るようです。かなり入りますね。
マガジン表面温度は27.6℃です。温度によってマガジンに入るガス量も変わるので参考程度です。
この条件で東京マルイ バイオ 0.2gで初速を測定した結果がこちらです。
毎秒二発程度の速さで撃っていくと残弾0の頃には、63m/sくらいまで落ちます。
この条件で空撃ちした様子です。(すでに弱冠、カスタムしてある)
なかなか軽快な作動です。
次にマガジンをフル装填の22発を秒二発の間隔で撃った後のマガジンの重さです。
276gなので22発で3g消費です。よって1発当たり0.14gの消費でかなり燃費が良いです(ハンドガンで0.2~0.25gが平均)。
ちょっと信じられない数値なのですが条件が良すぎたのかもしれません。あくまで参考値程度です。
理屈上は6マグいける計算ですがガス圧低下などを考えると4マグいけるかな?くらいです。
実際の弾道はサバゲーフィールドのレンジで撃った感じで割と素直な弾道でおおよそ30mは確実に低伸弾道で40mくらいまでは届いているかなといった感じです。
ホップがちょっと弱めで0.2gでもMAX近くまで設定しないと効かないのが気になります。0.2g弾をメインに使う方はこのままでかなり良い性能だと思います。
・G&G バイオ弾 0.2g
安くて精度が良いので性能確認からサバゲーまで広く使っています。日本に入ってきた頃から使ってるお気に入りです(2008年くらい)。バイオの割に日持ちします
・G&G バイオ弾 0.25g
0.25gです。基本は0.25gでサバゲーしています。
まとめと今後
良いポイント
外観はオフィシャル品だけあって100点に近いです。
操作性は元々のグロック 19Xが良いのでそのまま再現されていると思います。エアガンならではではホップの調整が素晴らしいと思います。撃ちながら気軽に変更できます。
作動製はかなり良いと思います。リコイルはそんなに重くはありませんがシャープな感じで素早いです。燃費も良さそうです(1発0.3gはアルミスライドにしては優秀)。
後は耐寒性能だけは分かりませんがマガジンの材質、大きさから比熱で不利になることが考えづらいので国内メーカー品と大差がない気がします(アルミと亜鉛)。
重要な価格、入手性ですがこのクオリティでなんと実売13000〜15000円です。マガジンは4500円くらいで少し高いです、が国内メーカーと大差ないか少し安いくらいで凄いです。
入手性も流通在庫が結構あるようでマガジン難民にならなくてすみそうです。私は一昔前のKSCさんのマガジン難民を経験しているので極度に恐れています。見た瞬間に買わないと一生、出会えないと思えるくらいお店になかったです。最近はKSCさんの再生産が多くなって少し改善されているようです。
気になるポイント
ハンマーのスプリングが強い割にハンマー、シアーの材料がしょぼいので空撃ちしているとたぶん壊れます。
またホップの掛かりが弱いです。さらに海外製のいつものガスが入れづらいバルブです。
そしてアルミスライドです。
法律では金属性の部品が50%を超えないことなどとありますがグレーと言われてます。スライドが全体の50%を超えるのかはわかりません(超えないと思いますが)。
また硬度がHB(ブリネル硬さ)で91以下のこととあります。硬度の法律はモデルガンだけに適用と言う意見も一部でありますが、個人的にはハンドガンはモデルガン、エアガン関係なく全て適用だと思います。
私の経験上ですが本製品のスライドのアルミは鋳造用アルミのAC、ADCだと思います。本体の値段から想像するにAC、ADCの中でも安いAC1かAC2あたりで熱処理のグレードもかなり低そうです。
この条件でADCの硬度がHRB(ロックウェル硬度)で40もないのでHBに換算すると大体80くらいなので高い確率で判定内だと思います。ちゃんと計測しても良いのですが壊さないと計測できないのでかなり抵抗があります。
だからあくまで個人的には白に近いグレーと思っています。
ただしいくら鋳造用アルミでもAC,ADCのグレードが高くてT-6とかの熱処理をしているものもダメです。もちろんのことジェラルミンや鉄は絶対にダメです。
また法律でグレーでもフィールドさん、運営団体さんが使用禁止、持ち込み禁止であれば従いましょう。
以上、VFC/UMAREX GLOCK19Xのレビューでした。
次回は、気になるポイントを踏まえてカスタムしていきます。
・UMAREX/VFC GLOCK19X GBB
かなりお勧めです、箱出しで行けます。さらに値段が国産同等以下なのが凄いです。
・スペアマガジン
マガジンは国産に比較しちょっと高いです。
・国内ガス用注入バルブ
お勧めです(必ずO-リングは純正品を使ってください)。
個人的なお勧めで私はエアソフト本体やパーツ関連の多くをアマゾンのプライム会員に入って購入しています。
意外と本体、パーツ共にラインナップが充実していて最安値では無いもののそこそこの低価格で安定的に購入できるので重宝しています(小物だと買いに行くのがめんどくさいので重宝)。
多くの商品が配送料無料、お急ぎ便無料になり速ければ次の日に到着します。さらに会員になると映画、アニメ、音楽、書籍なども多くの作品がフリーで見れます。
月間プランだと月600円からで年間プランだと年で5900円でかなりのお得で会員は対象商品購入(エアソフト関連も大抵、対象になっている)でポイントが還元されます。
まずは無料体験からお勧めします。
コメント