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LCT AK74 NV

LCT AK74 NV 木製ストック ハンドガード メカボックス分解&総評 2020年12月購入

では、前回の分解レビューに続き、今回は、メカボックスを分解していきます。

LCT AK74 NV 木製ストック ハンドガード 分解 2020年12月購入

メカボックスの分解

まずは前回のおさらいでメカボックスが取り出せました。

まずは上の写真についている(写真ではすでに外れている)セレクターの歯車関連を外します。ただ乗せてあるだけなのでむしろ取れてると思います。

次にモーターホルダーを取り外します。メカボックスのモーター取り付け部にプラスボルトが2本あるので外します。ちなみにネジロックが塗ってあり硬いです。

各部品を細かく見たいのですがそれは、後に回してまずは分解を進めます。

次にメカボックスの天井についているメカボックス開き防止兼ハーネスクランパーを外します。これもまた硬くて貫通マイナスドライバをタガネみたいに使ってプラハンで叩いて外しました。

この写真はすでに分解している状態ですが本来はトップカバーを押さえているボタンがメカボックスに挟まって付いています。

 

次にメカボックスを左右に貫通しているセレクターを取ります。これもネジロックがついていて硬いです。躊躇せず工具を回してください下さい。

次に忘れがちな樹脂キャップを外します。ハマっているだけなので前方にスポッと抜けます。多分、ほこり侵入防止っぽいです。

やっとメカボックスを止めている4本の六角ボルトを外せばメカボックスが開くはずです。

ここから私は、メカボックスを開くのにかなり格闘しました。手で開けようとしても全く歯が立ちません。

もう破損覚悟でメカボックスの天井面の合わせ目に細いマイナスドライバーを突っ込んでこじりました。それでもかなり苦労しました。

ちなみに残念ながらQD式ではありませんでした。がっかり

このメカボックス開かない事件の犯人はどうやら各ギヤで3個かつ両側がベアリングに圧入されていました。

よってメカボックスが開いてもギヤは取れません。

今度は、軸受の破損を覚悟しながらポンチで叩きながら各ギヤを外していきました。幸いベアリングは壊れませんでした。

残りの部品は普通に取れます。

これで分解完了です。

メカボックスの部品見学

まず各部品に行く前に箱だしでのグリスの塗り具合、シムの調整具合ですが期待していましたが私的にはちょっと残念な感じでした。

グリスはギヤ類はしっかりと適量塗られているもののノズル、タペットなどのシリコン系グリスを塗る箇所はちょっと少ないです。

シムも悪くはないのですが私は、噛み合う歯が各ギヤで最大限になるように調整するのですがスパーとセクターの噛み合いがズレていたりしていました。要修正ですね。

ここから紹介する部品は分解したままで洗浄等全くしてないので組み込まれた状態のままです。

メカボックスのガワ

メカボックスは鋳物のアルミでした。結構、キレイでバリ等もなく好印象です。またベアリングは9mmとでかいので耐久性はバッチリです。しっかりとベアリングは、圧入されています。

あとカットオフレバーは何故かメッキがしてありました。たぶん亜鉛メッキ。滑りが良くなるのかな?

逆側もバリなどなくキレイでした。

残念ながら窓の4隅の割れ対策は施されていませんでした。まあ自分で削れば良いですけどね。

ちなみにメカボックスの合わせの精度はバッチリです。これはすごい。

モーター周辺

次にモーター廻りを見ていきます。無印の真っ黒いモーターです。トルクがあるのかもしれませんが回転数が遅すぎて7.4V駆動だと辛いです。
まあ交換です。

ピニオン廻り。D型の軸に抜け止めの芋ネジが入っているタイプです。基本的にD型は、軸強度が減少したり使い込む内にガタが出たりするのであまり好きではありませんので交換しちゃいます。またピニオンのあたり面を見るとピニオン全歯がベベルと噛んでいなく改善の余地があります。

次に吸排系を見ていきましょう。

シリンダ、シリンダヘッド

まずは、シリンダーとシリンダーヘッド。一体型でした。シリンダヘッドは削り出し、シリンダはステン?の冷却溝付きです。これはすごいけど私は、AOE調整をシリンダヘッドで実施するので一体型だと地味に困ります。まあ、でもものは良いです。

シリンダヘッドの裏側は一応、ゴムがついていました。ちなみにピストンヘッドも金属でこれだと音が出そうなのでなんか考えます。

ノズル

あと、ノズルです。結構短いですが先端の形状やシーリングノズル(ゴムは一個)でそこまで作動抵抗がないので良いです。

ピストン、ピストンヘッド

次は、ピストン、ピストンヘッド。ネジが硬くて取れません。ピストンヘッドは5穴の後方排気タイプでアルミ製ですね。

ピストンはABS樹脂に金属ギヤが接着されています。一応、最後から一個前のギヤがピスクラ防止で歯を半分ほど削ってますが足りませんね。さらに削る必要があるでしょう。まあよく割れるポリカより全然、良いです。

ちなみにシリンダと組み合わせると気密歯しっかりしていたので問題はありませんがピストンが31gで結構重いです。

私は、大体で25g前後にしています。ちょっと考えて使わないと難しそうです。

次に駆動系を見ていきましょう。

セクターギヤ

まずセクターギヤです。鉄?のセクターチップです。これはタペットを攻撃するのであまり好きではありません。ギヤ事態は加工精度が良さそうで良く発生するギヤ端面のバリ取りがされていて素晴らしいのですがギヤの軸とベアリングが圧入になっており調整が全くできないのでいじる人にとっては、扱いにくいです。

あと残念ながらシム調整が適切ではなくて隣のギヤを擦っています。(写真2枚目に跡が残っている)

スパーギヤ

次にスパーギヤです。セクターと一緒で造りは良いですが流石に幅が薄すぎないでしょうか?軸もベアリングと圧入で調整できません。

ベベルギヤ

最後は、ベベルギヤです。これも基本的には良いのですが逆転防止ラッチが4枚は、少ない気がします。このままのサイクルなら問題無いのですが少しでもサイクルを上げると怪しいです。当然、これも圧入です。しかも一番、タイトな圧入です。

逆転防止ラッチ

逆転防止ラッチです。私は、トラブったことがないので頑丈であればそれで良いです。

タペットプレート

次にタペットプレート。タペットはナイロン系?の樹脂で強度はありそうです。精度も良さそうです。

羽の形状ですがあまり好きではありません。羽の根元にRが欲しいです。まあ削るんですけどね。

ノズルが入るところは直角度は悪くなさそうかつ強度もありそうです。

タペットのリターンスプリングです。巻き数も多くてかなり強いのでタペットの追従性は良いと思います。

次に電装系です。

スイッチ

スイッチですが普通です。特に特徴はないです。

あとハーネスが0.75sqの配線なのでハーネスの引き直し確定です。

あとトリガー廻りがありますが特徴がないので割愛します。

最後にメインスプリング、スプリングガイドです。

スプリング

まずスプリング。等ピッチのそこそこの長さで端末処理もしっかりしているので1J仕様の専用部品があるようです。バネ鳴りもありませんでした。

 

次はスプリングガイド。スラストベアリング入りで耳が長いので組み付け時に便利そうです。まあQD式にして欲しいですけど。

これで紹介する部品は全部になります。

総評とカスタムの方向性

まず外装ですが超マニア以外はかなり満足する一品だと思います。本当に各部品が鉄か木です。多少、重いのですが(3.5kgくらい)まあバランス的にそこまで辛くないしあとはロマンと愛で補正します。

ただし唯一、グリップだけはひどいです。まあ、純正オプションでキレイなのが売っているので買うのも一つの手だと思います。

性能に関してはサイクルの遅さを感じなければ箱だしで十分だと思います。メカボ内で気になる点を挙げましたが1J以内であのサイクルならたぶんなかなか壊れないと思います。あくまで私の感覚です。

メカボックス内は基本的にどの部品も高品質かつ高級部品が組まれています。

ただサイクルが遅かったりスプリングが弱いのに金属歯のピストンだったたり部品のセレクトと箱だし性能にアンマッチを感じます。

またギヤが全てベアリングに圧入されているのもマイナスです。整備するのが面倒です。確かにベアリングに軸を圧入すると音や軸振れ、叩かれで有利なのでわからなくもないですが経験上で、はめあいはH8の隙間ミニマムで0にします。これで十分です。

でカスタムの方向性ですがいつも通り使えるパーツはなるべく使うのですが肝心のギヤが使えないのが痛いです。

しょうがないのでギヤを変えちゃうので16:1のちょいハイサイでレスポンスを上げるかつエア容量が大きいので流速気味にするつもりです。

今後はカスタム編になります。部品を発注中なので届いて組み次第アップします。

LCT AK74 NV 木製ストック ハンドガード カスタム(プチハイサイクル)

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  • この記事を書いた人

kazubara

輸送機器メーカーでの元エンジン設計者。15年の職務経験から機械設計知識を伝道します。また職歴を活かしてエアソフトガンをエンジニアリング視点で考察して行きます。

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