今回はKSC Mk23 ソーコムピストル(CO2) ABSの完全な初期ロット箱出しレビューです(入手日は発売日)。
ここ1〜2年ほどKSCさんは過去のモデルの再生産がメインで完全な新モデルの販売がほとんどないなかで2023年3月上旬に突如、Mk23 ソーコムピストルのCO2モデルの販売のお知らせと予約の開始が始まりかなり衝撃を受けて速攻で予約して手に入れました。
自分の世代はゲームのメタルギアソリッドが発売された時期に年齢が18歳前後でモロに直撃世代なのでMk23 ソーコムへの思い入れがかなり大きいのでこの製品の発表は衝撃でした(メタルギアソリッドシリーズ共に大人になりました、勿論のことシリーズ全てプレイ済み)。

私はMk23 ソーコムへの思入れが強かったのでその昔、KSCさんの05HK(ハードキック)のMk23 ソーコム ABSを持っていたのですが箱だしの作動性は良いとは言えず、自分のスキルでは弄ってもまともにサバゲーで使えるようにはできませんでした(売却してしまった)。
05HKの作動は調子が良い時でポコーン、ポコーンって感じのブローバックでかなりショボかったです。大体、いつもは2〜3発目でチャンバーから垂直方向に生ガスを吹いてました(生ガスの吹きっぷりから友人にエクトプラズムガンとか言われました)。
05HKがこのような有様だったのでまともに動くMk23 ソーコムを探したところ海外メーカーのKWAさんがシステム7で販売しているようです。
しかしながらKWAさんのは仮に本体は購入できてもマガジンや補修パーツの流通の少なさから私は購入に踏み切れませんでした。
勿論のこと東京マルイさんの固定スライドガスガンとエアコキの両方ともMk23 ソーコム(未レビュー)を持ってますがブローバックしないので物足りなさは否めません(実射性能はバツグンに良い)。
KSCのショボかったMk23 ソーコムがCO2のブローバックモデルとして大進化して帰って来たので大きな期待を持ってレビューしていきます。
外箱と内容物の確認
外箱です。

これまでのKSCさんのデザインとは一変してニューデザインになっていました。弱冠、メタルギアのゲームパッケージや段ボール箱を意識したデザインな気がします。
後側です。

恒例のターゲットはプリントされていませんでした。ターゲットのプリントがない代わりに説明書のラストページにQRコードが記載されておりそこからターゲットがダウンロードできるようです。
サイドです。

サイドにシリアルナンバーとJASG適合品のシールが貼ってあります。JASG公認だとサバゲーはもちろんのこと競技(スチールチャレンジ)に使えるので人によっては重要ポイントだと思います。
ちなみにシリアルナンバーは執筆時点の2023年3月〜5月のKSC 新製品プレゼントキャンペーンに使うので隠させて頂きました。
箱を開けます。

KSCさんのいつも通りのシンプルな内装になっています。また本体にマガジンが装着されているのがKSCスタイルです。
内容物一覧です。

本体、マガジン以外の内容物は次のようになります。
・マズルキャップ(警告札付き)
・取扱説明書
・CO2ボンベ取り付け用の六角レンチ(サイズ:呼び10)
・BBローダー(筒とロッド)
・ホップアジャスター
・弾が少々
自分の個体は内容物に過不足が無さそうなので購入された方でもし不安な方は参考にして下さい。
取説に関して残念なことが一つあって、KSCさんの素晴らしい特徴である異様に詳細な実銃解説ページがありませんでした。
私が知る限りKSCさんの解説は参考文献として月刊GUN誌などを使っていましたが現在では廃刊になっている雑誌が多いことと著作権の問題から載せられないのかなと予測します。
外観の全体レビュー
全体のサイドビューです。

反対側

予め分かっていることですがかなりサイズが大きいです。
次にホールドオープン状態です。

反対側

しっかりとショーリコイルが再現されていてホールドオープン時にバレルが上方向に傾きます。
全体の質感としては外から見える大半の部分の材質がABS樹脂(スライド、フレーム共に)なので塗装のノリも良く良い感じです。またABS樹脂だと塗装や仕上げが甘いと安っぽいテカリが出るのですが新品状態ではテカリは見られません(使っていくとどうなるかはわからない)。
KSCさんのMk23 ソーコムの外観の質感とおおまかな大きさの比較として東京マルイさんの固定スライドガスガンのMk23 ソーコムとKSCさんのUSP.45を並べてみました(写真だと分かりにくいかも)。

次に東京マルイさんの純正付属パーツのサイレンサーとL.A.M(ライトアタッチメントモジュール)が装備できるか試してみます。。

これらを装備してみます。

反対側

基本的にサイレンサー、L.A.Mの装備は可能でした。
ただし注意点としてL.A.Mの固定ネジ(トリガーガード部)のネジ規格がKSCさんはインチネジ(取説に記載)に対し東京マルイさんのL.A.Mのネジ規格が私にはわからなかったのでネジの締め付けはしませんでした。
それでもレールへの食い付き力が良い感じだったのでネジを締めなくても問題なさそうです。
それにしてもさらにサイズアップして全長はおそらくMP5KやMP7のストック折り畳み状態より長いと思います。
マガジンなしでの重量を測定します。

625gとサイズの割に軽めです。まあヘビーウェイトモデルではないのでこんなもんだと思います。
マガジン有りの重量です(ボンベ、弾無し)。

955.5gと重めな部類になります。実銃はフル装填の完備重量でおよそ1.2kgくらいのようなので250gほど軽いようです。
スライド外観の詳細
スライド全体の写真です。

スライド、アウターバレルはABS樹脂でできています。
写真のセクション別に見て行きます。
マズルセクション

マズルはMk23 ソーコムの大きな特徴の一つであるM16 正ネジが切られています。ただしアウターバレルが材質がABS樹脂なので強度がさほど高くないと思うので扱いには注意が必要そうです。
ライフリングはHK得意にポリゴナルライフリングが上手く再現されているように見えます。
フロントサイトは金属製です。サイトの特徴としてはサイレンサー装着を前提としているので背が高くなっています。
サイトの見え方はドットタイプでドットはペイントではなく白い樹脂チップが埋め込めれいて凝った作りになっています。

フロントサイトは左右調整機能が付いており、調整はスライドの裏側のネジで左右に動かせます(スライドの取り外しが必要)。
次に刻印セクションです。

刻印の彫は全体的に浅めに感じます。
刻印の内容は
HK(へっケラー&コッホ) Mk23(モデル名) USSOCOM(アメリカ特殊作戦軍) Cal.45(45口径) 23-0747 B(わからない)
となっています。
今となっては軍用では珍しい45口径です。調べた限りだと数少ない45口径強装弾(.45+P)でも使えるようです。
次にリアセクションです。

特徴としては小型ハンマー、背が高いリアサイトです。
上から見てみます。

リアサイトは金属製で左右調整ができるものになっています。
次にハンマーをコックして後ろから見てみます。

しっかりとファイリングピンが可動部品で再現されています(押すとペコペコ動きます)。
スライドの反対側を見て行きます。

チャンバー、エキストラクター部をアップしてみます。

チャンバーの刻印の彫りは浅めで内容はHK Cal.45 23-0747 Bでおそらく使用弾薬とニトロプルーフのような火薬検査印だと思います。
エキストラクターは金属製の別部品で驚くことに稼働します。エキスタラクターの後端部を押すと前端部が浮き上がります。
スライドの重量を計ります。

245.5gとABS樹脂なのにサイズが大きいのでかなり重めです。
自分の感覚からするとスライドASSYの重量は150~200g(ヘビーウェイト含む)くらいなのでトップクラスの重さです。
フレーム外観の詳細
フレーム全体の写真です。

特徴としてはHK規格の独自レール、かなり大きめなトリガーガードです(操作系は次の項目で解説します)。
グリップは45口径のダブルカラムなだけあって太めです。片手で扱うには厳しいですが両手で扱うとちょうど良い感じになります。
これは実銃のコンセプトがメインアームとしてのピストルなので咄嗟に片手で扱うでのはなくしっかり両手で扱うことを想定しているためだと思います。
身長175cmの標準的な日本人サイズの私の手でグリップを握ると次のような感じになります(身長の割に手が小さい)。

こんな感じなので基本は両手でしっかり握って扱うことになります。
フレームの反対側を見て行きます。

特徴はエアガンのシリアルナンバー、メーカー刻印とUS PATENT、アメリカの特許取得番号の刻印になります。
どんな特許を取ったのか興味が出ますが調査が面倒だったので内容はよく分かりません(特許は公開情報なので誰でも調べられる)。
フレームを角度を変えて見て行きます。
フロントビュー(トリガーガード前方からのビュー)

トリガーガード前方にL.A.M取り付け用のネジが切られています。説明書でも強調されているのですがインチネジなので何かを取り付ける際に確認しないと壊れると思います。
グリップチェッカリングはスパイク形状でいい感じに食い込みます。ただし素手で握り込んでも痛さを感じるほどではありません。
バックビュー(グリップ後方からのビュー)

軍用なのでランヤードリングが付いています。グリップのチェッカリングは前方同様でスパイク形状です。
ボトムビュー(マガジン装着方向のビュー)

前方に実銃を模したシリアルプレートにJASGマークがあります。トリガーガードにはいつもの注意書きが記載されています。
最後にフレームの重量は全体重量625g-スライド重量379.5gなので245.5gになります。
操作系、可動部の確認
メインになる操作系です。

・スライドストップ
・トリガー
・マガジンキャッチ
・デコッキングレバー
・サムセーフティ
基本的に右手、人差し指で操作できるような配置になっていますが本体が大きすぎて私の手だとスライドストップ、マガジンキャッチの操作は片手では難しい感じです(できないことはない)。
各操作系の感触は実にスムーズです。
操作系の特徴としてはサムセーフティはハンマーの状態によらず操作できます。デコッキングレバーは勿論、ハンマーがコックした状態で操作しないと正常に作動しません。
KSC Mk23 ソーコム CO2 デコッキング作動動画(音に注意)
デコッキングレバーを下げるとKSCロゴが出てきます。

操作系の注意ポイントとしてはスライドストップリリースレバーになります。
この製品ではスライドのストップ溝に金属のインサート等はなくABS樹脂に直接、スライドストップレバーが掛かるので無闇に操作すると溝が抉れる可能性が高そうです。

なのでできればホールドオープンを解除する時はスライドストップレバーを使うのではなくマガジンを抜くか弾のが入ったマガジンに交換してスライドを引くことをオススメします(説明書に記載されている)。
良くないことですがこのスライドストップ溝問題はKSCさんにはよくある問題なので私はカスタム、調整で対策していこうと思います(元々、あまりレバーを使いませんが)。
この操作系でアンビ化されているのはマガジンキャッチ、サムセーフティになります。

トリガートラベル
次にトリガートラベルです。
ダブルアクション。

KSC Mk23 ソーコム CO2 ダブルアクションのトリガートラベルの動画(音に注意)
トリガーを引いて行くとまず大きめの遊び(10mmくらい)があり、さらに引いていくとトリガーとハンマーが連動し重くなってシアーが切れる感じです。
ストロークはかなり長く、フィーリングも重めです(安全性は高い)。
次にシングルアクションです。

KSC Mk23 ソーコム CO2 シングルアクションのトリガートラベル動画(音に注意)
トリガーを引くとダブルアクションと同様に大きめの遊び(10mmくらい)があり、遊びが終わったところからすぐにシアーが切れます。
ストロークはあそびを除けばかなり短く、フィーリングも軽めです(上質さは全くない)。私は好みのタイプですが遊びが大きめなのが人によって好みが分かれそうな気がします。
ホップ調整の確認(少しだけ内部メカ)
ホップ調整方法を確認して行きます。
KSCさんの製品だとホップ調整機構はスライドを引いたチャンバーにあります。

ここに付属のレンチを使います。

ホップチャンバーのセレーション(ギザギザ)とレンチのセレーション(ギザギザ)を噛み合わせてホップを調整します。

これでホップが調整できます。
ここで個人的にホップパッキンの突起形状が気になったので少し分解して確認して見ました。

突起形状は最近のKSCさんによく見られる2股形状ではなく東京マルイさんのようなシンプルなコブ形状でした。
ホップの機構もKSCさんのシステム7系統とは異なり昔のプランジャータイプ(棒でパッキンを押す)に見えます。
分解ついでに軽くスライド、フレームのメカを見てみます。
ブローバックエンジン

フレームのハンマーメカ

詳細は分解編に譲りますが軽く見た感じではメカニズムは以前の05HK(ハードキック)がベースとなってCO2に対応しているようです(これがシステム0?)。
システム7や東京マルイさんのいわゆる負圧式とは異なりメカ式になると思います。説明書のパーツリストから見ても05HKベースに一部の部品を変えてCO2化したように見えます(懐かしいパーツ構成)。
このメカニズムだとおそらくKSCさんの山梨の工場で製造されていると思うので今後の再販ペースやシリーズ展開のスピードに期待できそうです(生産ラインが残っていることに驚いた)。
事実に近い噂ですがKSCさんのモデルの多くは海外のKWAさんから来たものに少し手を加えて販売していたモノが多いので供給量が安定せず再販ペースが遅かったり新製品のタイミングやラインナップが寂しい感じになっていましたがシステム0は完全な自社生産ができそうなんで今後の動きに期待できます。
詳しいメカニズムは次回以降の分解編で詳しく解説します。
マガジンのレビュー
マガジンのサイドビューです。

かなりゴツイ亜鉛の鋳物がメインでできています。
フロントビュー

装填した弾が見えるスリットが見えないタイプです。システム7以前のKSCさんのマガジンで一般的なタイプに見えます。
バックビュー

実銃にあるような弾の装填状態がわかる穴を模したデザインはモールドされていないようです(実銃のマガジンに穴があるかどうかは分かりません)。
マガジンリップ、ガスルートパッキン、バルブです。

マガジンリップはかなりゴツイ金属製(たぶん亜鉛の鋳物)なので頑丈そうで安心できます。
給弾に関しては付属のローダーを使わなくても手で給弾可能です。
一般的な東京マルイさんのローダー、KSCさんのローダーでも給弾できました。ただしマガジンが満タンになるまで弾を入れると本体のノズルと弾が干渉してマガジンキャッチが掛かりません(故障ではありません)。
説明書ではリップ先端と弾の距離が3mm以上と記載があったのでちゃんと倣って装填したのですがマガジンが装着できませんでした(私の個体だけ?)。
不良かと思い焦ったのですが私の個体だと満タン23発から1発だけ弾を抜くと良い感じになりました。
マガジンに弾を満タンにしてから弾を1発だけ抜くことをオススメします(無理に入れるとノズルが曲がる)。
・東京マルイ BBローダー XL
いろんなマガジンに使えるのでオススメです。小型の方は使いにくいし直ぐに弾がなくなるのでXLが良いと思います。
・KSC M4クイックローダー
かなりオススメですが入手性が悪いので見つけたら即買いレベルです。汎用性があるのでKSC製品以外でも使えます。アマゾンには在庫がありませんでした。再生産が掛かるとKSC公式オンラインストアに反映されるのでたまに除くと在庫があります。
マガジンのボトムエンドです。

ボトムエンドのプレートは写真の突起を押しながらプレートをスライドさせるとCO2ボンベを入れるためのネジが出てきます。

基本的に付属のレンチを使いますがJIS規格の呼び 10mmの六角なのでサイズが合えば汎用のレンチで問題ないと思います。
炭酸ボンベの入れ方はネジを完全に外して穴からボンベを入れるのではなく、ネジを緩めて横からスライドさせてボンベを入れます。

炭酸ボンベとマガジンのガスシールはかなり分厚いシリコンゴムのシールなのでガスの漏れの心配は少なそうです。

適合するボンベはKSC純正が推奨のようですが一般的な12g規格のボンベが使えました。
説明書には親切に適法するボンベのサイズの確認図が載っていました。

一応、手持ちの炭酸ボンベを乗せて見ました(LAYLAXさんのボンベ)。

問題なく取り付けられて正常に作動しました。
最後にボンベ無しでのマガジン重量です。

335gとかなり思い部類のマガジンです。重いマガジンはKSCさんの伝統のような気がします。
マガジンのプチトラブル
私の個体では新品、箱出しのマガジンに炭酸ボンベを装着したところガス漏れが発生しました(そこそこの量の漏れ)。
原因を自分なりに調査したところガスバルブの動きがあまり良く無くバルブの開閉がスムーズに動かなかったようです(初期馴染みレベル)。
なので説明書に載っているやり方ですが次のような方法でガスバルブに注油(シリコンオイル)して見ました。
注油場所はマガジンリップ下の穴

方法はマガジンの弾のフォロワーを綿棒のような柔らかい棒で押してから穴にスプレーのノズルを突っ込んで注油します(フォロワーはそこそこの距離を押す)。

注油した後にバルブを動かして馴染ませれば完了です。

これで私の個体はガス漏れが完全に解消されました。
私は本体付属に加えスペアで2本の計3本のメンテだったので少し面倒でした。
良くない事ですがKSCさんだと昔から箱だしでの注油不足、初期なじみ問題があるので始めてKSCさんの製品を手に取る方は驚かず冷静に対処すれば大抵の初期問題は解決できます(私は慣れてしまった、KSCユーザーあるあるです)。
ご購入された方で作動がこれからの方はこのメンテナンスをしてから作動させるとボンベが無駄にならないのでお勧めします。
・KSC 純正 新ガンオイル 430ml
シリコンスプレーは何でも良いのですがKSCさんのは容量が多いので便利です。
実射性能確認
実射性能の確認の条件です。
条件はLAYLAX 炭酸ボンベ12gを装着してマガジン表面温度26.6℃、室温24℃で27発装填(G&G バイオ弾0.2g)です(1発多いかも)。

ホップはチョイ掛けで初速を測定して行きます。
1発目

3発目

24発目

おおよそ弾0.2gで80m/s(0.7J)前後で安定していてKSCさんのガスブロの平均的な性能だと思います。
弾速計の紹介記事

燃費の確認と作動動画
実射測定から計算して行きます。
新品炭酸ボンベ装着状態のマガジン重量です。

1マガジン27発を撃ち切った後のマガジン重量です(1発少ないかも)。

ガスの消費量は27発で4.5gなので1発当たり0.16gの消費となりかなり燃費が良い部類になります(私の感覚の平均が0.2g)。
調査によるとCO2ボンベの内容量は12±1gなので理論的には72発(マガジン2.5本分)ほど撃てる計算になります。
説明書には2マガジンが確実な作動と書いてありますが妥当な数字な事が分かりました(スライドストップが確実に掛かる)。自分の実験では弾が出るだけなら理論値に近い70発程度まで動きました。
次に作動の動画です。状態は1マガジン撃ち切り後の空撃ちになります。
KSC Mk23 ソーコム CO2 ノーマル 作動動画(音に注意)
スライドが大きくて重いため他メーカーのCO2モデルのようなキレはありませんがデカいスライドがガッツリと確実に動きます
この程々のブローバックのキレなのでスライドの材質がABS樹脂でも強度、耐久性は問題なさそうに思います(実射前は心配だった)。
フィーリングとしては東京マルイさんのデザートイーグルの夏場の調子が良い時にかなり似ています。
昔の05HKのソーコムを知っている身としてはこの初速、作動の安定性に感動してしまいます。
折角なのでサプ付きの作動動画です(新品ボンベの空撃ち)。
KSC Mk23 ソーコム CO2 ノーマル サプ付き作動動画(音に注意)
しっかりショートリコイルするモデルのガスブロとサイレンサーの装着は作動に悪影響が出る場合が多いのですが、全く問題なく動いてくれました。
これはかなり凄いと思います。
これで実射性能の確認を終わりにします。
・G&G バイオ弾 0.2g
安くて精度が良いので性能確認からサバゲーまで広く使っています。日本に入ってきた頃から使ってるお気に入りです(2008年くらい)。バイオの割に日持ちします
・G&G バイオ弾 0.25g
0.25gです。基本は0.25gでサバゲーしています。
まとめ

私的にはやっとガスブロのMk23 ソーコムの決定版だと思います。控えめに言っても外観、作動の全てにおいて感動しました。
特にKSCさんの05HK時代のMk23にはかなりの労力を注ぎ込んだにも関わらずまともに動かせなかったので今回の製品で感動してしまいました(私の技術不足もある)。
あえて言うならば個人的にアウターバレルを金属製にして欲しかったです。質感もさることながら折角のサイレンサー用のネジが切ってあるのでもっと強度がある材質だと安心して使えます。
私情は抜いて客観的に見てもかなり高性能なモデルだと思います。他メーカーのような強烈なブローバックはありませんが大きなスライドが確実に動いて安定した初速が出るのはかなり凄いと思います(HFC-134aでは無理だと思う)。
さらにメカニズムも一昔前のKSCさんのリアルメカシリーズ(ハードキック、05HK)がベースになっているので詳細に渡って凝っています。
例えば無駄にエキストラクターやファイアリングピンが稼働します。
このメカはモデルによってはHFC-134aでは作動がかなり不安定でしたがCO2によって安定した作動を得て完成したように思います(システム0)。
このメカでMk23のCO2モデルが出来たと言う事はMk23のバリエーション展開は勿論のことKSCさんの当時の特徴あるラインナップであるM945シリーズ(外観の仕上げが素晴らしい)、クーガー、M1911などがCO2で復活する期待が持てます。
今後のKSCさんが楽しみになりました。
以上、ここまで長い記事のお付き合いありがとうございました。
次回はスライドを分解して行きたいと思います。

・KSC Mk23 ソーコムピストル CO2 ABS
ソーコムの唯一のガスブロモデルでオススメです。
・KSC Mk23 ソーコムピストル CO2 27連 スペアマガジン
今までのKSCさんだとスペアマガジンの入手性はかなり悪かったです(過去形)。今後は謎です。
・KSC 純正 CO2 12gカートリッジ 50本セット
拘りが無ければこれでなくても良いと思います(価格はちょい高め)。数量に関して50本は多く感じますがすぐに無くなります。自己責任になりますがもっと安いモノでも良いかもしれません。
個人的なお勧めで私はエアソフト本体やパーツ関連の多くをアマゾンのプライム会員に入って購入しています。
意外と本体、パーツ共にラインナップが充実していて最安値では無いもののそこそこの低価格で安定的に購入できるので重宝しています(小物だと買いに行くのがめんどくさいので重宝)。
多くの商品が配送料無料、お急ぎ便無料になり速ければ次の日に到着します。さらに会員になると映画、アニメ、音楽、書籍なども多くの作品がフリーで見れます。
月間プランだと月600円からで年間プランだと年で5900円でかなりのお得で会員は対象商品購入(エアソフト関連も大抵、対象になっている)でポイントが還元されます。
まずは無料体験からお勧めします。
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