前回にVFC HK416 CAG AEGのカスタムと大失敗を紹介しました。
ここででメカボックス組み立ての下拵えが終わったのでメカボックスを組み立てていきます。
メカボックスの組み立て
いつも通り組み込み部品とメカボックスの相性を確認します。
まずピストン(SHSのフルスチールギヤ 14歯)とメカボックスのクリアランスを確認します。
かなりガタが大きのでピストンの溝に板厚0.2mmのプラ板を貼って調整します。
このプラ板貼りは簡単で、基本的にピストンの溝の幅が2mmなので2mmの幅で長めのプラ板を切り出して接着剤で貼っていき飛び出した部分をカットすれば出来上がりです。
・厚さ0.2mmのタミヤプラ板
私は精度が良くて品質が良さそうなタミヤを選択しています。
これで再度、仮組みして確認します。
弱冠ですがキツめなので少しヤスリで削りながら調整していい感じのポイントを探し当てます。個人的にちょうど良い感じはグリスを塗った時にピストンが粘りながら自重で落下するくらいが良いと思います。
次にピストンにヘッドを仮組みしてA.O.Eを確認します。
使うピストンヘッドはDCIさんのサイド吸気 POMです。
A.O.Eの確認です。
悪くはない状態ですが、今回は限界に挑むので調整していきます。
A.O.Eの調整方法はいくつかあると思いますが、私はピストン重量を上げたく無いのとシリンダヘッドの衝撃吸収を兼ねてシリンダヘッドの受け部分の厚みを調整します。欠点としてはシリンダのエア容量が減るのですが、そこはスプリングの強さで調整します。
この感じだとハネナイトゴムの厚さ1mm2枚がちょうど良い気がするのでシリンダヘッドに切った貼ったをします。
・ハネナイト 厚さ1mm
AOE調整にいつも使っています。なんとなく衝撃吸収で静音、高耐久になっていると祈っています。
ちなみにシリンダヘッドへのハネナイトの貼り方のコツですが初めから綺麗な円を切り出そうとすると難しいので、適当な大きさで切り出して空気穴だけをポンチで開けておきシリンダヘッドに空気穴の位置合わせで貼ります。
シリンダヘッドに貼ったらはみ出した部分をカットすればそこそこ綺麗に貼り付けられます。
これでA.O.Eを確認します。
写真の角度がズレていて申し訳ありませんがいい感じになりました。
次に残りの部品を仮組みします。
ここでタペットプレートの羽の部分に注目していきます。手でギヤを回転させてタペットの動きをみます。
確認したところタペットが引かれている時間が多いので羽を加工します。
ほとんど勘に頼るのですが$ \frac{1}{3} $ほど羽をカットし角に丸みを付けます。
次にタペットのノズルの部分がしっかり直角になっているかを確認します。純正なので問題ないと思います。
流石にバッチリでした。
次に今回の目玉になるFCU リバイアサンの組みこみ確認をしていきます。
まず説明書通り組みます。
付属のトリガーを組みます。
組み込んだところFCU リバイアサンの売りの一つである板バネがトリガーに届いていませんでした。なのでラジオペンチで調整します。
調整が終わったらFCU リバイアサンが正常に作動するのかを確認します。
バッテリーを繋いでブルートゥースでアプリと繋げます。繋いだらセンサーチェック画面に切り替えます。
この画面を見ながらギヤやトリガーを手で動かしてチェックします。正常ならば各項目でセンシングできたことがわかります。
こんな感じで各センサーが正常に検知できるかを確認すれば完了になります。
しかしながらここで事件が発生します。
トラブル その2
そこで起きた事件はトリガーと接触をする板バネを調整していたらトリガースイッチを破壊してしまいました。
通常なら次のようなスイッチの突起があります。
やちまったってやつです。
説明書に散々気を付けろと書いてあったのですがやってしまいました。
原因は正解のないトリガープルの感触を追い求めすぎて何度も調整している内に注意力が低下しペンチを引っ掛けたようです。なんとか治そうと思い欠けたスイッチを見つけて瞬間接着剤で付けようとしましたが上手くいきませんでした。
ならば回路のスイッチ部分を同等品を探して調達しハンダで付け直そうと思いましたがスイッチの型番がわからず断念しました(知っている人がいたら教えて欲しいです)。
ちなみにトリガースイッチ以外は正常なので検知スイッチ交換して再利用したいので型番を知っている人がいたら教えて欲しいです。また直せる人がいるなら譲ります。
仕方がないので決心して新品、新型のFCU リバイアサン OPTICAL V2を購入しました(通販で買ったので三日くらい時間が掛かり悶々としてました)。
蓋を開けてみるとそこにいるハズの物がありませんでした。
急いで購入元に問い合わせてブツを送ってもらいました(素早い対応、ありがとうございます)。
2日間ほど待って届いたのがセレクター検知のステッカーになります。
これで必要な物が揃ったので新型のリバイアサンを見ていきます。
FCU リバイアサン OPTICAL V2
開封です。
付属品は本体、専用トリガー、基盤固定用ナベネジ、セレクター検知ステッカー、ステッカー複数枚になります。
まず本体を見ていきます。
1番の変化点がセクターギヤのタイミングの検知が物理スイッチから光学センサーになっているのとトリガースイッチが検知スイッチからプッシュ式のスイッチに変化しています。
私のように壊す人が多かったのでしょうか?素晴らしい変更点です。
トリガースイッチ(光学式センサー)の拡大です。
コネクターはT型コネクタ大でヒューズは40Aが実装されています。
基盤は2層構造でコネクタで繋がっているので外れるはずですが硬かったのでビビって止めました。
分解するとFCUからモーター以外の外部へ信号と電力を送れるポートがあります。なのでそれを利用して電動マガジンの制御やトレーサー一体型のホップチャンバーの制御などができます。
次に組み込み確認をしていきます。
新型 リバイアサン 組み込み確認
まずは説明書に書いてある通りセレクタープレートにセレクター検知シールを貼ります。
VFCの場合だとシールはnarrowになります。またVFCのセレクタープレートはメカボから取り外せないので(ベアリングが干渉する)頑張って貼ります。
次に基盤をメカボに搭載してトリガーを組んでみます(トリガーは旧型と同じ物でした)。
やはりVFCだとトリガーが板バネに届かないので丁寧に調整します。スイッチの形状が変更されているのでかなり調整しやすいです。
次にセクターギヤを組んでみます。
セクターギヤが光学センサーと接触しないかを確認したところ、たまたまですがVFC ver2 メカボとSuperShooterギヤの組み合わせでシム無しでクリアランスが有りました。
これで機械的な確認が終わったので各センサーが正常に作動するか確認します。
旧型と同様にアプリと繋いでチェック画面で各センサーの動作チェックを行います。
ギヤやトリガーを動かして各センサーが全て反応していることが確認できれば終わりです。ここで光学式センサーに変化しているのでセンサーの校正作業が発生するのですが後に紹介します。
また記事にしていない内容の作業、チェック項目がありますので組み込みを実施する方は付属の説明書をしっかりと読んでから作業することを強くお勧めします。
ここまででFCUの初期確認が終了になります。
ここまでの事件を記事で書くと1記事なのですが旧型リバイアサンを破損させたのが眠たい深夜1時でショックを受け、再発注して3日ほど待って、製品が来て付属品欠品に気付いて交渉し、付属品を2日待って到着してからのチェックで1週間近く時間が掛かりかなりヤキモキしました。
100%自分の性なのですが大変でした。
特にトリガースイッチが折れた瞬間はスローモーションが掛かったように見えて飛んでいく破片を目で追ってました。
皆さんも精密機器を調整するときは眠い深夜を避けるとか注力が低下したら休憩などをしましょう。
次回からやっとメカボの組み込みを紹介します。
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