前回はVFC HK416 CAG AEGのカスタムの方針とFCU リバイアサンを自分で壊して買い換えるの巻を紹介しました。
特に前回のFCU リバイアサンの破壊は自分の不注意によるものでショックで間抜けでした。
ようやく新型のFCU リバイアサンが到着し搭載の確認ができたのでメカボを組んでいきます。
メカボックスの組み立て
以前にメカボ内の部品の組み付け確認ができたのでシム調整を実施していきます。
シム調整はいつものベベル基準で実施するのでベベルギヤだけを組んだ片側メカボにグリップとモーターを取り付けていきます。
今回はグリップをPTS EPG エンハンスドグリップに変更するので少し詳しくみていきます。
まずモーターの位置調整部を組みます。
次にモーターを入れてみてサイズ的に問題ないのかを確認します。
問題なさそうなのでベベル付きの方割れメカボに組みます。
後はいつも通り私流のシックネスゲージを利用した方法でシムを調整します。
もし良かったら私流のシム調整方法を紹介しているので見てください。
シム調整を実施している間にモーターの慣らしをやっておきます。シム調整が15分くらいで終わるのでちょうど良い感じになります。
私はいつもエネループの単3を2本で3.7Vで回すのですが、流石のLONEX A1+で出力が足りず弱々しく回っていました。
モーター慣らしセットの紹介をしてますので良かったら見てください。
シム調整が終わったら各部品にグリスを塗布していきます。
今回のFCUは光学式センサーが搭載されているので本来ならばグリスを薄めに塗るのが良いかと思いますが、メカボが壊れたら嫌なのでいつも通りに塗布することにしました。
もし光学センサーがエラーを吐き出したら掃除すれば良いという発想です(全然、問題ありませんでした)。
使うグリスはいつものベルハンマー No.2 ゴールドとG.A.Wさんの極圧グリスです。
まずはメカボックスで金属ー金属部分にベルハンマーでそれ以外はG.A.Wさんのグリスを筆で塗ります。
ここで気を付けることが軸受にボールベアリングを採用している場合はベアリング内にしっかりとグリスが塗布されていることを確認して下さい。
ベアリングは基本的に丈夫で低摩擦で良い物ですが油膜切れを起こすと一発でダメになります。
残りの部品もしっかりとグリスを塗布していきます。
少しだけ気を遣ってセクターギヤのカットオフの部分だけはグリスを塗りませんでした。
後は丁寧に組むだけです。
ちなみにVFCのメカボは逆転防止ラッチが刺さる深さが深くて組みやすいです。またQDになっているのが良いです。
メカボックスを閉じたらAirsoft97さんのM100スプリングに東京マルイ 高粘土グリスを塗布して組めば終了です。
これでメカボックスの組み立てが完了になります。
・ベルハンマー No.2 ゴールドグリス
定番の超優良グリスです。No.2はNo.0と同じ成分で粘度が硬めになります。私は基本的に金属ー金属パーツに使います。
・G.A.W G-GREASE
定番グリスです。ベルハンマーゴールドシリーズに比較して粘度が低いので電動、エアコキ共にシリンダー内部に使用しています。値段は高めですけど量が多いので最終的には割高感は無くなると思います。
メカボックスのテストドライブ
メカボックスが完成したのでレーシーバーに組む前にグリップとモーターだけを組んで試運転を実施します。ここから再びトラブルの連続で写真があまりないのですが自分の備忘録のためにも少し細かく書いていきます。
まず7.4Vのリポバッテリー(保管電圧 7.6V状態)を繋いでアプリと連携させてトリガーを引きます。そうするとモーターが一瞬だけピクッと動いた後に停止してピーッと鳴って動きません。アプリのエアラーログを見ると“バッテリー電圧が低いので動作できません“と出てました。
どうやら7.4V リポバッテリーが5.5V以下になると保護機能が働くようです。
この時点での私の解釈はLONEX A1+モーターの要求電力が大きくてバッテリーが保管電圧では不足していると判断し満充電の8.2Vにして再度、トライしました。
しかしながら以前と同様のエラーを吐いて動きません。
ここで考えたのがシム調整を失敗してモーターに余計な負荷が掛かり動かないのかと思い再度、分解しシム調整をしてトライしても変化なしです。
そこで原因の切り分けの為にいろんなパターンでテストして見ました。
パターン1、モーターだけでのドライブ→作動オッケー
パターン2、モーターとギヤだけのドライブ→作動オッケー
パターン3、メカボックス完成状態→エラーで動作しない、ログは電力不足
なので少し条件を変更してテストしてみます。
条件変更トライと考察
そこで考えたのがLONEX A1+モーターは要求電力が高いので7.4Vのリポバッテリーでは動作しないと勘違いし11.1Vのリポバッテリーを購入して使って見ました。
DCI GUNSさんの11.1V リポ 1200mAh 25~50Cです。
このバッテリーだったら絶対に動くだろうと思いトライしました。そしたらなんと明るい時間帯、部屋なのにスパークが見えた後に反応がなくなりました。なんと付属の40Aのヒューズが切れました。
一回はイレギュラーだと思い手持ちの40Aのヒューズで再度、試すも同じでした。
切れたヒューズ
流石にこれ以上、試すとFCUにダメージが出ると思い条件を変える事にしました。
次にトライした条件は比較的、普通のスペックのモーターであるLONEX A4モーターを取り付けて動かしてみました。
これで普通に動作してくれました。
これらのことから考えるに私の腕ではFCU リバイアサンを使った場合にLONEX A1+を作動させる条件を作ることができないと結論づけました。
負荷的には比較的に柔らかめのAirsoft97さんのM100スプリングにシングルセクターの3歯カット程度なのでそんなに高くありません。
その状態にもかかわらずLONEX A1+ モーターを動かそうとすると大きな電力が必要でFCUが許容する範囲を超えていると考えます。
おそらくですが通常のアナログスイッチならLONEX A1+モーターは動作すると思いますが余程の容量のあるバッテリーを使わないと強制的に大電力を放出しバッテリーが痛むことになると思います。
このことからLONEX A1+という最高峰のモーターを諦めてLONEX A4モーターを使うことにしました。
なのでモーターのピニオン交換、ブラシ交換、慣らしにシム調整をやり直して組み込みました。
私の腕不足による剥ぎ取られた可哀想なLONEX A1+モーター
ただしLONEX A4モーターに7.4Vのリポバッテリーだと性能が普通すぎました。
7.4Vリポバッテリーの保管電圧7.6V状態での性能値は次の通りです。
このデータはプリコック等の設定は一切なしでセミでオーバーランするのでアクティブブレーキを少しだけ掛けています。
そんなに悪い数字ではありませんが、さほど驚くような性能ではありません。確かにプリコックを掛けて行けばセミのサイクルタイムなどを短縮できるのですが物足りない感じがします。
なので折角、購入した11.1Vのリポバッテリーを試したところまともに動いたので11.1V仕様でいくことにしました。
11.1Vを使うと致命傷にはならないもののいくつか問題が出てくるので、そこはFCUで制御して行こうという考え方です。
これで基本仕様が決まったので残りの部品を組み立てていきます。
なので次回は残りの部品の組み立てとセッティングを紹介していきます。
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