今回からレビュー、カスタムを進めていく機種はUMAREX/VFC G45(グロック45)になります。
2021年ではグロックのGENERATION5のガスブロをモデルアップはUMAREX/VFCさんだけです。他メーカー、国産メーカーからもGEN.5シリーズを出して欲しいのですが、やはり権利関係で難しいのでしょうか?
UMAREX/VFCは価格、質とも評判がどんどん良くなっているメーカーなだけにレビューが楽しみになります。
今回のレビュー品はお客様からのカスタム依頼品になります。
お客様のご厚意でブログへの掲載許可を得られました。この場でも改めて感謝の意を述べさせていただきます。
箱出し状態のノーマルのG45をレビューしていきます。
外観
いつも通り外観のサイドビューから見ていきましょう。
逆側。
実物はグロック19のスライドサイズとグロック17のグリップサイズのクロスオーバー品であるグロック19X(次期米陸軍正式拳銃トライアル提出品)の民間バージョンがG45になります。
惜しくもトライアルはSIG社のP320が採用されましたが、グロックの性能の良さ、使い勝手の良さは折り紙付きで民間で人気があるようです。
グロック19XとG45の差は後半で説明します。
実物と同様にガスブロもコンパクトなサイズながらグリップがグロック17サイズで丁度良く、装弾数も多い、ガス室も大きいのでかなり使い勝手が良いです。また刻印もグロック社から正式ライセンスを受けているので完璧です。
更にエキストラクターも別部品化しているほどの外観へのこだわり様です。
次にトリガー、グリップ周辺を見ていきます。
トリガー、グリップ周り
グリップ
逆側
グリップはグロック17サイズなので、非常に握りやすいです。操作系も大型化されたマグキャッチ、アンビ化されたスライドリリースレバーがかなり便利です。マグキャッチは左右入れ替え可能です(多少の分解の必要がある)。
他はいつも通りのザ・グロックな感じです。
グリップを後ろから見てみます。
個人的にG45の1番の良いところは、グリップがグロック17サイズなことだと思います。いくら日本人が外国の方に比較してが小さいとはいえ、グロック19サイズだと窮屈に感じます。
一方でグロック17で良いかと言うとサイドアームで持ち運ぶのにスライドが少し大きいので、クロスオーバーしたG45、グロック19Xはかなり使いやすいと思います。
本物と同様にオプションのグリップのバックパネルがあれば取り付けられそうですが、何故か販売されていません(私が知らないだけかも)。折角なので販売して欲しいと思います。
次にマガジン挿入口。
ミリタリーモデルであるグロック19Xとは異なりランヤードリングはついていないようです。
次にスライドを細かくみていきます。
スライド
トップビューです。
刻印がしっかり入っていてチャンバー、サイトにそれぞれモールドされています。
次にマズル側です。
マズルにはしっかりとライフリングが再現されています。更にUMAREX/VFCのガスブロの良い機構の一つで、リコイルスプリングガイドに六角レンチを入れて回すとホップ調整ができます。
六角レンチがなくともスライドストップさせてリコイルスプリングガイドを手で回しても調整できます(できないことはないレベル)。
スライドを外さないとホップ調整ができないモデルが多い中で、このような機構は大歓迎です。
最後にサイトピクチャーです。
写真がブレてしまって申し訳ありません。サイトはグロック社によくあるコの字型ではなく、3ドットサイトなので個人的には嬉しいです。
次にスライドストップ状態を見ていきます。
スライドストップ状態
スライドストップ状態です。
逆側
このメーカーの特徴なんですが、作動方式であるショートリコイルによるバレルの傾きがほとんど無いです。なのでモデルガン的要素を大きく求める方は満足できないかも知れません。ただしバレルはあまり動かない方がエアソフトとしての性能は良くなるので個人的には歓迎です。
ちょっとした工夫と加工でバレルを動かすことが可能です。
最後にG19XとG45をざっくりと比較してみます。
G45とG19Xの外観比較
比較写真です。
逆側
基本的に同じ仕様になりますがG45での変更点はスライド前方のセレーション(溝)、ランヤードリングの有無、マガジン挿入口の形状、色が異なります。
残念なのがマガジン挿入口の形状が異なるのでマガジンの共用はできません。
もし良かったらUMAREX/VFC G19Xのレビューも覗いてみてください。
最後にマガジンなしでの重量測定です。
マガジン
マガジンの正面です。
マガジンはグロック17サイズなので装弾数は21発でガス室も大きいので安定した作動が期待できます。更にマグキャッチのアンビ対応でマガジンの左右に切り欠きが付いています。
横
背面
本物は弾の有無がわかるように穴が開いていますがガスブロなのでモールドで再現されています。またしっかりと刻印が入っています。
リップ、ガス放出口
リップは樹脂製で弾を痛めないように工夫されています。ガス放出口は本体との密着性を高めるために流行りの湾曲形状です。
次に底面
底面はグロックマークの蓋でガス注入口が見えないようになっています。
ガスを入れる時は次の写真のようにロックを解除して蓋をスライドさせます。
ガス注入口です。
このガスバルブはオーナーさんがHFC-134a用に変更されています。やはり純正のバルブだとガスを入れにくいので、可能であれば変えたほうが良いと思います。
最後に空のマガジン重量です。
平均的な重さです。
実射性能確認
いつも通りの方法で実射性能を確認します。HFC-134aガスを満タンにしてマガジン表面温度を28℃にします。
室温はおよそ20℃くらいです。
弾はG&G バイオ弾で0.2gのホップ最弱です。
バレルが短い割にはいい感じの初速です。
次にホップMAX
ホップ量MAXでもさほどの変化はありませんでした。
ガスブロの場合は自然と流速っぽくなるのでホップをかけても初速の変化は少なく、むしろ上がる場合もあります。
初速計のレビューも良かったら覗いて見て下さい。
燃費
マガジンにガスが満タンの時の重量です。
1マガジン21発を打った後のマガジン重量です。
21発で5gほど消費したので燃費は1発あたり0.23gなので普通な感じです。
トータルでガスが20gくらいはいるので単純計算だと4マガジン分ほど行けることになりますが、ガス圧低下などを考えると3マガジン分が実力だと思います。
最後に作動の動画です。
そこそこ快調に作動しています。
・G&G バイオ弾 0.2g
安くて精度が良いので性能確認からサバゲーまで広く使っています。日本に入ってきた頃から使ってるお気に入りです(2008年くらい)。バイオの割に日持ちします
・G&G バイオ弾 0.25g
0.25gです。基本は0.25gでサバゲーしています。
まとめと今後の予定
海外製品にも関わらず国産品と同等の性能があり素晴らしい製品でした。
初速も0.2gで72m/sくらいで燃費も0.2g台なので、国産メーカーとあまり変わりません。外観に関しては正式ライセンスを取得していること、外観に定評があるUMAREX/VFC製なので素晴らしい出来です。
これで値段も特別高くもなく15000円前後と国産メーカーと同等以下です。
難点としてはホップのセッティングが国内にあっていないこと、市場在庫の不安定さで海外製である以上は仕方がないことだと思います。
非常にお勧めできる一品です。
お付き合いありがとうございました。
・UMAREX/VFC G45
グロック社の最新モデル(GENERATION.5)の一つです。
・UMAREX/VFC G45 スペアマガジン
海外製なので在庫がある内にどうぞ
・国内ガス用注入バルブ
お勧めです(必ずO-リングは純正品を使ってください)。
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