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VFC Mk18 mod.1 AEG

VFC Mk18 mod.1 TAN 内部カスタムその1 AEG (ハイサイクル、ブラシレスモータートルク型、ver2 メカボ)

さて前回に簡単なレビューと分解をしたのでカスタムの方向性と部品選定をしていきます。

VFC Mk18 Mod.1 TAN 箱だしレビュー&分解 AEG 2020年5月購入

では、まずカスタムの方向性を考えて行きましょう。

カスタムの方向性とカスタムパーツの選定

では箱だし状態で性能から狙いを決めます。

特段、ダメそうなところは無いのですがより良くして行きます。

カスタムの目標

発射サイクルアップ(耐久重視でサイクル25発/秒 以上 30発/秒 以下)

初速のちょい上げと安定化(最高初速 0.2gで95m/s以内 ブレ幅±0.5m/s以内)

トリガーレスポンスのアップ(トリガーストロークを半分)

を目標にパーツを選択し調達します。調達したパーツは以下のパーツです。

調達パーツ一覧

OPTION No.1さんのプラグインブラシレスモーター ロング トルク型

Super shooterさんのベアリングIN ハイスピードギヤ(13:1)

ロネックスさんの強化タペットプレート Ver.2

スティンガーさんのショートストロークスイッチ Ver.2

SHSさんの守護神 強化ピストン 金属歯14枚

DCI gunsさんの側面吸気セット(ヘッドがPOMタイプ)

レトロアームズさんのRETROARMS AJUSTABLE NOZLLE 21~23mm

1.25sq FEPテフロン線 耐圧600V 耐熱200℃

T型コネクタ

メイプルリーフさんのSUPER ホップアップパッキン FOR AEG 70°

メイプルリーフさんのOmega ホップテンショナー

Airsoft97さんの不等ピッチスプリングM100

ヒューズの新設(ブレードヒューズ30A)

とベルハンマーさんの極圧グリスを買いました。

今回は電子トリガーではなくブラシレスモーターに興味が出たので買って見ました。

ギヤはラジアルボールベアリング好きなのでSuper Shooterさん一択です。

他は私の好みで適当に決めました。

想定としてはモーターとハイスピードギヤでサイクルを稼いで、耐久性アップのために強化ピストンとポリマーヘッドのピストンヘッドにします。

また電装系は全部、強化するので新造します。配線太さアップにヒューズを設置してT型コネクタ化です。

メカボックス内カスタム

始めに電装系の準備を準備します。

今回は写真を撮らずにメカボの可動部を既に磨いてしまいました。すいません。

電装系の作成

まずは、私の嫌いな電装系を全部、変えちゃいます。

まずスイッチから純正配線を取り外します。

念のため電極はスイッチを分解してハンダを溶かします。

ニッパーでハンダを切っても良いかも知れません。

 

次に1.25sqの配線を純正配線の長さと同じ、もしくは少し長めに切ってスイッチにハンダ付けをします。

配線の電極がわからなくなるとめんどくさいので、プラスには赤の熱収縮チューブ、マイナス側には黒の熱収縮チューブを通しておきます。(まだ収縮させない)。

メカボに配線を仮りで通してモーター、グリップを組んでモーター端子の取り付けをイメージします。

またブラシレスモーターは一部の機種では、加工しないとグリップに入らないようですが、VFCの純正グリップの場合は大丈夫のようです。

メカボ内の配線確認

グリップ内の配線確認

モーターへの配線レイアウトは純正のようにしましょう。写真の上側が−で下側が+用の配線です。

そうしないと蓋が閉まらなくなったり、蓋と線が干渉し適切なモーター位置に合わせられなくなります。

そしたら配線にファストン端子を取り付けます。

次に配線にヒューズを設置します。

自分が好きなところで+側にファストン端子を取り付けます。

一番、左の端子はわざと逆に取り付けています。(端子は110サイズ)

あとは、ヒューズを取り付けて熱収縮チューブで保護します。(ブレード30A)

ヒューズから伸びている線にT型コネクタを取り付けます。

あとはメカボと干渉しそうなところに保護チューブを取り付けて配線は出来上がりです。

ちなみに今回はFET等の電子部品を投入しない理由はブラシレスモーターを採用するためです。別の項目で詳しくは説明しますがブラシレスモーターは原理上、電気の極性を制御する必要があるのでモーターに制御基盤が付いています。

そのモーターの制御と追加でつけるFET、SBD、FCUなどの信号が衝突しエラーが発生するので、追加で電子部品をつける場合は注意が必要です。

その制御基盤がFET等の代わりにもなっているので、今回はFETやSBDは必要ないのです。

FETの仕組み、配線のつくり方の詳細はこちらです。

電動ガンにMOSFETを付けてみる、ついでにヒューズとT型コネクタも付けてみる。(MOSFET、ヒューズ、ハンダ)

スイッチのカスタム

次にショートストロークスイッチを組んでメカボに組み付けて配線に不備がないかチェックします。(カットオフレバーも組みます)

スティンガーのショートストロークは電極が入っていないので、純正のスイッチから電極を取り出して入れ替える作業が発生します。

スイッチを作ります。

メカボ側のスイッチを仮組みします。

ショートストロークスイッチを組んで確認します。この時にカットオフレバーも組んでおいてカットオフの確認もしておいた方が良いです。

スイッチが組めたらバッテリーとモーターを繋いでテストします。

このテストでセミとフルのテストをします。

異常が無ければフルでモーターが回りっぱなし、セミの場合はカットオフを動かしてモーターが止まるかを確認します。

また、トリガーストロークの調整をここでしてしまいます。

私は、メカボにタミヤのプラ板1mmを貼ってヤスリで削りながら調整しました。

スイッチの端子の広がり具合も調整します。

ショートストロークスイッチの詳細な取り付け方は製造、販売元のスティンガーの大門さんが詳しく説明されているので、詳細はそちらに譲ります。

ギヤの準備

次にギヤの準備です。

まずはギヤを観察。

特にバリもなくそのまま使えそうです。

しかし今回は秒間25発以上のサイクルを狙うのでセクターカットは必須になります。

KRISS VECTORのときのように妻のリューターにダイヤモンドカッターをつけてギヤをカットします。

KRYTAC KRISS VECTOR クライタック クリスベクター 内部カスタム その2

10秒ほど熟考した結果、安パイセッティングで引き側2枚 解放側1枚の3枚カットでいきます。

ダイヤモンドカッターを購入する場合はお手持ちのリューターのシャンク径に注意してください。

間違えると取り付けられません。

・ダイヤモンドカッター
安くて頑丈で長持ちします。

私の環境ですとギヤ一枚に対し5分くらいで加工できます。

次にカットしたギヤ面をリューター(ビットはタングステン)で仕上げます。

・タングステンビット
シャンク系に注意して下さい。これがあればダイヤモンド以外は削れます。


あんまり綺麗な仕上げではないのですが、ピストンの歯と当たらなければ良いだけなのでこれで行きます。

タペットプレートの確認

次にタペットを純正品と形状を比べてみます。

本当はロネックスのタペットプレートは純正のタペットプレートが折れた場合の予備に用意したのですが今回、使うギヤのカム(ベアリングのとこ)と羽根の形状の相性が良さそうなので使うことにしました。

ノズル位置の確認

若干、ロネックスのがノズルが前にでそうですね。タペットとノズル、チャンバーを仮組みしてつまづきホップの確認と給弾の確認をします。

ノズルの調整

ここでレトロのノズル長さを決めました。

実験結果、ノズルを純正以上に伸ばしてもパッキンの口元に干渉して奥に入らないので純正と同じ長さ約21.2mmにしました。(折角、用意したのでカスタムノズルが使いたい)

ノズルの先端形状はレトロのが好きです。

AOEの調整

次にAOE調整を行います。

まずピストンを組み立てちゃいます。

ピストン廻りの重量は26gです。東京マルイと同じくらいなのでこれでよしとします。

30gを超えてくるようだとスラストベアリングを抜いたり肉を抜いて軽量化します。

ギヤ、シリンダ、シリンダヘッドを組んでAOEの確認とカットしたギヤ底がラックと干渉しないかをチェックします。

同時にシリンダーとメカボックスのガタをチェックします。

AOE確認

ギヤ干渉の確認

加工した歯底との干渉はオッケー、シリンダーのガタはオッケーでしたが、肝心のAOEがダメな歯のかかり方をしているのでいつものハネナイトゴム 厚さ1mmを2枚ほど切り取ってシリンダヘッドに瞬間接着剤で取り付けます。

またシリンダのラックの3番目の歯とセクターの歯が近いのでラックの歯を少し削ります。

ついでにシリンダ後端に面取りをつけます。

スプリングが引っかからないようするおまじないです。

 

これでまたAOEを確認します。

いい当たり方です。

ギヤ干渉の確認

2mm程度のクリアランスがあるのでOKです。

いい感じです。

メカボックスの加工

次にメカボックスのガワにクラック対策で窓の4隅にリューターでRをつけます(少しだけ)。

さらにメカボックス内の稼働部品が動く面をサンドペーパー#1000で磨きます。

ここで部品を中性洗剤でゴシゴシ洗って乾燥です。

セーフティ調整

次にスイッチ部分で調整が残っているセーフティを調整します。

トリガーのセーフティ棒のつっかえ部に1mmのプラ板を貼って削りながら調整します。

ちなみにトリガーを組む時にトリガースプリングをメカボ側に少し曲げると組み付けが少し楽になります。

ここまで文章では2、3行ですが調整幅がシビアで4時間くらいかかってます。

超疲れました。

ギヤの接着

下ごしらえが終わったのでセクターギヤのボルトを超強力接着剤で引っ付けます。

シム調整

後は、いつもの通りベベル基準でシム調整をして行きます。

メカボにグリップとベベルを組んでベベルの隙間を測ります。

計測結果です

決めたシム

自己流ですがシム調整の詳細はこちらになります

自己流 電動ガンのシム調整のやり方 (ベベル基準)

メカボックスをボルトで締めて仮組みをし、ギヤを手で回転させたところ音、動きをがスムーズなのでオッケーです。

やっと下拵えが終わりました。

後は組み立てるだけです。

今回は高粘土グリスを塗るところにベルハンマーの極圧グリス、シリコングリスを塗るところにGAWさんの極圧グリスを塗ります。

耐久性重視なので少し多めに塗ります。

 

・ベルハンマー ゴールドグリス No.2
高いですけどめちゃくちゃ良いグリスです。ギヤ周辺に使っています。

・GAWさん G-GREASE
定番の素晴らしいグリスです。全部、これ一本で行けますが使い分けでギヤ以外の摺動部に使っています。

これでやっとメカボが完成しました。

ちなみに組み付けるときに写真の赤いクリップみたいなのがあると便利ですよ。

・AIRTECH STUDIO GERBOX  INSTALLATION KIT
メカボの組見立てに慣れるといらないかも、むしろやり始めにあると便利かもしれません。もっと安いと良いでのですが。


これでメカボックスは完成です。

少し長くなってきたのでチャンバー以降の組み立ては次回にさせてもらいます。

VFC Mk18 mod.1 TAN 内部カスタム その2 AEG (ハイサイクル、ver2 メカボ、ブラシレス)

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  • この記事を書いた人

kazubara

輸送機器メーカーでの元エンジン設計者。15年の職務経験から機械設計知識を伝道します。また職歴を活かしてエアソフトガンをエンジニアリング視点で考察して行きます。

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