前回に引き続きカスタムを進めていきます。
前回でメカボックス内の部品の下拵えが終わったので組んでいきます。
メカボックスの組み立て 続き
メカボックスを閉じてAIRSOFT97さんの不等ピッチスプリング M100を組んでスプリングガイドで捩じ込みます。
スプリングには音鳴り防止のため高年度のシリコングリス(東京マルイさん高粘土グリス)を塗ってスプリングガイドにはベルハンマーNo.2を塗ります。
メカボックスをレシーバーに入れてモーターとグリップを取り付けます。
そうしたらストックパイプは組まずに、バッテリーを繋いで試運転をします。試運転結果、上々です。
これでメカボックスの組み立ては、終了です。
ホップアップチャンバーの組み立て
ホップパッキンを変更したいのでチャンバーをバラします。
VFC純正のチャンバーのドラムはサークリップで止まっているので外すのがめんどくさいです。純正チャンバーの構造、造り自体は良さそうです。
細かい部品が多いので注意して進めます。
まずインナーバレルのホップ窓のヤスリ掛けと加工をします。加工といってもホップ窓の前後をなだらかにしてホップの突起が降りて来やすいようにします。
インナーバレルのホップ窓の加工の詳細は、こちら→オリジナルG-HOPをつくってみた1 製作編
次に組み込むホップパッキンとホップクッションの確認です。
いつも通りインナーバレルのホップ取り付け部に東京マルイ 高粘土グリスを塗ってホップパッキンを取り付けてバレルをチャンバーに差し込みます。
メープルリーフのホップパッキンだとチャンバーに差し込む時にメチャクチャにキツいのでズレないよう注意しながら組み込みます(メイプルリーフのパッキンは大きめにできていることが多い)。
またインナーバレルの位置決めのCクリップもメチャクチャ硬いです。
次にインナーバレル先端にアウターバレルとのブレ留めのマスキングテープを巻きます。
最後にホップの突起の降り具合を確認します。
いい感じですね。
後は、アッパーレシーバーに組んで終わりです。
VFCチャンバーを扱う場合はサークリップが使われているので次の工具が必要になるので気をつけて下さい。
・スナップリングプライヤーセット
あんまり使う機会は多くないのですが、稀に使われていて工具がないとイライラします(ホップチャンバーに使われていることが多い)。なので安いセットがあると便利です。
実射確認
ようやく完成して実射確認です。弾速計で初速を測定します。
20m/s,25m/s・・・え!(衝撃的すぎて写真を撮ってないです。)
気密漏れです。やり直しです。
原因を考えます。
気密に関わるところで確認できていないのはノズルの閉鎖タイミングが変わっているので、そこに注目しました。
初速低下の対応
サイクルが上がってノズルの閉鎖が間に合ってないと考えてタペットプレートの羽根を切ることにしました。
カンで下の1/3くらい切ることにします。
また切りっぱなしだとノズルの閉じる挙動が乱れるので角にRをつけます。
カット前
カット後
これでノズルの閉鎖タイミングがかなり早まりましたので気密性が高まるはずです。
組み立てて実射。
全然、変わりません。
後は考えにくいけどチャンバーとノズルの気密漏れを疑いました。
実はここまで来るのに5時間程かかっています。
今までメイプルリーフを使ってきてパッキンの気密漏れなんて経験がなかったので、全く疑いませんでした。
ダメ元で最後に疑った感じです。
ここまででメカボの組み直しを数え切れないくらいやってます。
クリスベクターのときと同じようにまるでフォレストガンプのフォレスト並みのスピードで組めるくらい訓練されました。
長掛けパッキンは諦めきれないので手持ちのパッキンで口元が純正に似ている宮川ゴムさんの長掛けパッキンのスリム硬度60があったので試しに組んでみます。
メイプルリーフさんとパッキン口元の形状を比較すると弱冠ですが宮川さんのが径が広いです。外径もほんの少しですが宮川さんのが細いです。(VFC純正パッキン、東京マルイ純正パッキン共に宮川さんに近い)
メイプルリーフさんは気密対策に相当、気を使って口元の径を狭め、外径は大きめにできているのでしょう。
いつも通り組みます。
インナーバレルのホップ窓を少し綺麗にします。
ホップパッキンを取り付けます。
ホップチャンバーを組み立てます。
ホップの突起の下り方を確認します。
この宮川さんのパッキンはセンター出しが難しくてあまり好きじゃないのですが頑張りました。
組み込んで測定します。
しかし初速のばらつきが半端なかったです。
しょうがないので手持ちのパッキンをいくつか試しましたが、VFC純正以外は全部だめでした。
でも長掛けが諦められません。
しかも純正パッキン以外ダメだめと面白くありません。
考えます。
どうやら私の個体だけかわかりませんがノズルととパッキンの口元の距離がギリギリになっていて少しでも寸法が変わるとエア漏れするようです。
さらにチャンバーの位置を決めるスプリングがあまり強くないのでメカボとチャンバーが十分に密着してない可能性があります。
よし、チャンバーを変えようと決めました。チャンバーもProwinさんなど様々あります。
悩んでちょっとマニアックなチャンバーを選びました。
これは、次回のお楽しみに!!カスタム続きます。
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