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KSC M9 HW system7

KSC M9 HW システム7 長期使用レビュー (ベレッタ 92FS、12年モノ)

今回は執筆時点2021年9月で、先月に久々に再販が掛かり市場に出ているKSC M9 HW system7をレビューします。

私が持っているM9 HWは今回の再販で手に入れたモノではなく、HWが発売された(2008年)直後に新品で購入したモノで12年間ほど使い古したモノになります(かなり使った)。

なので今回はもし購入の検討されている方の参考になればと思い書いてみます。

また長期に渡って使用しているので、長く使いたい方の参考になれば幸いです。

ちなみにメンテナンス状態は説明書に記載されているKSC純正のシリコンオイルを指定場所に注入している程度です。

前置きはこのくらいにして本体の紹介をしていきます。

箱と付属品

まず箱を開けた状態を再現してみました。

こんな感じで本体が入っています。確かマガジンは本体に入っていたような気がします。

次に付属品ですがオマケのBB弾と謎の六角レンチとホップ調整用ツール(写真に写っていません)が付いています。

この他に説明書とカタログが付属します。

この説明書の後半に記載されている本物の歴史が非常に面白く、KSC製品を購入する大きな楽しみの一つだったりします。

更にカタログが時代を感じる懐かしいモノでKSCの初電動ガンHKシリーズが載ってます。

更にはKSCさんの長モノGBBの第2弾であるM4が新発売でした。

こんな感じで中々、楽しい付属品となっています。

次に本体の外観を見ていきましょう。

外観

まずはいつも通りサイドビューです。

反対側です。

流石に12年も使ってるのでヤレ感が出てますが、この程度で済みます。

細部を見ていきましょう。

まずはM9の特徴の一つである先端の形状です。

かなり綺麗な造形です。ライフリングもしっかりと造形されています。

次にスライドの刻印です。

反対側です。

かなり正確に刻印が彫られていますがメーカー名はPBではなくPPになっています。これは裁判などの事情が昔にあったので止む無しです。

またKSCのHWスライドに見られる湯ジワはほとんどありませんでした。

外観の最後にKSCのこだわりのM9のプロップアップを完璧に再現しています。

デコッキング

次にハンマー、デコッキング部を見ていきます。

リングハンマーに特徴的なデコキングシステムが備えられています。

デコキングは次の動画のようにしっかりと作動します。

KSC  M9   HW  S7  デコキング サイド

また、デコキング時にファイヤリングピンの向きが変わるという凝った構造になっています。

KSC  M9  HW  S7  デコッキング バック

ちなみに俗に言われているデコッキングをするとスライドが開くらしいですが、私の個体は一切、そんなことはありませんでした。

フレーム造形

次にフレーム側を見ていきます。

フレーム全容です。

反対側です。

マグキャチ、スライドリリースレバー、デコッキングなどの各操作系はさほど近くになく私の片手で操作でぎりぎり届く感じです(日本人の標準的な手のサイズ)。

きっと大きなアメリカ人の兵隊さんならちょうど良いのだと思われます。

細かく見ていきましょう。

バレル下です。

パーティングラインもしっかり処理されてかなり綺麗です。

どうやらフレームもHW樹脂で成形されていて機械加工で形状を出しているので、かなり綺麗な造形です。

トリガーの引き代

次にトリガーの動きです。

まずは完全にハンマーが起きている状態です。

ハンマーを倒した状態です。

最後に発射直前の位置です。

トリガーフィーリングは素晴らしいのですがミリタリー用なのでダブルアクション、シングルアクションの共に遊びは大きいです。

逆に遊びが大きい分、シアーの掛かりがかなり分かり易いです。

グリップ

次にグリップを見ていきましょう。

純正では次のようなKSCのオリジナルデザイングリイプです。

これも悪くないのですが、やはり正規デザインが良いと思い交換しました。最後に紹介しますが、かなり安く販売されています。

ちなみにグリップは、残念ながら太すぎることはないのですが細くはないです。

やはり基本設計が80年台のダブルカラムマガジン機種なので最新のポリマーオートのような握りやすさはありません。

サイト

次にサイトラインを紹介します。

普通のホワイトの3ドットタイプでかなり狙いやすいです。ちなみに狙点は合っていました。

ホールドオープン

次にホールドオープン状態です。

この状態でアウターバレルを覗くとホップ調整できます。

ギザギザ部分を回せばホップ量が調整できます。

ちなみにKSC製品の多くは専用のホップ調整レンチを使って調整すのですが、M9系に限っては指で届くので簡単に調整できます。

最後にマガジンを抜いた重量です。

通常のABS製品だとおおよそ500g未満ですが、本製品はフレームまでHWなので666.5gと重量感があり良い感じです。

ちなみにスライドアッシー重量です。

流石のHWで236.5gもあり、東京マルイさんのガスブロM4のボルトが220gなのでかなり重いです。

マガジン

次にマガジンです。

マガジンは亜鉛合金の鋳物で出来ています。S7になる前はスチールプレス製だったのですがS7から作動性重視から変更したと考えられます。

まず正面です。

KSCさんのマガジン共通の機能で弾のフォロワーがロックできるようになっていて便利です。

背面です。

本物はスチールプレス製で溶接痕や弾丸窓の穴が空いているのですが、これは亜鉛合金のダイカストなので止む無しです。

次にマガジンリップです。

マガジンリップが金属製で弾が削れることがありますが、それによる不具合は今の所ありませんでした。

このマガジンを含め6本ほど持っていますが12年間でガス漏れ等などの不具合が一切なく非常に優秀です。

最後にマガジンの空の重量です。

実射性能確認

実射性能を確認していきます。

まず、いつもと同じようにマガジンにHFC-134aガスを満タンにして表面温度31℃(少し高め)で室温がおよそ20℃です。

弾はG&G バイオ弾の0.2gでホップ最弱です。

かなり良い感じの初速です。KSC製品の多くのハンドガンは初速80m/sを超えて素晴らしい弾道です。

初速バラツキも装弾数24発を撃って行っても80m/s以上に収まり優秀です。

燃費

次に燃費です。

まず、ガス満タン時の重量です。

装弾数24発を撃ち切ったマガジン重量です。

24発で消費ガスが7.5gなので1発当たり0.32gでそれほど燃費は良くありません。

この計算で単純に考えると1マガジンでガスが17.5g入るので2マガジン+αほど撃ち切れることになります。

最後に作動の動画です。

KSC M9  HW  システム7  作動

作動に機敏さはさほどありませんが、スライド重量が長物のボルト以上なのでリコイル感はかなりあり撃ちごたえを感じます。

ちなみにKSCで一瞬だけ販売されていたABS スライド版のスライドだけ持っていて後に作動比較をします。

弾道に関してですがKSCさんのパッキンが本モデルより2又タイプになり、弾道性能がかなり良いです。

個人的には東京マルイさん以上だと思います。

40m離れた直径30cmくらいの的になら余裕で当てられます(ただしハンドガンなので狙うのが難しいです)。

まとめ

まとめとしてはベレッタ M9は様々なメーカーから完売されていますが、外観、実射性能のNo.1はKSCさんだと思います。

外観に関してはKSCさんがMGCの下請けから始まっただけあってかなりレベルが高いです。

実射性能はブローバックのピストン径15mmのシステム7で作動製が大きく向上し弾道性能も2又パッキンになってからかなり良くなています。

KSCさんの欠点で言われるスライドストップノッチの削れに関してはM9に限っては構造上、発生しませんし、12年ほど使って不具合はありませんでした。

実物の方は既に一線から退いたモデルですが30年以上に渡って米軍を支えたサービスピストル、ハリウッド等での映画の露出から未だに根強いM9の決定版はKSCさんだと個人的に強くお勧めします。

唯一の難点はマガジンの入手製ですが、最近のKSCさんは再販感覚が短いので供給問題は大幅に改善されていると思います。

ちなみにあまり有名ではないのですがKSCさんのアフターサービスはかなり良いです。部品はネット販売されているし、不具合があればKSCさんに送るとエンジニアが解析して直してくれます(有料です)。

しかも単純なオーバーホールも受け付けてくれます(別機種で頼んだことがある)。

メーカーとしてもかなりお勧めです。

以上、レビューでした。

次回からは12年も使ったモノなのでパッキン交換ついでにリフレッシュしていきます。

KSC M9 HW システム7 オーバーホール1 (ベレッタ 92FS、12年モノ、ホップパッキン交換)

・KSC M9 HW システム7
M9の決定版です。

・スペアマガジン
昔はマガジン難民で見つけ次第、購入していました。

・KSC M9用 正規刻印グリップ
パチモンです。安いです。
ちなみにKSCのグリップスクリューの位置は本物のほとんど同じで本物も大体のは無加工で付きます。某WAさん用のとはネジ位置が異なるので注意してください。

・KSC純正シリコンスプレー
これで説明書通りのメンテで10年以上使えます。

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  • この記事を書いた人

kazubara

輸送機器メーカーでの元エンジン設計者。15年の職務経験から機械設計知識を伝道します。また職歴を活かしてエアソフトガンをエンジニアリング視点で考えてみる。

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